Blu-ray仕様:本編109分 アスペクト比:1.78:1
英語:5.1 ドルビーデジタル 日本語:なし(字幕は有り)
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本作は日本語吹替え収録はない。テレビ放送用に吹替えはあったが販売用のDVDやBlu-rayには日本語吹替えは収録されていない。日本語吹替えは「2」からなのだが、メル・ギブソンの吹替えを“世良公則”が担当…しかも「2」だけ。意味不明。絶対に違和感があると個人的には思ってしまうが、本作を日本語吹替えで鑑賞することは絶対にないのでセーフ。
シリーズとして「リーサル・ウェポン4」(1998年)まで公開されている。ずっと以前に「リーサル・ウェポン5」が製作されるとうわさ(?)があったが途中で立ち消えになり、2017年にはやっぱり製作するという話に……どないやねん…期待すると本当に中止になった時にガッカリするので、もう期待せずに「5」を待つことにする。海外では2016年にFOX系でテレビドラマ化されている。今回はU-NEXTでの視聴。
「リーサル・ウェポン」あらすじ
過激な捜査ぶりを買われ、麻薬課から殺人課へと戦いの最前線へ踊り出た男、マーチン・リッグス。人は彼をリーサル・ウェポン(人間兵器)と呼ぶ。一方、50の坂にかかろうとする温和なベテラン黒人刑事、ロジャー・マータフ。およそ接点のないはずの2人が、ひょんな事からコンビを組まされ、今、LAを震撼させる麻薬組織に飛び込んでいく!
© 2018 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
出演はメル・ギブソン(Mel Gibson)、ダニー・グローヴァー(Danny Glover)、ゲイリー・ビジー(Gary Busey)、ミッチェル・ライアン(Mitchell Ryan)など。メル・ギブソンと言えば「マッドマックス」が有名だが、私は本作「リーサル・ウェポン」シリーズの方が印象に残っている。…ヘアスタイルなのかな。
メチャクチャなマーチンと慎重なロジャーのコントラスト
マーチンには過去辛いことがあり、自暴自棄になっているのでやることなすことメチャクチャ。刑事としてあるまじき行動ばかり。対してロジャーは家族想いの慎重派ベテラン刑事。肌の色から何もかも正反対の二人が織りなす劇中のコントラストが際立ちこの映画を面白くしている。ただ内容は薄い。この二人がやり取りしながら信頼関係を築いていくのがこの映画のキモであって事件などはそれを際立たせるための演出に過ぎないように見えてくる。このシリーズ映画にあまりリアリティやメッセージ性を求めてはいけない。ハチャメチャなバカっぷりを見て楽しむ映画。
アットホームなロジャーの家族とのシーンが殺伐とした劇中でいいクッションの役割を果たしている。また、そんな幸せそうな家族団らんのシーンを挿入することでマーチン・リッグスの孤独感や悲壮感を引き立てる。そんな緩急もこの映画の魅力の1つでもある。
ワーナー系の古い映画をVODで鑑賞するとたまにワーナーフィルムのウォーターマーク(右下の透かし)が入っている映画がある。最近の映画には入っていない。鬱陶しいうえに結構でかい。これ何とかならないの?
マッドマックスのクールさのかけらもないメル・ギブソン
主演のメル・ギブソンはマッドマックスのイメージを持って本作を観ると、映画が違うので当然だがイメージがかなり違う。あのクールなイメージからは想像も付かないほどコミカルな演技を見せてくれる。「マッドマックス」で脚光を浴びてからの本作「リーサル・ウェポン」。このキャラクターの大きな振り幅がメル・ギブソンをスターに定着させたように思う。
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