Blu-ray仕様:本編124分、2.35:1
英語:5.1ch ドルビーデジタル 日本語:5.1ch ドルビーデジタル
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「ミッション:インポッシブル2」あらすじ
バイオサイト製薬会社の研究員であるネコルヴィッチ博士は、自身が開発した感染すれば20時間で治癒不可能となり死亡するウイルスキメラと、その治療薬であるベレロフォンをイーサン・ハント護衛のもとシドニーからアトランタへ旅客機で輸送するはずであったが、イーサンの替え玉であったIMFメンバーのショーン・アンブローズに殺害され、キメラとベレロフォンを強奪されてしまう。これに対しIMF本部は、イーサン・ハントを中心にチームを組み、元恋人であるナイア・ホールをアンブローズの元に潜入させ、目的を探ることになる。
Wikipedia「ミッション:インポッシブル2」より引用 © 2016 Paramount Pictures.
今回、あらすじが公式サイトになかったのでWikipediaからの引用になったが…あらすじ最後の文「元恋人であるナイア・ホールをアンブローズの元に潜入させ」とある。これは誤解を招きそうな文面なので補足すると、元恋人(タンディ・ニュートン / Thandie Newton)というのはショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット / Dougray Scott)の元恋人であり、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の元恋人ではない。
アクション映画かアクションのようなダンス映画か
おもいっきり誤解を招くように書いてしまったが、一応基となるのがテレビドラマの「スパイ大作戦」なので、サスペンス映画となるはずが、映画化にあたり1作目からトム・クルーズが初めて映画プロデューサーとしてアクション要素を多大に含んだ映画に仕上げた。そこまではまだ良かったのだが、2作目となる本作でジョン・ウー監督を起用し、アクション要素を重要視したあまりに無駄なアクションが増えた。
無駄なアクションというのはアクションシーンが無駄と言うわけでは無くて、アクションをするにあたり無駄な動きが多いと言うべきか。回転する必要のないところで回転したり、飛ばなくても良いところで飛んだり…わざわざ感がある。ドラマチックにしたいが為の演出が多いといったら良いのか、まるでダンスをしているようだ。
ツッコミを入れると面白い映画
2台の車でカーチェイスの挙げ句、最終メリーゴーラウンド状態になったり、お互いバイクで向き合い同時にアクセルを吹かせて同時にアクセル全開、チキンレースになるかと思うと、お互い衝突する直前に同時にバイクからジャンプして、空中で取っ組み合う様は「打ち合わせしてたんかい!」等、ツッコミどころ満載のアクション映画に仕上がっている。ドラマチックな演出のためなら不必要なことだって何だってする。その開き直り(?)が笑える。面白い映画だ。
他にも、取引のさなか扉が爆発し炎が上がっている向こう側の通路を白い鳩と共にトム・クルーズが現れたかと思うと…そのまま通り過ぎていく…。つい、「行ってまうんかいっ!」と映画を観ながらツッコミを入れてしまった。そんな一部シーンを「勝手にアテレコ」でご紹介。
いや…申し訳ない、遊び過ぎた。音を消して頭で勝手にアテレコしたらこうなった。実際にこのシーンはこの流れ。別のシーン&カットから勝手に組み合わせたわけではない。これをスローモーションで見せられるもんだからツッコんで笑った。ん〜ん、ドラマチック!
ストーリーは面白い
簡単に言うと、IMFメンバーの一人、ショーン・アンブローズが開発された「殺人ウィルス」と、その「ワクチン」両方を奪い一儲けしようと。それを阻止すべくイーサン・ハントを含む他のIMFメンバーが活躍する…アンブローズの元恋人まで巻き込んで。ストーリーの展開などは前作に続き面白い。都合良く作り過ぎ感もあるが、この展開こそがこの映画シリーズの面白いところなのでここを否定するとこのシリーズごと否定することになるので敢えてスルー。
本作はそれに「ダンスのようなアクション」が追加されたので、この映画を否定する人も多い。私は「無駄」も含めてこの映画は好きだ。本来の「不可能な任務=ミッション・インポッシブル」だからムチャクチャな展開でいいのだ。エンターテイメント映画だからこそ無駄な演出やアクションも含め、この映画のヒットに繋がったのだと思う。そこに「あり得そう」なストーリーを感じれば映画は面白いと思える。多分、余り「リアル」を追求してはいけない。映画が日常的で面白くも何ともなくなる。
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