キング・コング:髑髏島の巨神,ホームシアター,3D,映画,感想

キングコング:髑髏島の巨神(原題: Kong: Skull Island)

「キングコング:髑髏島の巨神(原題: Kong: Skull Island)」のBlu-ray(4K ULTRA HD&3D&2D)を入手。映画としては、久しぶりにキングコングと再会。確か直近では2005年に「キング・コング(原題: King Kong)」が上映されましたが、そちらは1933年制作の1作目の「キング・コング(原題: King Kong)」(同名)のリメイク版なだけに美女(Naomi Ellen Watts / ナオミ・ワッツ)をかっさらってニューヨークのエンパイヤー・ステート・ビルに登る、お馴染みのシーンがあります。当時のナオミ・ワッツは37歳!えーっ!メチャクチャ若く見えるよ!VFXか?(失礼)
キングコングの話じゃなくてナオミ・ワッツの話になりそうなので、戻します。

以降、映画キングコングについての話題になりますが、極力ストーリーに関してはネタバレにならないように書いています。但し、最後の方に吹き替え版の声優について話題にしていますので「吹き替え」の声に先入観を持ちたくない方はご注意下さい。


キングコングの邦題タイトルのナゾ

題名の話でお気づきの方もいるかも知れませんが、邦題には1933年の1作目と2005年のリメイク版のみ「キング・コング」と中黒(・)が付きます。なんで?勿論、原題は英語なので中黒なんて表記は元からありません。まぁ、2005年のリメイク版は1933年の1作目に合わせて邦題にも付けたのかなと思いますが、2作目から現代までは中黒が付かないのですよ。原題に合わせるようにしたからかでしょうか?ならば2005年のリメイク版も付けるべきじゃ無いのでは?と考えてしまいます。元から無かったのですからね。実際1967年のリメイク版の邦題は中黒が付いていません。話がちょっと脱線しますが、たま〜に邦題では原題をどう解釈したのか、ヘンテコリンな邦題が付いていることがあります。本編を見てから何故その邦題が付いたのか自分なりに惟るのも楽しいですよ。

迫力満点の壮絶バトル

さすが現代の映画技術です。大迫力な映像で壮絶な戦いを繰り広げます。ストーリーはネタバレになるので、ここでは詳しく語りませんが映像はさすがに良く出来ています。撮影技術やCG技術が向上する度にキングコングやゴジラはリメイクされて映画化されますね。映画であれだけ強烈なインパクトを残した怪獣キャラ達は他に見ないですから、子供の頃に親しんで大人になった人たちはキラーコンテンツとして現代の最新技術を駆使して映画化するのでしょうか。これまでも散々キングコングシリーズやゴジラシリーズは上映されて来たので、私にとっては、ちょっと食傷気味です。でも、まんまと映画配給会社の思惑通り見てしまうのですよ。悔しいけど抗えない。勿論、映画自体が楽しいので余程で無い限り「つまらん」とはならないのですけどね。ごく希に「つまらん」映画に当たると自動的に瞼が閉じていき私自身が「スリープモード」に移行します。

キングコングの正しい見方、正しい見せ方

私自身は全般的に良く出来た映画だったと思いますが、キングコングに対する思い入れによって意見が分かれそうな映画です。昔から存在するキャラクターの映画って必ずそうなるのですが、この映画も例外なく意見が割れそうな雰囲気があります。キングコングや髑髏島というキャラクターや名称は共通して使っていますが、ストーリーはオリジナルです。なのでまだ見ていない方はキングコングを題材とした別の映画として見る方が、素直に楽しめそうです。過去を引きずってはいけません。

良く出来てはいますが、ツッコミどころも残してくれているこの映画。映画を見ながら「なんでやネン」と思う所もありますが、そんなことは置いといて…。キングコングの巨大感はよく表現出来ています。これまでも巨大なゴリラと感じていましたが、場面によってはそこらの動物園に居るゴリラサイズにも見えたりしていました。でも今回はどのシーンもちゃんと大きく見えましたよ。対比を考慮した構成や構図が上手いのか、単に映像技術でそう思えるのか、ただプロジェクターの3D映像で見たからそう思ったのか。それら全てか。何せ、キングコングがスクリーンの中にちゃんと存在し、違和感なく異世界に存在します。

