奇蹟がくれた数式,ホームシアター,映画

奇蹟がくれた数式(原題:The Man Who Knew Infinity)

マシュー・ブラウン(Matthew Brown)監督による、2016年に公開された映画。私自身数学は全く得意ではないが、インド数学者の「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(Srinivasa Aiyangar Ramanujan)」という人物の伝記映画ということで鑑賞。こういう伝記映画は実話を元に制作されているので意外と興味があったりする。分かる人には分かるのだろうが、私自身はこの映画を観ても結局は何を解いているのか、何を証明しようとしているのかはサッパリ。それでも、映画を通してインド数学者のシュリニヴァーサ・ラマヌジャンという人は数学者として凄い人なんだろうなというのは何とな〜く理解できる。

Blu-ray仕様:本編108分 アスペクト比:2.35:1
英語:5.1ch DTS-HDマスター・オーディオ 日本語:2.0ch DTS-HDマスター・オーディオ
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私には映画だから何となくでも凄い人なのが伝わるのであって、伝記本を読んでも絶対に理解できないのだろうな。途中で読むのを諦めそうだ。Amazonプライムビデオで鑑賞。

「奇蹟がくれた数式」あらすじ

遥か遠くの英植民地インドから、イギリスのケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで教授を務めるG・H・ハーディ(ジェレミー・アイアンズ)のもとに1通の手紙が届く。食事も忘れて手紙に没頭したハーディは、差出人のラマヌジャン(デヴ・パテル)を大学に招くと決める。そこには著名な数学者のハーディも驚く“発見”が記されていたのだ。

 時は1914年。独学で学んできたラマヌジャンは、自分の研究を発表できる初めてのチャンスに胸を躍らせる。

(中略)

一方、他の教授たちは、学歴のないラマヌジャンに批判的だった。ハーディが称える素晴らしい“発見”も、論理的な“証明”がなければ、魔術や絵空事にすぎないのだ。
 さっそくハーディはラマヌジャンに、証明の義務について説明する。だが、次々と“直感”で新しい公式が閃くラマヌジャンにとっては時間のムダに思えた。

(中略)

 ある日、ハーディのもとにラマヌジャンがロンドンの地下鉄に飛び込んだと電報が入る。運転士が気付き無事だったが、病院へ駆けつけたハーディは、ラマヌジャンが命にかかわる重い結核だと聞いて愕然とする。何としてもラマヌジャンの“奇跡”を世に出さなければ──ハーディは固く決意するのだが──。

©2015 INFINITY COMMISSIONING ANS DISTRIBUTION,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイトのストーリー説明が長すぎるので大きな流れだけ残して途中を省略した。後半のあらすじでいきなり地下鉄に飛び込むとあるが、この辺りの心情は映画を観ていれば分かるはず。出演は、デーヴ・パテール(Dev Patel)、ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons)、トビー・ジョーンズ(Toby Edward Heslewood Jones)、スティーヴン・フライ(Stephen Fry)、ジェレミー・ノーサム(Jeremy Northam)、ケヴィン・マクナリー(Kevin McNally)など。

ジェレミー・アイアンズはDCヒーロー映画、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(2016年)からアルフレッド役の俳優。アルフレッドと言えば、バットマン(ブルース・ウェイン)の活動を支える執事だが、ジェレミー・アイアンズがアルフレッド役をすると執事というよりももっと対等な感じがするのでちょっと違和感があるのは私だけか。

本作ではハーディ役のジェレミー・アイアンズ。やはりイギリスというお国柄を表す紅茶を飲むシーンも印象的。

伝記映画なので基本的にそれほど盛り上がらないのは理解できるが

凄いことなのだろうが、映像からは凄さが全く伝わってこない映画。伝記映画は基本的にその偉大な人物を主軸において映画化するのでエンターテインメント映画の様には盛り上がらないのは承知の上で観た映画だった。では、その偉大な功績を残したインド数学者のラマヌジャンがどれくらい凄い人物なのか、この映画で伝わるかと言えば私が数学が得意ではないからなのかそれも何となくしか伝わってこなかった。

