IMAX カウントダウン,プロジェクター,ホームシアター

IMAXとオープニング・カウントダウン

最近では映画に足を運ぶことが少なくなった。Blu-rayを5.1chサラウンドとプロジェクターで鑑賞すると大袈裟だがミニシアター程度の映画館さながらの環境で観ることができ、映画館の鑑賞料も2,000円程と昔に比べれば高くなったのが理由でもある。私が小学〜中学・高校の頃にかけて料金が値上げされ、今では通常一般1,800円!中学・高校の頃は学生料金だったので安く観られたのが高校を卒業すると一般料金になり、さらにその頃の値上げ(物価上昇分も含めて)と重なったので、時期的に凄い価格変動に遭遇してしまった。そこで一気に映画館に足を運ぶことが遠のいた。だから親に連れて行ってもらった小学生の頃を除き、学生の頃は最新映画は諦めて家でレンタルビデオやレンタルDVDで鑑賞する事が多くなり、それにすっかり慣れて今では余程好きな(好きそうな)映画だけ見に行くようにしている。世界規模で見ても、今の日本の映画館での鑑賞代は世界一高い。

チケットの価格上昇に加え、プロジェクター購入でさらに足が遠のく。

価格が高い上に折角チケットを購入しても、携帯電話の普及と共に映画を観る観客のマナーの悪さも目に付くようになり(現在の比ではないほど多かった)、映画館に行ってもマナーが悪い観客がいるから家で映画を観た方がいいと、お金が無いことを棚に上げて自分に言い聞かせ、我慢をしていた。当然、当時家での鑑賞はテレビ画面で音もテレビからの音で我慢していたがプロジェクターを購入してからは、もうすっかり映画館気分。「最新映画は観られないけど、もう映画館へ行かなくてもいいや」という気持ちになり、だからといって映画産業自体が衰退しないようなるべくDVDやBlu-rayをレンタルではなく、購入するように切り替えた。

IMAXの鑑賞価格は価値があるのか

しかし、それはエキスポシティのIMAXを観るまでの話。たまたま好きな映画をIMAXで観たときは衝撃を受け、当たり前だが自宅のプロジェクター映像や音響は勿論のこと、一般のスクリーン上映の映像や音響とは異次元の映像美と音を目の当たりにした時は「これは映画館で観るべき」と気持ちを改めた。1,800円の一般上映で観るより2,200円とIMAXは通常で400円高く、次世代レーザー上映になると600円高いが、コレは価値がある。鑑賞料が高いのは高いが一般的なシネコンの劇場とは環境が全く異なり、家ではどう頑張っても絶対に味わえない環境があってこそお金を払う価値がある。同じシネコンではあるがIMAXで観てから、他のシネコンの一般スクリーン上映を観ると、ひょっとすると頑張ったら家でも再現できるではないかと大きな勘違いを起こしそうなほど。それほどIMAXはスクリーンから音響に至るまで全てが違うので、ミニシアター独特の”味”を求めない限りはIMAXで観る。

大阪エキスポシティのIMAX

私にとって今や「映画館で観ること = エキスポシティのIMAXで観ること」になってしまっている。IMAXの本編が始まる前のあのオープニング・カウントダウンを観る度に「IMAXシアターに来たぁ〜!」という実感が湧く。特に3D上映の時のカウントダウンは毎回ワクワクしてしまう。3D上映される映画の本編は2時間程あるので目や脳へ負担を軽減するためにも立体感や奥行き、空間表現を重視しているので飛び出しは殆ど無い。しかし、あのオープニングのカウントダウンは時間にすれば30秒程度だが、アトラクション的に一番飛び出して見えるので尚更大好きなのだ。映画によってはカウントダウン・ムービーがカスタマイズされ本編に合わせた映像や音に変わるのも楽しみだったりする。今ではこのカウントダウンを観ると”パブロフの犬”のごとく条件反射の様にワクワクしてしまう自分に気づく。

大阪エキスポシティのIMAXシアター。そこそこ広いはずなのにスクリーンがデカすぎて、こぢんまりと小さく見えてしまう。


白い壁のようにそびえ立っているのがIMAXスクリーン。下にグリーンにひかっているのが非常口灯なので如何にデカイか分かる。

天井まであるので壁かと思ったら実はスクリーン。壁際から撮ったがiPhoneのカメラレンズでは収まりきらないスクリーンのデカさ・・・。高さ18mで幅が26mもある。世界最大はオーストラリアのシドニーにあるIMAXスクリーン。高さ約29mで幅が約36m!の巨大スクリーンだったが・・・昨年、建物の老朽化に伴い建て替えのため2016年9月に閉館している。2019年にリニューアル予定があり、IMAXシアターも復活するが、スクリーンサイズはわずかに小さくなるようだ。(https://www.imax.com.au/

それにしても高いIMAXの3D価格

そしてエキスポシティのIMAXの3D上映。価格が次世代レーザーならプラス1,000円で合計2,800円になる。高ーい!余りの高さに3Dメガネを持ち帰っても良いのかと思った(エキスポシティの次世代レーザーIMAX3D上映のメガネは持ち帰り不可)。しかしその3D映像は流石のパッシブ方式。自宅のアクティブシャッター方式とは異なり、2台の映写機から右目、左目用の映像が同時に投影され、それぞれの映像を同時に見るため全くちらつくこと無く違和感がない。

