家で映画を見る時にプロジェクターを使って映画を見ることが多いのだが、そこまで本格的に「これぞ、ホームシアター!」って程ではない。投影は白いクロスの壁に投影しているし、どちらかと言うと、テレビよりは大画面で部屋を暗くして没入感を増し、当時はステレオから音を出して・・・って程度だった。
本格的というにはちょっと遠いけど、できるだけ映画館のように映画の世界に浸って楽しみたいくらいの感じ。
でも、プロジェクターを導入されていない方からすれば、もうホント充分な環境とは思うが、コレを一度導入して映画を見るとなんと言うか、「もっと、もっと」と夢が膨らんでしまう。
もっと音響を良くしたいとか、プロジェクター用のスクリーンを導入して映像をもっと鮮やかにしたいとか、僅かな外光も入らない完璧な暗室にしたいとか・・・あれや、これや、あーして、こーして。などキリが無くお金がいくらあっても足らない。
今は安くて優秀なプロジェクターやAVアンプなどが沢山でているので、少しづつでもアップグレードしていく位の導入なら手が届かないワケでも無い様になりつつある。このブログはそこまでお金を掛けられない方や、今ある機材でなんとかならないかなど、これから始める方に少しでも「あぁ…この程度でも十分楽しめるんだ」と勇気やヒントになればと思う。
必要十分!EPSON EH-TW6600
プロジェクターにも色々あり、それこそピンからキリまで豊富にラインナップがある。ひと昔前は動画に向いているプロジェクターと、会社でプレゼンなどによく使われる明るさ重視のデータプロジェクターなどと呼ばれるモノがあったが、今はほとんどその境界は無くなってきている。どのプロジェクターもそれなりに優秀。ホームシアターとして導入するならビデオ端子や今ならHDMI端子さえ付いていればOK。
本格的なホームシアターにする第一歩として、我が家では1年ほど前よりタイトルにあるEPSONのEH-TW6600(現在は後継機EH-TW6700が販売されている)を導入して映画を楽しんでいる。それまでは同じくEPSONのEMP-TW700というプロジェクターを使ってたが、こちらのEH-TW6600は3D対応のフルHD(2K) プロジェクターで、ホームシアターを始めるにはお金がないと言う割には、ちょっと贅沢なくらい十分な機能と性能を持っている。ここは少し頑張った。頑張ってもエントリークラスのモデルなのが悲しい。
スクリーンも導入したいがまだ先の話だしスクリーンはシワができるリスクもある。でもそんなリスクをとってまでスクリーンを買わなくても白い壁があればプロジェクターで映画は楽しる。ハイエンド機じゃなくてもテレビに比べればずっと安く大画面で楽しめる。しかも台形補正ができるので設置場所を選ばず部屋の隅からでも正しく投影できる優れもの。
2,500ルーメンの明るさ!
私も含め多くの方はシアター専用ルームなんて持てないのでリビングシアターもしくは通常の居住スペースにプロジェクターを設置する方が多いと思うが、専用シアタールームでも無い限り意外と遮光が難しく、ましてや家族が集まるリビングを真っ暗にするのはなかなか難しい状況がある。しかし、このプロジェクターなら2,500ルーメン(後継機のTW6700は3,000ルーメン)の明るさがあるので少々外光が入っているくらいでは映像が見えにくくなることもなく明るく映像を見ることができるのが嬉しい。
スペックでいくら2,500ルーメンと言ってもピンと来ない方もいると思うが、車のヘッドライトで3,000ルーメン程と言われ、キャンプ用のランタンでも1,000ルーメンで明るい部類に入ると思うので、2,500ルーメンは相当な明るさだとご理解いただけるかと。
だから投影中に絶対レンズを覗いてはダメ!芸人がテレビでよくいう「フリ」ではない。お子さんの居るご家庭は気を付けなければならない。特に小さな男の子。そんな「フリ」をしなくても、こういうのに興味を抱いて「どうなってるの?」と光の元をスグ覗きたくなる衝動に駆られることが多いので注意が必要。
映像は投影したものを見るので目に入る光は反射光になり、直接光ではないので2,500ルーメンがバシっと目に飛び込んでくるわけではないが、画面いっぱいに白が投影された時は間接照明なみに部屋が明るくなるほど。読書でも出来そうなくらい。
せっかく映画に浸ろうと部屋を暗幕で暗くしても映画で明るいシーン(光量的に)があると、「あ…部屋か」と我に返るという難点もるが…。ゴミや脱ぎっぱなしの靴下が散乱した状態で映画を見ると、明るいシーンで「あ…靴下が…」ってなり一気に現実世界に引き戻される。なので映画を見るときは部屋をキレイにしておこう。
中途半端に導入するくらいなら、お金は映画ソフトに
初めからプロジェクターを導入する気がない方はほうっておいて、簡単に部屋を暗くできない方が、安いからとしっかり部屋を暗くしないと映像が見えにくいプロジェクターを購入してしまうと、買ったばかりの当初は気持ちも高ぶりプロジェクターで見ようと頑張って部屋を暗くして映画を見るかもしれないが、人間は基本的に面倒くさがりな生き物。時間が経つにつれ恐らくテレビの方が「手軽でいいや」って事になり、結果的にプロジェクターで映画を楽しむことが徐々に減っていくと思う。そうなるとプロジェクターが勿体ないし、決して安くないその購入金額をDVDやBDの映画ソフトに回した方が良かったって事になるから導入する際にはしっかりと検討するようにしたい。
後、プロジェクターについては導入するまでとか、映像のこととか、今は少なくなりつつある3Dのお話しとかあるが、それはまたの機会に。
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