Blu-ray仕様:本編165分 アスペクト比:2.35:1
英語:ドルビーアトモス 日本語:5.1ch サラウンド
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トランスフォーマー・シリーズで初のドルビーアトモス収録になった作品。収録時間が165分もあり、しかも3D版でもドルビーアトモス収録。この頃は今の様に4K UHD版のみに収録するなど余計な付加価値を付けた販売がまだ浸透していない時期。確実に容量の問題ではないのが分かる。
Contents
「トランスフォーマー/ロストエイジ」あらすじ
発明家のケイドはある日、偶然安価で仕入れた古いトラックが正義のトランスフォーマー、オプティマスプライムだと知る。だが、すべてのトランスフォーマーは人類の敵とみなされ、オプティマスは米政府から激しい攻撃を受ける。さらに、宇宙最強の戦士ロックダウンが巨大な宇宙船とともに襲来。オプティマスとケイドの一人娘テッサが連れ去られてしまう。ケイドはテッサの恋人シェーンと救出に向かうが……。
(C) 2014 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS and all related characters are trademarks of Hasbro.
(C) 2014 Hasbro. All Rights Reserved. TM, (R) & (C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
出演はピーター・カレン(Peter Cullen):声、マーク・ウォールバーグ(Mark Robert Michael Wahlberg)、ニコラ・ペルツ(Nicola Anne Peltz)、ジャック・レイナー(Jack Reynor)、T・J・ミラー(T. J. Miller)、スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)、ケルシー・グラマー(Kelsey Grammer)、タイタス・ウェリヴァー(Titus B.Welliver)、ソフィア・マイルズ(Sophia Jane Myles)など。
本作に登場する企業「KSI」の経営者ジョシュア・ジョイスを演じるスタンリー・トゥッチは映画「ターミナル」で出演している国境警備局の主任役をしてる俳優。あの主任、意地悪なんだよな。あの映画はトム・ハンクス対、スタンリー・トゥッチと言ってもいいくらいだ。他にも「プラダを着た悪魔」でも出演している。なんだかんだで記憶に残っているから結構インパクトある俳優なんだと気づく。実は「トランスフォーマー/最後の騎士王」でもマーリン役として出演している(冒頭、伝説を語る導入部分での魔法使いのマーリン。役立たずの大酒飲みと言われるが一人洞窟に向かい杖を手に入れる人物)。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」からオートボット達が生々しくなった
好みの分かれるところかもしれないが、前作「ダークサイドムーン」までのオートボット達と比べると随分と体型が変わっているイメージ。とくにオプティマスプライムはスタイルが金属(筋肉)ムキムキな感じ。さらに本作からは、やたらとダメージを受けて破損した際に緑色のオイルが噴き出したり、緑色の吐血をするので「血」を彷彿させグロテスクな表現に見える。あくまでも個人的な意見だがトランスフォーマーにおいては完全に“蛇足”に感じる。むしろ、やめてもらいたいほど。
また、本作では劇中に登場する企業「KSI」が開発したトランスフォーミウム(映画上の新素材)で作られたディセプコン(敵)達の変形が私からすると邪道すぎて映画製作側のCGの手抜きにしか見えてこなくなる。メカニカルな変形をすることに魅力を感じる「トランスフォーマー」なのに、自由にブロック状にバラバラになり形を形成していくなど、これでは一番最悪な変形方法だ。映画上、何故か都合よく破壊できるからよかったが、あんなモノ登場させたらなんでもアリになってしまうし、本来無敵ではないか。
で…オプティマスプライムはいつのまに単体で宇宙まで飛べるようになったの?そもそも飛べたの?…それはアリか? これまで地上をドタドタと2足歩行で走ったり、コンボイに変形して爆走していたのは何だったのか。「マイケルベイ監督、ホント頼むよ。キャラクターの設定を都合で変えないでくれ!」と言いたい。
