これまで色々とスピーカーやアンプも含めてアップグレードしてきたが、貧乏性ということもあり古いスピーカーをそのままリビングの角に積み上げ置いていた。しかし倉庫もなく決して広い部屋でもないので結局のところ今回業者に買い取ってもらうことに。
元々買取業者は過去に頼もうとしていた業者があったのだが、数年前に廃業していた。しかたなく別の買取業者に依頼したら、今回のスピーカーの買取査定価格がまさかのオールゼロ円。出張買取だったので「出張費・査定は無料ですが、どうされますか?今回売るのを止めますか?」と言われた。
引き取るスピーカーやアンプは日本国内では買い手が付かないので、他から引き取ったオーディオ製品と一緒に海外で叩き売りされるらしい。かと言って自ら粗大ゴミとして廃棄するのは何か心が痛む。買い取ってもらう予定だった機材のほとんどが買い取り以前の話で、自分で廃棄処分するかタダで引き取るかの話に…。
結局、自分で廃棄するよりは海外で誰か使ってくれる人がいるのならと、そのまま無料で引き取ってもらうことにした。海外で解体してパーツや銅などを取り出すだけで、オーディオとして使うかどうか分からないが、目にする事は無いので気持ち的にはマシ。YAMAHAのAVアンプだけが数千円の買取になったが、他の古いスピーカーや30年程前のコンポなどは無料引取り。ヤフオク出品が一瞬頭をよぎったが…個人取引は発送やクレーム対応などが面倒くさいのでヤフオクで買うことはあっても売る事はない。ヤフオクなら無料で引き取られるスピーカーでも各200円〜数千円くらいにはなったかも知れないが面倒くさい方が勝ってしまった。
スピーカーやアンプを積み上げた台車が玄関口からガタガタ、ゴロゴロと音を立てながら遠ざかっていく。台車を運ぶ業者の後ろ姿を見送りつつ心の中であの童謡が流れた「♪ドナドナドーナー・ドーナー…」。
さて、置きっ放しになっていたスピーカーやアンプも引き取ってもらい、部屋もスッキリと片付いた。ついでに使っていないスピーカーを放置していた後ろめたさもなくなったので、アトモス環境(天井スピーカー4台設置)のネゴシエーションを再スタートするか。
買取査定とは関係ないが今回査定に来た業者さん…コロンがきつい。妻には苦手な香りだったようで業者さんが帰った後、鼻リセットのためにコーヒー豆の香りを嗅ごうとしていたらしいが、常備している我が家のコーヒー豆をたまたま切らしていることに気づき家中のたうち回っていた。
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