最近のマーベル系映画はほとんどがマーベル・シネマティック・ユニバースなのでもう、こんな長たらしい名前で呼ぶのは止めれば良いのにと思ってしまう。略して「MCU」とも言うがそもそも、そう言う必要があるのかと思う程ここ最近全てのマーベル系の映画は全て同一世界だ。
Blu-ray仕様:本編112分 アスペクト比:2.4:1
英語:7.1ch DTS-HD Master Audio、日本語:7.1ch DTS-HD Master Audio
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前作同様、貯まっているU-NEXTのポイントで視聴。アスペクト比がBlu-rayは2.4:1に対してU-NEXTでは1.78:1(16:9)のテレビ画面比率で両側をカットしている。前作を観た感じではBlu-rayを購入するに至らなかったので今回もVODで。アスペクト比を勝手に変えられるのは気に入らないが、つくづく便利になったなぁと実感した。Blu-rayには3D版もあるがポストプロダクション(撮影後編集)による3D化。
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」あらすじ
『アベンジャーズ』の戦いから1年 ― 全宇宙をも征服する“闇の力”から地球を救うため、アベンジャーズ最強の男ソーは、宿敵ロキとともに立ち上がる。はたしてロキは敵か味方か?
©Disney
出演は、クリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、トム・ヒドルストン(Thomas William Hiddleston)、アンソニー・ホプキンズ(Anthony Hopkins)、ステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgård)、イドリス・エルバ(Idris Elba)、クリストファー・エクルストン(Christopher Eccleston)、アドウェール・アキノエ=アグバエ(Adewale Akinnuoye-Agbaje)、カット・デニングス(Kat Dennings)など。
前作に続き、浅野忠信やジェイミー・アレクサンダー(Jaimie Alexander)らも出演しているが、今回はかなり控えめの出演。なお、ジョシュア・ダラス(Joshua Dallas)は降板して、代わりにザッカリー・リーヴァイ(Zachary Levi Pugh)がウォリアーズ・スリーのファンドラルを演じている。
ロキが活躍する映画で敵の存在感がとにかく薄い
本作は、ソーとロキの関係や絡みが主体となっているので敵の存在感がとにかく薄い。映像は流石に現代風で凝っているが見た目も地味で、今回の敵であるマレキスの下っ端の軍団はまるで昔の仮面ライダーの“ショッカー”かと思うレベル。…なんだコレ、オモシロ・ヒド過ぎる。やっつけ仕事感が酷い。
ズル賢く裏切り者のロキだが、意外とファンも多く支持されていてるようなので、本作はロキのファンにとっては良かったのではないだろうか。意外なセリフや意外な一面も見せるのだが、ロキの場合はどこまでが本気(本音)なのか観ている方は分からない。今後どのようにストーリーが転んでも「ロキだから」で済ませられる脚本家にとっては都合の良いキャラクター。
最後のバトルはちょっとコントじみている
詳細は実際に観て頂くとして、ソーとマキレスの最終バトルは空間移動(ワープ)しながらのバトルになる。この時、ソーのハンマー「ムジョルニア」が投げられるが空間移動しながら二人が絡み合っているのでハンマーがソーの手元に戻るまでに、まるで生きているかの様に右往左往する。なんか必死にソーを追いかけて戻ろうとするハンマーが健気に見えてくる。
コント的な内容と地味な映像で気持ちがついて行けない
強大な敵と戦うわりには絵面が地味で存在感が薄く、パキッとした映像ではなく全体的に薄暗い色味の割にはコントの様なことをするので、真面目なのかギャグなのか全てが中途半端に見えてくる。ソーとジェーンとの恋愛劇も中途半端。しっかり内容を追いかければ面白い映画なのだが、気持ちが付いていかず大音量の中でもつい途中でウトウトとしてしまった。個人的にはやはり「アベンジャーズ」として絡む方が面白い。
この頃のマーベル系の3Dは期待できないので個人的にはリスクを冒してまで購入する必要はないと思うが、3D版を入手したい人は公式サイトで事前に問合せしておいた方が良さそうだ。3D版の単品をAmazonで見つけることもできたが価格が無駄に高い。
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」は現在(2018年7月11日時点)、Amazonビデオでは有料レンタル、U-NEXTでポイントを使って視聴できる。NETFLIXは登録されていない。U-NEXTは毎月自動的に1200ポイントが付与されるので、それを使えば新着映画を実質無料で視聴できる。ポイントは期限が過ぎると失効されるので使わないと損。
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