Blu-ray仕様:本編126分、2.4:1
英語:5.1ch ドルビーTrueHD、日本語:5.1ch ドルビーTrueHD
商品詳細を見る ▶
ちなみに、本作「アイアンマン」はマーベル社がディズニーに買収される前のマーベル・スタジオ時代の作品。映画配給会社はパラマウントピクチャーズ、日本ではソニー・ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが配給会社になっている。現在でも日本でのBlu-ray販売はソニー・ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントから。なのでディズニーで本作「アイアンマン」のBlu-rayを探しても存在しない。次作の「アイアンマン2」はパラマウントの日本法人化設立により、映画配給がパラマウント ピクチャーズ ジャパンからで、Blu-ray販売はパラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン(※現在はディズニーから販売)。「アイアンマン3」は配給会社も、Blu-ray販売もディズニーからとそれぞれ配給会社や販売会社が違うなど、見る側は映画さえ面白ければ気にしないが、裏では何だかややこしいことになっている。いまだにディズニーは「アイアンマン」シリーズに関して「2」からしか販売権がないので3作がセットになったトリロジーBOXなどは販売される可能性はかなり低い。ディズニーのBlu-ray「MovieNEX」は何かと要らないオマケが付いて通常よりも値段が高く他に選択肢がないので仕方ないが、私は余り好ましく思っていない。そう言えば真相は分からないが、あのマイケル・ジャクソンもマーベルを買収かどうかはともかく、少なくとも株を買おうとしていた事実があったことを思い出した。
「アイアンマン」あらすじ
誕生する — 世界最強のCEO トニー・スターク
巨大軍事企業の社長、天才発明家、スーパー・セレブ、彼のもう一つの顔は・・・
アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニーは、テロ組織に襲われ、拉致されてしまう。胸に深い傷を負い、捕虜となった彼は組織の為に最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発する。そして自らそれを装着し闘うことで敵地から脱出に成功した。
生還したトニーは、自らが社長を務めるスターク・インダストリーズが開発した兵器がテロ組織に使用されている事実を知りショックを隠しきれない。その償いをすべく彼は決断する、助かった命をテロ撲滅に捧げることを。トニーは天才発明家として人工知能コンピューターと最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。それは、腕からのミサイル攻撃が可能な戦闘力、戦闘機より優れた飛行性能を持つ、究極のパワードスーツ=【アイアンマン】だった・・
「アイアンマン」公式サイトより引用。© 2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.
マーベル・コミックの人物ヒーローと言えば、X-MENやスパイダーマン、ハルクやキャプテン・アメリカ、人物では無いがトランス・フォーマーなどが代表的だ。トランス・フォーマーは別としてマーベルの人物ヒーローは何らかの経緯で特殊な能力や人体改造などで超人になっており、自身の特殊能力で戦うことが多いのに対し、このアイアンマンに関して言えば、一部はやむなく機器が身体に入っているものの、他のヒーローと比べれば突飛な能力が無い普通の人間なのが面白い。極端に言えば「アイアンマン」の語源にもなっているパワードスーツを装着すれば誰でも強くなれる。現に次作となる映画「アイアンマン2(原題:Iron Man 2)」では ”ローディ” ことジェームズ・ローズ中佐(ドン・チードル / Don Cheadle)がもう一人のアイアンマン「ウォーマシン」を着て活躍する。ちなみにジェームズ・ローズ中佐は本作「アイアンマン」と次作の「アイアンマン2」で役者が変わっている。本人が関与しないところで金銭的なトラブルがあり降板となったらしい。本作ではテレンス・ハワード(Terrence Howard)が演じ、「2」でドン・チードル が演じている。「2」を見た時に ”お前は誰だ?” と混乱した。
ロバート・ダウニー・Jr.がハマリ役だった
映画では主役のトニー・スターク(アイアンマン)演じる、ロバート・ダウニー・Jr.がハマリ役だった。天才発明家といえばなんかオタクっぽいが寧ろチャラい。嫌みなチャラさではないので、それが良い味になりアイアンマンのキャラクター作りに一役買っている。基本的にアイアンマンは機械スーツなので無表情だが、トニーがスーツを着ていない時の、役者ロバート・ダウニー・Jr.が表情豊かで結構インパクトある目をしているため、スーツを着ているときと着ていない時のギャップが面白い。
ラボにあるロボットアームが可愛い
ラボになっているトニー自宅の地下室ではトニー自らが作ったアームロボット達がトニーの開発の手助けをしているのだが、トニーの言葉で自ら考えて動くのでロボットアームといえども本当に助手のような存在。そのロボットアーム達はロボットアームのくせに動きの表情が豊かで、トニーとのやり取りのシーンがずっと続いて欲しいと思ってしまうほど可愛い。「DUM-E(ダミー)」と「U(ユー)」の2体あるが、そのロボットアームの1つ、ダミー(2作目で「DUM-E」と書かれている。1作目では確認できないので判別不可)は失敗が多いので余計に可愛く見える。アメリカの口語ではダミー(dummy)は「馬鹿者」や「無口な人」という意味もあるのでその辺からも名前の由来があるのかもしれない。ユー(ダミー同様、2作目で「U」と書かれている)もDUM-Eほど失敗は少ないものの、人並みに動揺したりもするし、叱られてシュンとするシーンも。トニーは常に言葉を理解する2体のロボットアームに向かって「Dummy!(馬鹿者!・マヌケ!)」「You!(お前!)」とロボットを罵りながら開発を進めている。それを文句1つ言わず(言えず)ひたすら作業を進めるロボットアームが愛おしく見えてくる。
ショート・ムービー「Luxo Jr.」を思い出す
「Luxo Jr.」はピクサー作品のオープニングロゴで必ず登場し、「PIXAR」の「I」の文字を飛び跳ねて潰してしまう電気スタンドなので知っている方も多いだろう。ピクサーは「スター・ウォーズ」を制作したジョージ・ルーカス(George Walton Lucas, Jr.)が設立したルーカスフィルム社が部門として持っていたが、更にアップル・コンピュータの設立者、スティーブ・ジョブズ(Steven Paul “Steve” Jobs)氏に買収されて最終的にディズニーに買収されている。なんとも超一流どころばかりの目に止まって買収を繰り返された会社だ。ところで今回の記事は、なんか「Jr.」が多いな。
この記事へのコメントはありません。