エキスポシティの次世代レーザーIMAXの3DメガネはDolby 3D を採用している。高コストなので持ち帰り不可。

夢のような現実!IMAXプライベートシアター

そんなIMAX。実は本気で自宅にプライベートIMAXシアターを構築できるという夢のような現実がある。結構WEB上でも話題になっているので知っている人もいるだろうが、「IMAX Private Theatre」のサイト(http://www.imaxprivatetheatre.com)で内容を確認できる(英語サイト)。価格は最低20平方メートル(約12帖)で$400,000(現在のレートで約4,460万円)より。とんでもない価格だが、自宅にあのIMAXシアターができると考えると安いのか高いのか、もうよく分からない。しかもセットトップボックス追加で最新映画も劇場公開直後に観ることができるようになるが、セットトップボックスが提供される「ホームプレミア」でプラス$10,000(約111万円)。それに加えてレンタル映画作品ごとに別料金がかかる。総じてとても払える金額では無いので、夢のような現実は夢のままでいいかと。

© IMAX Private Theatre™ 2016

サイズが小さいだけでクオリティはIMAX。こんな夢のような空間が実現できる。宝くじにでも当たらない限り一生掛かっても無理。もし、今後このブログで自宅のIMAXシアターですと紹介したら、「あ…コイツ宝くじ当たったんだ…」と思ってもらって間違いない。

IMAXプライベートシアターは無理だが、気分だけでもIMAX

そんな私がテレビでAmazon Fire TV内のYouTubeを観ている時にIMAXのあのオープニングがアップされていることに気づいた。しかもIMAX公式の動画までアップされている。「あのカウントダウン映像が自宅で観られる!!!?」と思い、プロジェクターに切り替えAVアンプから音を出してオープニング・カウントダウンを視聴。カウントダウンだけなので端から見たらアホみたいだが、本人はいたって真面目にニヤニヤしながら何度も観て、すっかり変態である。全くIMAX環境ではなのだが気分だけはすっかりIMAXシアター気分。ワクワクが止まらない。で、下の画像が実際にプロジェクターで投影したIMAXカウントダウン映像。

モノクロフィルムの様なスタート映像から・・・


カウントダウンがスタート! 10・・・9・・・

カウント8から画面が光って一気に大画面に! この瞬間が堪らん!


カウントダウンと共に”MIND-BLOWING IMAGES” 「驚くような映像」 ・・・


”EARTH-SHATTERING SOUND” 「大地を揺るがすようなサウンド」 ・・・とメッセージが続きカウントダウンが進む


”WATCH A MOVIE” … ”OR BE PART OF ONE” 「映画を観るか、映画の一部になるか」のメッセージが回転してIMAXの文字が


IMAX IS BELIEVING

カウント3と2の間に”THE ULTIMATE MOVIE EXPERIENCE”「究極の映画体験」の文字がでて、カウント1の後に最後のメッセージ”IMAX IS BELIEVING”。最後のメッセージ”IMAX IS BELIEVING”は、”Seeing is believing”(見ることは信ずること = 百聞は一見にしかず)の「Seeing」を「IMAX」に変えた言葉。何かオシャレでカッコイイ。アスペクト比も4:3のIMAXオリジナル。プロジェクターで壁上下ギリギリいっぱいに投影するとかなりIMAX気分なのだが、天井が投影した光を盛大に反射してしまう。YouTubeでこれが公式にアップされているとは…全くノーマークだった。

非公式だが3D版もアップされている

Amazon Fire TV内のYouTubeアプリだと3Dが見られる。プロジェクターの3D設定を「サイド・バイ・サイド」に設定すればOKだ。IMAX公式ではないがフルHDの3D版IMAXカウントダウンもアップされていたので、3Dメガネを掛けて見たらIMAXの3Dらしくガンガン数字が飛び出してくる!凄い!これこれ!映画館で見るヤツ! と、大興奮だった。

ブログ画像のIMAX公式カウントダウン動画は下のYouTube映像をプロジェクター投影したもの。関連動画で探せば他のカウントダウンのバージョンも見つけることができる。「スパイダーマン:ホームカミング」や「ブレードランナー 2049」バージョンも面白い。

コメント

    • plum
    • 2019年 4月 11日 2:55pm

    demolandiaというサイトも使っています。私は下のcliffhanger imaxも気に入っています。

    https://www.demolandia.net/downloads.php?id=501424827

    またどちらのサイトにもありますが、うるさいと評判wのTHXも好きです。もちろん、dts:xやatmosもたまりません。

    あとdemo worldというサイトもあります。

    https://www.demo-world.eu/2d-demo-trailers-hd/

    losslessだったり、そうでないものもあったりするのでファイル名をよく観てみて下さい。
    新調したスピーカーやサブウーファーが大活躍すると思います。

      • ウチキネマー@管理人
      • 2019年 4月 14日 11:50am

      追加情報ありがとうございます!
      THXがうるさいと言われるのは分かる気がしないでもないですね。THXロゴを表示するときの音(あの、ギュぁーーぁぁぁあああああアアアンと言う音)を初めて聞いた時はわずか数秒ですが「音がどこまで大きくなっていくんだ」と不安になりとっさにボリュウムを抑えた記憶があります。

    • plum
    • 2019年 4月 10日 5:18pm

    いつも楽しく拝見させて頂いています。

    imaxのイントロですが、もうご存じかも知れませんが、私はこちらのサイト

    https://thedigitaltheater.com/imax-pre-show-trailers/

    からUSBにダウンロードして、BDプレーヤーに接続し、楽しんでおります。
    おそらくyoutubeより高音質、高画質ですよ。

      • ウチキネマー@管理人
      • 2019年 4月 11日 2:18pm

      ブログをご覧頂きありがとうございます。
      知らなかったです!ナイス情報です!早速ダウンロードしてプライベートIMAX(オープニングのみ)を楽しみますよ。
      しかも5.1chではないですか!

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