ハリウッドが中国市場に顔色を伺ったような本作
今でもその傾向は十分にあるが、この頃は露骨にハリウッド映画は中国市場に向けて作られており、中国をメインの舞台にしたり中国人俳優を起用したりで、何らかの形で中国を好意的に意識した作りになっている。決して悪役等で悪い風には描かず主役でなくともヒーロー的な人物が登場することも多い。この頃の作品を立て続けに観ると露骨過ぎて興醒めしてしまう。やるならもう少しさりげなく取り入れてもらいたいが、それくらいしないとマーケットが広がらないのだろう。しかし、そんな露骨に忖度をしたような作品でも、そういう背景を一旦置いておき、映画単体で見る分にはこの「トランスフォーマー/ロストエイジ」はシリーズとして相変わらず面白い。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」の3D
3Dは良好。とくに大きく不満はない。もともとメインとなるオートボット達はCGで描かれているので立体視しやすい。空中戦なども盛り込まれているので、映画なので飛び出すことはないが空間認識を楽しめる。
後述するドルビーアトモスも含めて本作はとにかくエンターテインメント性だけを重視したような作品なので、とくに深く考えることなく映像や音声を楽しみたいなら同シリーズでは本作が一番かもしれない。ストーリーや話の展開など、内容の方は3Dで立体視できる割には薄っぺらい。それでもCGで描かれたメカニカルなロボット達の映像を観て楽しむのがトランスフォーマーという映画なのだと個人的には思っているので、特に不満が残らない。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」のドルビーアトモス
ドルビーアトモス音声収録された4K UHD版が後に発売されているが、もともと通常版Blu-rayの時点からドルビーアトモス収録されている。しかも3D版もドルビーアトモス収録だ。この頃はこの仕様が当たり前の様に存在したのにいつの間にか4K UHD版のみがドルビーアトモスになってきた。販売戦略という名の「陰謀」としか思えない。
本作のドルビーアトモスは単純に楽しい。オープニングからいきなりトップスピーカーが活躍する。ドルビーアトモスを各メーカーのA/Vアンプが当たり前のように実装し始めた頃だったので製作側も気合が入っているのか、ただ面白がって何としてでもトップスピーカーを使いたかっただけなのか。本作の内容自体かなりドルビーアトモスを意識した作りになっている。“あざとい”と言えば“あざとい”のだ。上空から降り注ぐようなカットやシーンが多く、トランスフォーマーシリーズの中でドルビーアトモスをメインに一番楽しみたいなら本作「トランスフォーマー/ロストエイジ」がお勧め。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」はAmazonビデオで無料で視聴できる。U-NEXTは現在(2020年3月15日時点)「見放題」に登録されているので無料視聴可能。NETFLIXでも視聴できる。
連投失礼いたします。このシリーズで最初に観たのがいきなり「最後の騎士王」UHDアトモスでした。もう体感した事のないギンギンギラギラのHDRに、今でもトップ3に入る大迫力アトモスで部屋がビビったのと同時に自分もビビりました(笑 しかしながら尺が長いのはタマにキズ・・・。とはいえバリバリCGのためBDでも高画質なのは容易に想像がつき、>トランスフォーマーシリーズの中でドルビーアトモスをメインに一番楽しみたいなら本作「トランスフォーマー/ロストエイジ」がお勧め・・・、の文字を見てBDポチりました(爆
もみじさん
こんにちは。
「トランスフォーマー/最後の騎士王」はオープニングのパラマウントのロゴからいきなり大音量の重低音と共に火の玉が飛んでくるのでボリュームを上げすぎていると部屋がビビるかも知れません。なかなかの迫力ですよね。あと、ネタバレになるので書けないですが後半の激戦なども音がハンパない状態です。
ドルビーアトモスを意識した作りになっているのは間違いなく本作の「ロストエイジ」の方です。アトモスのために、あのシーンや、このシーンを作っているなと思わざるを得ないシーンが盛り沢山です。あくまでも個人的な感想なので面白くなかったら、速攻で売り飛ばしてください!