2019年2月17日に終了した大阪グランフロントでのマーベル展。見に行こうと思いながら先延ばしになっていたが開催期間中にはギリギリ間に合った。創業当時のコミックや原画、映画「アベンジャーズ」等で使用した実物の衣裳などが展示されていた。実物を見ることができたにもかかわらず、自分で思ったほどテンションが上がらなかったのは入場料が大人1,500円とそこそこの料金を取られることが原因。高くない？なんか高くない？ディズニーコンテンツだからこんなもん？

入場料の高さと展示内容のギャップに怒りすら…いや、ハルクほど怒ってない。

実物の原画や衣裳は確かに貴重だが、言うほど実物の展示数は多くなく、どちらかと言うと原画展という要素の方が強い。迷路のような展示場の壁には、コミック作品の説明パネルや、映画制作用のコンテやスケッチなどのいわゆる“印刷”パネル。各エリアのモニターにはスタン・リーなど制作者達のビデオメッセージやインタビューが流れている。会場の広さは（順路で言えば長さ）はそこそこあるものの、壁面はインクジェットで大判出力されたポスターやいくらでも複製が出来るようなプリント展示物。そういったものも含めるとトータル的な点数はそれなりに多い。原画や衣裳などの実物はガラスケースに入れられているが、多分実物だけを集め、まとめて展示したら会場全体の半分もスペースが要らないほど。後はグッズ販売コーナーでそのどれもが普段市販されているモノより当然価格が高い。もうなんだか入場料が気になったり、グッズの価格ばかりが目に付いたりで…全然展示物やメッセージパネルが素直に頭に入ってこない。

それなりの料金を取るのだから展示物の周りに
パイプ椅子や受付担当の個人的なブランケットを置かないで！

確かにマーベルのキャラクターそのものが大好きな人はマーベルの世界に溢れた展覧会なので、めっちゃテンションが上がる展覧会だったと思う。その盛りあがりをTwitterなどにも「マーベル展行ってきました！」とツイートしている。大いに楽しめた人は良かったと思うが、個人的にはなんだかちょっと騙された気分。それなりには楽しんだが、そんな気持ちのまま観覧したからかあまり気分が盛り上がらなかった。そして入口と出口のゲート付近以外の展覧会場内は当たり前の様に撮影禁止。

メイン展覧会場を出て撮影可能になった途端にアイアンマンがズラリ。
多分、来場者のほとんどが撮っているはず。

マーベル展で撮影できる場所というか、撮影できるオブジェが決まっているのでこのマーベル展をレポートした人の写真は多分皆同じようなもののはず。違いがあればその周辺とか購入したグッズだろうか。

印象に残っているのは映画撮影に使用したキャプテンアメリカの衣裳が展示してあり、そのヘルメットを見た瞬間「クリス・エヴァンス顔ちっちゃ！」と思ったことと、伸縮性のあるブラックパンサーのピッタリスーツをただのマネキンに着せているのでマスクがデカくて体だけがヤセ細り、瞬殺で負けそうな情けないブラックパンサーが展示されていたこと。そこ、イチ番盛り上がった。