PG12指定

少しだけどうかと思った事なのですが、この映画はターゲット年齢をどこに向けているのか疑問が残りました。小さなお子様向けではありません。「PG12」指定(12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要)なので、12歳未満小さなお子様に見せるには注意が必要です。エロい演出はないので、そっちは問題無いのですが、暴力的表現やグロテスクな表現があります。暴力的な表現はキングコングという髑髏島に住むゴリラのような巨大な動物(怪獣)に対して銃器を使って殺そうとします。人によっては見方次第で「動物虐待を彷彿させる」とも言われそうです。その他、演出をリアルにするためか、怪獣対人間で、チョイエグなカットもあります。もう今はネットの方がよほどエグい映像とかあるのでしょうが、映画はそこをわざわざ映像としてリアルに描かなくてもいいんでない?と思うのですよね。この映画でそのカットが必要かといわれれば、私はカットとして必要は無かったと思います。髑髏島の恐怖、未知の生物に対する人間の無力さを恐怖で感じさせるために必要なシーンではありましたが、直接的な映像カットは必要無いと思います。

少々、私的には残念な点

基本が「怪獣映画」なのですから、やはり怪獣シリーズが好きな子供も見たいでしょうし。保護者の助言や指導があった所で、エグいカットは子供によっては強烈な記憶になって残りそうです。それとも今の子供はそのあたり耐性がついているのでしょうか。私は小さい頃に一瞬ながらも映像で怖いカットを見て、しばらくその一瞬が脳裏から離れず夜眠れなくなった覚えがあります。映像表現って直接見せるよりも、ちゃんとそれっぽく見せる方法ってあると思うのです。大人が見る分にはエグい映画はエグい映画として存在するのですから、それがお好きな方はそちらで欲求を満たせば良いかと。親子で楽しく映画を見て後で感想を言い合ったり、コミュニケーションをとったりするのも映画の楽しみの一つだと思うのですよね。大人の主観でリアルな表現カットが無いから「つまらない映画」には必ずしもならないと思いますし、せっかくの「怪獣映画」が、PG12になる程では少し残念な気がします。

まさかこのまま…

あまりにも映像がリアルになってきている現代で、絶滅危惧種リスト(レッドリスト)にも載るゴリラに近い巨大な怪獣を銃器で痛めつけたり、殺そうとするシーンをリアルに描いていると、そのうち本当にこのキングコングシリーズは制作・上映できなくなるではないかと心配になってきます。

映画はキチンと最後まで

この映画を見るとき、詳しくは語れませんが、前情報を持っていない方はエンドロール途中で停止ボタンを押さないでください。本編が終わってエンドロールが流れて止めてしまう方もいらっしゃるのですが、映画はやはり最後まで見てこそです。エンドロールが終わった後、好きな方ならニヤリとできるかも知れないシーンが残されていますので最後までお楽しみ下さい。

吹き替え版。見るべしか、見ざるべしか

ところで私は洋画は必ず「字幕」で見ます。今回このキングコングのBlu-rayが発売され手にするまでは予告編以外の事前情報を一切入れずに購入しました。そして手にした後に知らなければ良かった事を知ってしまったのです。

「吹き替え」の主役はGACKTさん? え? 主役のトム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)は「マイティ・ソー」や「アベンジャーズ」で出演するのロキ役の方ですよ? ええ?なんで?
GACKTさんらしくボソボソとしゃべるのかな?
器用な方だから上手いのかな?
いや〜、でも吹き替えでは見たくないな。いや…ここは敢えて「吹き替え」で見てみようか・・・でも、ロキのイメージまで崩れそうで見るの怖いなぁ。あー、見るなら知る前に先入観無しで見たかったなぁ。
プロの声優さん使わなかったのか…。
今どきの方にとってはあまり馴染みの無いキングコングに注目してもらうための話題づくりか?
にしても主役の声って…。

…ヒロイン役の声はアンジャッシュ希 佐々木希さん? え?

真壁刀義さんってあのプロレスラーでスイーツ好きの? ええ? あ、兵士役か。

え、この映画に何の力が働いた?

このブログをうっかり読んで知ってしまった方は残念ながら道連れじゃ〜。

と…言う感じで知りたく無いことを知ってしまったのでした。
特に3D版を見る方は「吹き替え」で見る方が多いと聞きますので要注意です。
知ってしまった以上、怖くて「吹き替え」では見ていないのでまだ何とも言えませんが、何かこのイメージのチグハグ感はかつてスター・ウォーズの1作目にあたるエピソード4をテレビで初放映した時、ハン・ソロ役(ハリソン・フォード)を”松崎しげる”さんが担当した時と近いモノを感じるな。

子供ながらに「…じゃない」と感じたあの頃を思い出す。

キングコング:髑髏島の巨神 [Blu-ray]
4K ULTRA HD&3D&2Dブルーレイセット(初回仕様/3枚組/デジタルコピー付)

© 2017 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.

 

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