ホームシアター,プロジェクター,映画,家キネマ。

長引くコロナ禍で思ったこと…“兜の緒を締めろ”

今回は、先日届いていた「ブラック・ウィドウ」4K UHD版(3D版同梱)のレビューを行う予定だったが、ちょとどうしても最近気になっていることがあり、オッサンの戯言だが先にコラムで書いておこうと思ったので予定を変更してブログを書いている。レビューは来週改めてしようと思う。

ついで話として今回の戯言に関係あるような無いような話から始めてしまうが、「ブラック・ウィドウ」の映画。これの予告編は劇場で観たのだが、いつだっけ…コロナウィルスが蔓延する前だから…あ、思い出した「フォードvsフェラーリ」をドルビーシネマで観た時だ。だから…2020年1月で、その後直ぐにコロナウィルスがあっという間に広がって公開が延期され、2021年の7月初旬に劇場公開されている。コロナウィルスが蔓延していなければ私も劇場に観に行った映画のはずだった。

映画館をこよなく愛する「映画館ガチ勢」達は少しでも映画や映画館に貢献しようと、このコロナ禍でリスクを取ってでも劇場が開いている限り、足を運んでいるようだ。劇場の不況よりもリスク回避を徹底的に優先している私からすると、同じ映画好きとして本当に頭が下がる思い。ただ、知らぬ間に感染していたり、無自覚でウィルスを保有していて他人に感染させてしまうリスクもあるので決して無理はせず、感染対策をしっかり行いつつ活動して欲しいと願う。

気が緩んでいる人、多過ぎないか?

コロナウィルスが収束していない中、完全に気が緩んでしまっている人が大阪でも多く見かける。自分は感染しない。自分の周りには感染者はいない。かかっても持病は無いから重傷にはならない。風邪みたいなもんでしょ。等など。

夜な夜な公園や広場などで、エネルギーを消費し切れていない若者が集まって大声で笑ったり雑談しているのを見かけると、やはりコロナウィルスを完全にナメきったようにしか見えない。最近特に堰(せき)を切ったように街中に人が溢れ、人出の多さにも驚く。

「今まで我慢してきたから…」「自粛疲れ…」などという言い訳で普通に外出して遊んでいる人をテレビで見るとグーで殴りたくなる。そういうヤツらは「今まで長く我慢したことが全て無駄になるかも知れない」とは考えない。と言うことは、「自粛」も「今まで我慢」もほとんどしてない人が言う、都合の良い言い訳なんだなと思う。批判を浴びたくないから自分も我慢をしていましたアピール。

今、自粛も我慢もしていないのなら「遊びたいから自粛せずに感染は運にまかせています!その上で人にうつしてその人が死んでしまってもしゃーないと思ってます!」って自分の家族の前で言え。

「あごマスク」、「鼻出しマスク」のオッサンが多い謎

老若に関わらず男性に多い傾向があるんだけど、電話をするときに限って「あごマスク」になるのはナゼ? バカなのか? マスクの意味は? マスクを外出時のアクセサリーか免罪符だと思っているのか? そして電話が終わるとマスクを口に戻して黙るという…もう理解不能な行動をしている。

マスクさえ身につけとけば周りから白い目で見られないとか、うるさく言われないという理由だけで、マスクをする意味をちゃんと理解していない人多くないか? マスクを帽子代わりとして頭に被っているのと変わらんぞ。感染リスクが1番高い“飛沫を防ぐ”という意味だと分かってるのか?

逆に言えば一切しゃべらず、突発的なクシャミや咳払いなどもせず、鼻の中が完全に乾燥していて1日中完全に沈黙できるなら、ほぼマスクは要らないほど。アクリルパネルも不要だ。人としゃべるためにマスクを付けるのではない。生理的に起こる突発的なクシャミやセキ、声を発すると目に見えないくらいの飛沫も飛ぶから、それを防ぐためにマスクをするのだ。

他人の飛沫を吸い込んでしまうのを防ぐ効果もあると思うが、基本的には自分から飛沫を他人にぶち撒けないためということを理解してほしい。そう考えると「鼻出しマスク」がなぜダメなのかも理解できると思う。鼻の中にも水分があるからだ。鼻孔の向きは比較的下向きだが、やはり上唇に当たって前方に押し出されるし、鼻孔自体が前向き傾向にある人もいる。そのために鼻までをマスクで覆う必要があるのだよ。他者の飛沫を吸い込んでしまうリスクも減る。

