マランツのAVアンプ、SR8012を購入した際にやっていた購入キャンペーンに応募していたモノが先日、日本マランツの親会社であるD&Mホールディングスから届いた。応募期間ギリギリだったので間に合うかどうかだったが、無事キャンペーンプレゼントが届いたということは何とか滑り込みセーフだったようだ。
現在もSR8012購入キャンペーンの続編(第2弾?)をやっているようだ。「普段恐ろしくて手が出せないが、プレゼントでもらえるなら高級ケーブルを試してみたい」と言う方は抽選ではないので確実にもらえるこの機会に。なお、現在のキャンペーンの対象期間は2018年9月28日(金)~2019年1月6日(日)まで 。【応募締切は2019年1月15日(火)消印有効】
↓「SR8012 購入者限定 Audio Quest ケーブルプレゼントキャンペーン」↓
http://www.marantz.jp/jp/News/Pages/CampaignDetails.aspx?CPID=30
さて、その内容はと言うと…私がプレゼントとして選んだのが「音質チューンアップキット」である。高級HDMIケーブルと高級電源ケーブル、そしてUSBノイズフィルターの3点セット。いずれもAudioQuest(オーディオクエスト)製で総額48,081円(税抜)相当。結構太っ腹なキャンペーン内容だがSR8012本体自体がそれ相当な価格なのでこれくらいは頂いてもバチは当たらないだろう。私が個人では絶対に手を出さないであろう、いわゆる少し“オカルト商品”と揶揄される様なラインアップだ。自ら進んで買わないこういうプレゼントは楽しい。こんな時ぐらいしか手にすることがないのでワクワクする。実装が楽しみだ。
本当はアナログ入力音声で影響するRCAケーブル(GOL/1.5M/RCAX4セット)に引かれたのだが、それはいずれ自分でも購入する可能性がある。ここは話のネタとして高級デジタルケーブルや音質向上を謳っているアクセサリ関連の方が試して見る価値もあり面白いだろうと思っただけ。
プレゼント其の1「AudioQuest HDMI Carbon」(1.5m)
まず、HIDMIケーブルは「HDMI Carbon」(1.5m)。AudioQuest公式サイトの価格表では28,000円(税抜)!うゎ…高いな…1.5mのHDMIケーブルが3万円近い価格。存在は知っているので驚きはしないが、改めて手にするとなんだか少し扱いに緊張する。
前モデルHDMI-3を凌ぐクオリティー、サウンドモデル
導体 : 5%シルバー・コーティングLGC
カーボンベース3層ノイズ消散システム
5メートルまでのすべての AudioQuest HDMI ケーブルは 4k UltraHD、HDR、および Blu-ray ウルトラ HD を含むすべての可能な HDMI 2.0/HDCP 2.2、18Gbpsのデータストリームのための要件を超えることを実証されています。
と、いう事らしい。
HDMIケーブルを差し替えてみた
丁度、OPPO UDP-203からのサウンド専用で出力しているHDMIが古いケーブル(HDMI 1.4a規格、1,000円未満相当)だったので、価格だけ比較しても30倍くらい。これを差し替える。粗悪品のHDMIケーブルはコネクタを差し込む際、緩かったり固すぎたりガタついたりする場合があるが、しっかりと差し込めてガタつくこともない。このあたりは流石に価格だけのことはある。そして音出しをしてみる。
結果、んん〜…私ごときの“駄耳”では変化が分からず。「僅かながらS/N比が良くなった様な気がしない事も無い。」と、自分では思い込みたいが…それでは「2万円のケーブルを使っている!」と思い込むプラシーボ効果に過ぎず、やはりいくら目を瞑って耳をそばだてて聴いても以前と変わっていない。もし仮に本当に変化があったのだとしてもこれでは30倍程の差がある価格を考えると費用対効果があまりにも低い…低すぎる。デジタル信号はやはり所詮は「0」と「1」だけのデジタル信号である。ここはひとつ「きっと故障もなく、外部から影響を受けにくく、信号エラーが出にくい安定した送信が約束されている」と思っておく程度に留めておこうか…。
確かに、せっかく見た目にも豪華な素材を使った躯体の高級機器に繋ぐケーブルが安っぽいプラスチック製やビニル製の見た目では格好がつかない。本体の裏側に接続したり取り回すことが多いので普段はあまり目にすることがないが、高級シルクの下着を身につけるような“隠れたオシャレ”感がある。機能面では高級シルクの下着も、綿の下着も変わらないが、明らかに“履き心地が違う”のと同じ。履き心地については身につけた本人にしか分からない。それと同じようにこのケーブルが接続されたSR8012は、きっと普段より信号を“気持ちよく”受信しているのだろうと思っておこう。
嗜好品としては(気持ち)理解できる
しかし、バカみたいだと思われることを承知で言うがこんな高級ケーブルを使ったことがないので「たった1.5mで3万円近いケーブルを使っている」という自己満足は私でも感じることができる。マニアの中でもとりわけ高級機を愛するマニア達はこうして音だけではなく気持ちも満たされるのだろうと、その片鱗に触れた気がする。“機能だけに留まらない” それがこういうオーディオ/ビジュアル関連を趣味とする人にとって高揚感を得るための嗜好品というものだ。理解は出来る。価値観は人それぞれなので何とも言えないが、ただその満足感や高揚感を得るためにこのケーブルに2〜3万円を出すかと言われると私にとっては贅沢すぎる。だからこそプレゼントとしては嬉しい。
さて、高級HDMIケーブルによって何も変化がなかったことは予測していた事ながらも残念だったが、自分の耳で確認も出来たことだし、見た目もカッコイイので気持ち的には満足だ。
…次回は“プレゼント其の2”の高級電源ケーブルに差し替えてみよう。
audioquest オーディオクエスト
HDMIケーブル カーボン Carbon 1.5m
HDMI/CAR/1.5M
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