© 2016 Warner Bros.Entertainment Inc. All rights reserved.
一方、「SUITS/スーツ」がAmazonプライムビデオで無料視聴できるのは、現時点でシーズン1〜5まで。海外では2017年にシーズン7まで決定している。このまま行けばシーズン8も突入するかも知れない。面白いドラマは継続して欲しいので是非、キャストもそのまま更新して欲しい。そんな面白かった「SUITS/スーツ」の無料視聴できるシーズンまで一気に見終わったら、私の中のドラマ枠がポカンと空いてしまった。「SUITS/スーツ」のシーズン6が無料視聴出来るようになるまでに、何か面白そうなドラマは無いかと探していたら「メンタリスト」を見つけた。Amazonプライムビデオでは各作品の簡単な紹介文は出ているが、余りにも簡単すぎて内容がよく分からない。かといってネットであらすじを検索すると見たくないネタバレのオンパレード。Google検索一覧の見出しで既にオチっぽい事が書いてあったり、展開が想像できる見出しだったりするので絶対ネットでは探さない。ネットは便利な反面こういう事には不向きだ。Amazonプライムビデオで試しに1話だけ見て面白くなかったり、好みではなかったら、他を探すといった見方ができるのは無料視聴ならでは。
「メンタリスト」を1話見て、完全に掴まれたのでそのまま2話、3話…と見ていくうちに、あっという間に現在無料視聴できるシーズン6の途中までだが一気見してしまった。そして、もうすぐシーズン6を全て見終わってしまう。またドラマ枠が空いてしまうので、他を探さなければ。
「メンタリスト」あらすじ
スリリングで魅力あふれるパトリック・ジェーンは、卓越した洞察力と人の心を操る“超・心理術”で、次々と凶悪犯罪を解決していく犯罪コンサルタント。だが、彼の手法はしばしば過激で、同僚たちでさえ困惑してしまう。CBI(カリフォルニア州捜査局)とFBIに協力しながらも、ジェーンは独特のウィットと魅力、そしてメンタリストの心理術を駆使して体制をすり抜け、忌まわしい過去に立ち向かい、連続殺人鬼レッド・ジョンに法の裁きを受けさせる。
あらすじではパトリック・ジェーンが「しばしば ”過激で”」と紹介されているが、過激ではない。ただ犯人を捕まえるためにCBIに協力しつつ ”身勝手” な行動を取るだけ。特に連続殺人鬼レッド・ジョンを追い詰めるためにとなると更にその身勝手さに磨きがかかる。そんな言動が同僚達を振り回し困惑させている。パトリック・ジェーン役のサイモン・ベイカー(Simon Baker)は何か見覚えがあると思ったら、映画「プラダを着た悪魔(原題:The Devil Wears Prada)」に出演している。途中で「あ!あの若手作家役だった俳優か!」と気づいた。
基本的には1話完結のドラマ
刑事ドラマでは外せない「刑事コロンボ(原題:Columbo)」と同様、基本的に1話毎に1つの事件が発生し解決する1話完結型のドラマ。短編小説を読んでいるようで面白いが、ちゃんと背景に ”連続殺人鬼レッド・ジョンを追い詰める” という大きなストーリーが存在する。テレサ・リズボン捜査官(ロビン・タニー / Robin Tunney)を筆頭にチームのメンバー、キンブル・チョウ(ティム・カン / Tim Kang)、ウェイン・リグスビー(オウェイン・イオマン / Owain Yeoman)、グレース・ヴァンペルト(アマンダ・リゲッティ / Amanda Righetti)の4人とパトリック・ジェーン、5人がそれぞれ個性的で良いキャラクターを演じている。特にリグスビーは見ていて和む。そんな個性的なメンバーの集まるチームがジェーンを中心に事件解決に欠かせないトリックや犯罪者心理を読み解き解決していく。
容疑者をイラッとさせるジェーンの言動
容疑者をイラッとさせたり失礼な言動をしたりすることが多い。これで相手の心理状態を読むことにも繋がったりする。CBI内でも、しばしば人の話を聞かず素直に応じないジェーン。しかしメチャクチャ頭のキレが良く、メンタリストとして人の嘘を見抜き、時には催眠術まで用いて犯人を追い詰め捕まえるから、CBIとしては検挙率が格段に上がるので ”コンサルタント” として雇っている。このCBIとコンサルタントという関係だからこそ面白いドラマに仕上がっている。捜査能力は抜群だが身勝手なジェーンを何とかコントロールしようと奮闘しながら指揮をとるのがリズボン捜査官。彼に翻弄されつつも必死に組織を動かし、次々と事件解決をしてくのが痛快で楽しい。これでジェーンがCBI捜査官の中の1人だったら、ただでさえドラマなのに更に秩序が乱れ、強引さや無理矢理感が生じる。
パトリック・ジェーンが乗る個性的な車
刑事ドラマあるあるもある
刑事ドラマでありがちな「主人公がピンチになっても何故かすぐには殺されない」という ”あるある” パターンは、ちゃんとこのドラマでも存在する。ジェーンも例に漏れずたびたび犯人に拳銃を突きつけられてピンチになるが、それまで散々人を躊躇無く撃ち殺していた凶悪犯も、目の前のジェーンにはなかなか発砲せず謎の時間稼ぎ。そして時間切れで仲間に助けられ犯人は逮捕もしくは射殺という「お約束ごと」はこのドラマでも守られている。
ジェーンの行動は勇者なみ
パトリック・ジェーンは紅茶好き。CBI署内でもしょっちゅう紅茶を飲んでいる。聞き込み調査ための訪問先でも、事件現場にもなっている容疑者の家でも、勝手に台所の棚を開けて紅茶を探し、勝手にお湯を沸かして飲む。海外ではあり得ることなのか、日本では考えられない行動をへーきでやってのける。他人の家であろうがお構いなしのその棚の開けっぷりは、まさに「ドラゴンクエスト」の勇者なみ。
この記事へのコメントはありません。