2009年のスティーヴ・カー（Steve Carr）監督によるコメディ映画。何気にNETFLIXで見つけて鑑賞。ベタでほのぼのとしたストーリーだが、主人公のポール（ケヴィン・ジェームズ）がショッピング・モールで起きる強盗事件に対抗するべく活躍する映画。人質もいるので、さながら映画「ダイ・ハード」のソフト路線の「ショッピングモール版」といったところか。気を抜くことができる映画として鑑賞するには丁度いい。残虐なシーンもなければ、血も出ない。そのかわりと言ってはなんだが…爆笑できるほどでもない。笑顔で観られて「フフ…」と笑える。面白いのは面白いが特筆すべき事もない。日本では劇場未公開でテレビ放送のみ。

DVD仕様：本編91分 アスペクト比：1.85:1
英語：5.1ch ドルビーデジタル、日本語：5.1ch ドルビーデジタル
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確かに低予算な映画な感じだが、ただひたすらドタバタとしたコメディではなく（ダイ・ハードをトレースした様な）割としっかりしたストーリーを持っているので観ていて楽しい。ちゃんとオチもある。DVD販売のみでBlu-rayはない。気が抜けるようなコメディ映画はたまに観ると面白い。アクション映画続きになると、たまに挟み込んでしまう。この映画はコメディ・アクションなのでアクション映画好きの人に「箸休め」的な映画としてオススメ。

コメディ映画における電動カートの正しい止め方。基本動作。自分の体の滑らせ方が上手い。

「モール☆コップ」あらすじ

大型ショッピング・モールで警備員として働きながら、将来は警察官になることを夢見るシングルファーザーのポール・ブラート。彼の仕事ぶりは真面目なのだが、的外れなことばかり。そんな彼が働くショッピング・モールでエイミーという女性と知り合い、彼女に一目惚れ。しかし、なかなか彼女に自分の気持ちを上手く伝えられないままでいたある日、ショッピング・モールに強盗団が襲撃し人質を取って立てこもる。エイミーも人質に取られ、偶然犯人の目を逃れたポールは強盗団と戦うことを決意する。

©Happinet

出演は、ケヴィン・ジェームズ（Kevin James）、ジェイマ・メイズ（Jayma Mays）、キーア・オドネル（Keir O’Donnell）、レイニ・ロドリゲス（Raini-Alena Rodriguez）など。

ロックバンドKISSの「Detroit Rock City」を演奏するシーンは笑った。映画を観れば分かるがこのシーンにピッタリなのだ（強盗にとって）。

下品ネタもなく安心安全の映画で強盗集団も極悪ではない

家族全員が揃って観ても楽しめる映画。アメリカ映画のコメディによくある、下品な下ネタ、嘔吐（ゲロ）や過剰な血しぶきは勿論、血流さえほとんど表現されない。これほどほのぼのとしたアクション・コメディ映画はなかなかお目に掛かることがない。コメディ映画なのでどんなに都合がよくても何が起こっても、ツッコミを入れたくなることもないし、強盗集団も残忍さのかけらもない。いいね、たまにはこういうのも。ちゃんと起承転結があり、「うん！面白かった」で観終わった。

人質に取られるエイミー（中央）。事務所に監禁されるがコメディのせいか、どこか緊張感がない。

意外な空中戦？こんなアクションもある。頑張れ！ポール！

…面白いのだが、ホントに特筆するべき事が見当たらない…。

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私は今回、NETFLIXでたまたま見かけて鑑賞したので、ディスクメディアは持ち合わせていないがDVDの販売のみのようだ。NETFLIXなどのVODは「箸休め」的な映画を探すのにはピッタリなのだが、面白い映画でもいずれはVOD公開が終了し見られなくなる日がくる。何度も繰り返して観たい映画はディスクメディアで押さえておくべき。

「モール☆コップ」は現在（2018年7月26日時点）、NETFLIXで配信中（字幕・吹替）。Amazonビデオでは有料レンタル（字幕版のみ）、U-NEXTでは登録無し。DVDしか販売されていないので高画質（HD画質）で観られるのはちょっとトクした気分。