マスクの不織布が苦手な人や肌が極端に弱い人もいると思うが、だからといって飛沫を飛ばしまくっていいと言う理由にはならない。マスクで呼吸が苦しい?感染すると比較にならないほど苦しむことになるぞ。マスクを外すなら周りに人がいないところで外せ。今のご時世のマナーとして最大限に人間らしく振る舞ってもらいたいものだ。

アクリルパネルの意味

飲食店で感染対策のために見かけるアクリルパネル。あれは意味があると思うだろうか? あのサイズはほぼ意味がない。テレビなどで見かける人の背丈ほど、畳1枚分ほどのアクリルパネルなら直接的な飛沫対策にはある程度意味がある。出演者はマスクすらしていないけど、あれは基本的に「同席者は感染していないだろう」という意味の無い希望的観測が心理的に働いているから、その場に一緒にいられるのだ。

想像してみてほしい、「現在、私はコロナウィルスに絶賛感染中です!ゲホッゲホ!」って咳き込んでいる人が一緒に同じ空間にいてマスクなしであのアクリルパネル1枚だけで本当にその場に一緒にいられるか? 無理だろ。咳き込むのも、チンパンジーの様に手を叩いて大笑いするのも、飛沫量は同程度だ。「感染しています」って申告していない無自覚の感染者と同席するのも同じ事だよ。あんなアクリルパネル1枚で感染防止になるのなら感染症病棟で今も必死で頑張ってくださっている医療従事者は大助かりだよ。

誤解されやすい報道される陽性者数の数字トリック

テレビで放送されている陽性者数が減っていると思っているかも知れないが、その数字はどこから来ていると思っている? あくまでも“PCR検査をした人”が分母になるんだぞ。あくまでも統計であり、その中で陽性者が何人いたか、というだけで世の中の全ての陽性者数を表しているのではないってことを理解しているんだろうかと心配になる。

その日にPCR検査をした人が何人居たと考えているのだろうか。かつてのように今も皆が積極的に料金を払ってPCR検査してると思っているのだろうか。「前に検査したとき陰性だったから、もういいんじゃね?」ってその後はPCR検査を受けない人だって居るはずだ。「分母となる数字=検査をした人数」は確実に減っている。

テレビの報道のしかたも悪いよな。おもいっきり「今日の陽性者数」と言って放送している局が多い、というかほとんど。世の中、思っている以上にアホな人間が多いってことをメディア側も理解して報道して欲しい。それが現在の日本の陽性者(感染者)全員と完全に思っている人もいる。

今はPCR検査をしている人、すなわち「分母」自体が減っているのに、それを「感染者数が減っている」と言うのは違うだろ。少なくとも割合で見ろ。そのまま感染リスク率にも近いと考えられるだろうに。PCR検査を受けないのなら、自分は無自覚で感染している可能性があるってことを自覚してほしい。

医療崩壊の危機ではない。既に医療崩壊は起こっている

病院内で手が回らず、廊下や病室で死体がゴロゴロ転がっている状態が「医療崩壊」ではないのだよ。自宅で亡くなっている感染者がいる時点で完全に「医療崩壊」だ。

コロナウィルス以外の一般患者でさえ受け入れられなくなっている病院もある。施設や設備が足りずに受け入れられないほどの感染者数だからだよ。メディアはよく「医療崩壊の危機」と伝えているがとっくの前に「危機的状況」ではない。病院側が受け入れられないから、「自宅でしばらく様子を見てください」と言わざるを得ない状況になっている時点で医療崩壊は始まっていたのだよ。

ワクチンは治療薬でもウィルスを死滅させる薬でもない

今は視聴率が取れないから、すっかり情報番組でも取り上げなくなった「正しいマスクの付け方」「正しい手洗い」「うがい」は今も皆しっかりやっているだろうか?

ワクチン接種も感染した場合の重傷化や死亡のリスクを減らせると言うだけで体内に入ったウィルスを死滅させる薬ではない。ワクチンを打っても感染すれば体内にウィルスを保有することになるので他人に感染させないためにもマスクの着用は必須であり、これまでと生活はなんら変わらない。

普段の生活に戻るには感染してからの治療方法や治療薬を待つしか無いのだ。その間はどう行動するべきか、私はもちろん医療従事者ではないが、そんな私でさえも考えれば分かることばかりだ。いままで感染していないのは、たまたま感染者と接触することがなくて運が良かっただけ。ワクチン接種も進み、気の緩みがちな今だからこそしっかりと気を引き締めて生活すべきだ。

すまぬ…。ホームシアターとか映画とは関係のない、つまらん話をして。世の中あまりにも想像力が低く、意識が欠けている人が多いものだからつい…。

…来週、ちゃんと書きます。


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