Blu-ray仕様:本編96分 アスペクト比:1.85:1
英語:5.1ch DTS-HD マスターオーディオ、日本語:2.0ch DTS
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英語は5.1chサラウンド収録だが日本語は2.0chのステレオ収録。普段から字幕版を観るので特に問題なし。U-NEXTでもサラウンド対応していたが、この映画は特にサラウンドでなければ楽しさが半減するような映画でもないので、日本語吹替えの2.0ch(ステレオ)でも十分楽しめると思う。
「エージェント・ウルトラ」あらすじ
田舎町のコンビニでバイトするマイクは幸せな同棲生活を送っている彼女へのプロポーズのタイミングを考えている。ある日、バイト中に一人の女性(ラセター)が謎の暗号を発して立ち去り、しばらくしてその後にマイクを狙って現れた謎の殺し屋をスプーン1本で倒し、相手からあっさり銃を奪う。実はマイクはCIAの極秘マインドコントロール・トレーニングを受けた最強エージェントだった。CIAはある計画を封印するためにマイクの命を狙う。
ジェシー・アイゼンバーグ(Jesse Eisenberg)、クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)、トファー・グレイス(Topher Grace)、コニー・ブリットン(Constance Elaine “Connie” Britton)、ウォルトン・ゴギンズ(Walton Sanders Goggins, Jr.,)などが出演。
危機的な状況で殺人スキルを発動し、処理(相手を殺すなど)した後は普段に戻るので自分でも動揺しまくり、恋人のフィービー(クリステン・スチュワート)に呼びつけ怯えるダメ男。マイク役のジェシー・アイゼンバーグの顔立ちのせいか、この間の抜けたヤサ男役がピッタリとハマっている。あと、狂気じみた役とかも似合う。
もう少し長く観たいと思える映画
この映画、公式のイントロダクションによるとCIAが実際に行っていたとされる極秘マインドコントロール・プログラムを題材にしているらしい。実際に映画の様に機能したのかは定かではないが、実験が行われていたのは事実。それを「もし、成功していたなら…」としてコメディ要素を盛り込んだ映画なのだろう。コメディだから矛盾もへったくれもない。細かい事も気にならない。コメディとシリアスとバイオレンスが入り交じった映画だ。
マイクは自分が何故、そうなっているのかワケが分からない状態でなおかつ命を狙われているのに、どこかのタイミングでフィービーにプロポーズしようとしている。一体どういう神経をしているのだか…。バカップルによる意外とキュート&ラブリーな映画。そんな展開を観ていると本編96分では意外と短く感じ、もう少し観たいと思う映画だった。
仕方ないがR15+
「エージェント・ウルトラ」はバイオレンス要素が強いのでR15+指定。バイオレンス要素はあれど、そこに拒絶感がなければ気軽に見られる面白い映画だ。面白いけど子供には見せられない。まぁ大体海外(特にアメリカ)のコメディタッチでおバカな映画は、妙にバイオレンス要素を入れたがるのでR15+指定が多い。私は余裕でクリアするから良いが、せっかく面白いのに年齢制限がある。
血しぶきを飛ばさなくても、爽快なほど敵をバタバタと倒すCIAを題材にした面白い映画を海外なら作れそうなものだが、どうも海外の人(特にアメリカ人)は血しぶきと共に「ア”ァァ〜」とか、「ギャー」とか叫ぶのが好きな人が多いようで、こういう系統の映画は大体がそういう作り。そういう“えげつない”のを観て“面白い”と思う感性をもっているのだろうか。そのくせ、最近でこそ理解しつつあるようだが、日本のコントや漫才で相方の頭をツッコミで叩くのを見ると「オゥ…」という渋い顔をする不思議な人達。笑いのツボが分からない。
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