インドでは紙が貴重な時代なのか、メモ書き程度の数式は通路の床に書く。

大袈裟にする必要も誇張する必要もないがせめて、その数式の素晴らしさや凄さを観ている人に伝わるようにはして欲しかった、というのが率直な感想。数学を学ぶ者、数学者を目指す者がシュリニヴァーサ・ラマヌジャンという歴史上の人物を何かで聞いたことがあれば、この映画に興味を抱くのかもしれない。私の様に何も知らない人間がこの映画を「映画」として観ると、決して面白かったと言える映画ではないように思う。ケンブリッジ大学の食堂が「リアル・ハリーポッター」の世界だったのが「へぇ…凄い」と面白がった程度。

ハリーポッターの世界のようなケンブリッジ大学の食堂。

数学者の伝記映画なのに殆ど数字や数式は登場しない

インド数学者のラマヌジャンに焦点を当てているが、映画では殆ど数字や数式がキチンと映されない。その辺りは映画「ドリーム(原題:Hidden Figures)」と同じ。私には理解不能な難しい数式を計算して功績をあげるが、具体的な数式や公式はスクリーンに殆ど登場しない。「ドリーム」の方がまだ黒板になにやら難しげな数式を書くシーンが多く登場する。大写しされてもどのみち意味不明な数式だろうが、逆にそういうシーンあるからこそ「スラスラと数式を書いていくのが何か凄いな」と感じ取ることもできただろうに。本作では紙やノートに書いているシーンは幾つもあるが、ほとんど手元を映さないので視聴者が数式を目にするシーンが少なすぎて余り凄さを感じない。


何やら机に向かって書いてはいるようだが…。私にはどこからこの黒板の図に到着したのか分からずじまい。

途中からラマヌジャンやハーディの人間性の違いを描いているのかと思ったがそれも描写が薄い。天才的に「直感」で数式を編み出すラマヌジャンは自身の数式を発表してもらいたいと願うが、「証明できなければ意味がない」と説得し発表を拒むハーディとの対立を描いているのかなと途中から思ったが…なんかそれほどでもない。そして2人の意見は対立しつつも、いつしか対極的な2人はタッグを組んで「分割数」を求める公式を編み出し証明しようとする。その辺りの心情の変化をセリフではなんとなく表現されるが淡々と進んで行くので「イヤイヤやっているのかな?」と。…で、「『分割数』は分かったけど、結局何に役立つの?」と私の中では謎のまま映画が終わってしまった。

数式が画面に映ることがほとんどない。まぁ映ったところで何が書かれているのかさっぱりだが。

セリフや流れでなんとなく数学者としての凄さが理解できる程度と、プラスでドラマ性を感じるくらい。劇中、人種差別は若干描くが当時のインドのカースト制度は描かれもしないのでラマヌジャンが当時どの身分だったかも分からない。暮らしを見るとそれほど下級ではなさそうだが説明もなく不明。…私は完全に消化不良。それでも途中で眠くなるようなことはなかった。ちゃんと観るべき人が観れば凄い映画なのかな。映画は最後に「1世紀後、ラマヌジャンの公式は、ブラックホールの研究にも役立っている」 という字幕説明が…。

・・・・へぇ(ぽっか〜ん)。

 


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眠くならなかったのには理由がある。多分、役者が良いのだろう。何か分からないが引きつける力がある。ラマヌジャン(デーヴ・パテール)とハーディ(ジェレミー・アイアンズ)の終始微妙な距離感のやりとりはどこか緊張感があり、観ているこっちも緊張するので眠くならない。これを演技として計算でやっているなら凄い役者達だなと思う。当時の人種差別的な壁や、ケンブリッジ大学教授とインドから呼び寄せた青年を研究生として迎え入れるという間柄もその緊張感から感じ取ることができる。

「奇蹟がくれた数式」は現在(2019年2月20日時点)、Amazonプライムビデオ、NETFLIXで共に会員なら無料視聴可能(Amazonプライムビデオは字幕版のみ。日本語吹替え無し)。U-NEXTは登録無し。

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