いよいよ今週末の2019年3月15日より アンナ・ボーデン&ライアン・フレック(Anna Boden and Ryan K. Fleck)監督らによるスーパーヒーロー映画「キャプテン・マーベル」が日本で公開される。キャプテン・マーベルは原作のマーベル・コミックで「キャロル・ダンバース」という名でアメリカ空軍の少佐として初登場しているが、本作でもその辺りが描かれているようだ。次回作の「アベンジャーズ/エンドゲーム」に繋がる重要なキャラクター。同マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズとして十中八九「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも登場するはずなので、観る予定の人は「キャプテン・マーベル」は必見。
今回の映画は彼女がどんな生い立ちで、どのように誕生したのか、何故MCU最強キャラクターと呼ばれるのか、その辺りも実写版映画として観られるのかも知れない。また、S.H.I.E.L.D.のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の両目が見えている時代からスタートするので、恐らく片目を失うエピソードも盛り込まれているはず。ニック・フューリーの若かりし頃を描くので、最近のマーベル映画の流行なのか、またあのCGによる若返り技術で今度はサミュエル・L・ジャクソンが若返って登場する。
対等するDCコミックスの最強キャラクター「スーパーマン」に匹敵するほどのMCU最強キャラクターとして噂される彼女だが、そもそもキャプテンマーベルの名前を巡っては少し紆余曲折がある。元はスーパーマンに対抗するフォーセット・コミック社のキャラクターが「キャプテン・マーベル」だったが、人気が出すぎたためにDCコミックスがスーパーマンの盗作として訴えた。両社の和解が成立し、結局DCコミックがキャラクターの版権を得たがその間にマーベル・コミックが自社の社名を冠した「キャプテン・マーベル」の商標登録をした。その後も訴訟の話は続くが…結果的にDCコミックスはキャラクターそのものは使えてもタイトル名として使えないことに。当初のDCキャラクター「キャプテン・マーベル」は「シャザム」という名になったという経緯がある。その旧キャプテン・マーベルとも言える「シャザム(Shazam!)」がこの4月に映画公開予定になっているのは、複雑な大人の事情を今回の映画「キャプテン・マーベル」公開時期に当てた様にも思ってしまうのは考えすぎだろうか。
それはさておき、今からは世に溢れるであろう本作「キャプテン・マーベル」に関するネタバレ情報を完全にシャットアウトして映画を楽しみに待つことにしよう。もう一つ楽しみにしている「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ映画「バンブルビー」(2019年3月22日公開)と公開時期が1週間遅れで被る…そして1ヶ月後には「シャザム(Shazam!)」が公開。IMAXで立て続けに3本は金銭的に結構キツイ。
(公式予告動画は公開終了になりました)
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