メインスピーカーをJBL S3100してから1週間。スピーカーを替えた途端に以前とは雲泥の差で音のクオリティが上がった。以前のスピーカーがスピーカーなだけに当然か。私の聴覚は至って歳相応の“平均的”だと思っているが、その差はハッキリと分かる程。以前のスピーカーでは映画を鑑賞する際は休日の日中でボリュームを-24〜-23dB辺りで鑑賞していたが、ちょっと近所迷惑かなと思いつつ、一時的に-18dBまでボリュームを上げたことがある。大音量でド迫力だったが、その音たるや凄まじく汚い(耳障りな)ものだったので直ぐに戻した。
今回JBL S3100に替えてからそのボリュームが-27〜-26dB辺りでも充分クリアに聞こえて鑑賞できる。夜なら-40dBでも少し大きいかなと感じるほど。とにかく中高音がクリアになり、低音が小さくてもちゃんと聞こえて響く。センター・スピーカーは従来通りなのでメインで聞こえるセリフはこれまでとほぼ変わらないが、フロントチャンネル(JBL S3100)からもセリフの声は小さくても出ており無音ではないのでやはりJBL S3100の恩恵を受けてか幾分クリアに聞こえるように変化した。
嬉しいことがもう一つ。それは音楽を聴いている時-60dB程にボリュームを絞った際の今までとの音の違い。メインのボーカルや楽器は勿論のこと、今まではボリュームを絞ったらリスニングポジションから聞こえなくなっていたドラムのハイハットやバスドラまでちゃんと聴き取れる。S3100に限らずとも現代のスピーカーならごく当たり前のことかも知れないが、ショップなどでは周りがうるさくてそこまで音を小さくして聴けないので試したこともなかった。この差は凄い…と言うか今まではどんだけチープなスピーカーで聴いていたのだと改めて実感した。
ウーファーのエッジは交換したばかりだったのかもしれない
設置当初からそれなりにいい音が出ていたが、毎日必ず音を出すようにして1週間程経つと更に低音がこなれた感じに。これはもしかして前オーナーがウーファーのエッジを交換して間もなかったかもしれない。設置から延べ70時間程しか音出しをしていないが設置当初よりも低音が出るようになり、どっしりとまろやかになっている。
見た目にエッジは新しい感じがする。新品に近いエッジだったらかなりのお買い得品で運が良かったのかもしれない。JBL S3100のウーファーはエッジ交換するのに自身で38cmものウーファーの取り外し作業や、修理料、送料(重いので送料が高い)まで含めるとそこそこの金額になる。ウレタンエッジなので経年劣化によりいずれボロボロになるが、もし新品に近いのならこの後10年程はエッジを交換せずに済む。10年後の交換に向けて今から少額ずつエッジ交換用の貯金をしておけばいい。月400円ずつでも貯金しておけば10年後には48,000円程になるから充分だろう。
音の好みの問題もあるかも知れないが、それでもまだ若干低音が硬い感じがする。もう少し時間が経つとさらにどっしりとした低音が出てくるのだろうか。仮にエッジが新品なら大音量で長時間を毎日鳴らせないので、まだまだエイジングに時間がかかりそうだ。もし、これ以上変化がなければ後は設置や部屋、もしくは機器などの環境問題だと考えられる。
映画観賞用としては贅沢な使い方だが音楽を聴くにしてもやぱっり良いスピーカーだ。頑張って落札して良かった。後悔無し。音の好みは人それぞれだしJBL S3100はデカいし決して自分から人には勧めないが私にとってはもう充分であり、これ以上求めたらバチが当たりそうだ。
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