Blu-ray仕様:本編130分 アスペクト比:2.35:1
英語:5.1ch ドルビーデジタル、日本語:5.1ch ドルビーデジタル
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モノ真似芸人がやるように分かり易く「らしさ」を出すには、細く眩しい目をしたイーストウッドの方が「らしく」見えるので、この頃のトビー・スティーブンスで正解なのだろう。ところでイーストウッドはいつからあんな感じに常に眩しそうな目をしだしたのだろう…。トビー・スティーブンスは現在NETFLIXのオリジナルドラマ「ロスト・イン・スペース」のロビンソン家、パパ役の人物。
「スペース カウボーイ」あらすじ
心身共に鍛え抜かれた優秀なテストパイロット・チーム“チーム・ダイダロス”。しかし土壇場いなって、彼らの宇宙へ行く夢は絶たれた。それから40年、再び彼らにチャンスが巡ってきた。
クリント・イーストウッドの監督22作目、主演42作目となる本作は、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーというベテランスターが名を連ねた、ワクワクするようなSFアドベンチャー。4人は、故障して軌道から外れ、地球に脅威をもたらすおそれのあるロシアの旧式通信衛星を修理すべく、チームを再結成する。まさに“最も優れた資質を兼ね備えた”(ウォールストリート・ジャーナル)スペース・カウボーイたちが、不屈の精神とユーモアと勇気を胸に、いま飛び立つ。
©2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
出演は、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)、トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)、ドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)、ジェームズ・ガーナー(James Garner)、ジェームズ・クロムウェル(James Cromwell)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(Marcia Gay Harden)、ウィリアム・ディヴェイン(William Devane)、ローレン・ディーン(Loren Dean)、コートニー・B・ヴァンス(Courtney Bernard Vance)、バーバラ・バブコック(Barbara Babcock)、ラデ・シェルベッジア(Rade Šerbedžija)、ブレア・ブラウン(Blair Brown)、ジェイ・レノ(James Douglas Muir “Jay” Leno)など。
ジェームズ・クロムウェルは私が好きな映画「ベイブ(原題:Babe)」のアーサー・ホゲット役の俳優。あの寡黙なホゲットじいさんが何だか意地の悪い役柄にされていた。「アンタ本当はそんな人じゃないでしょ!?子ブタを信じるやさしい人ではないか!」と言いたいが、役どころは似合っていた。
頑固精神と信念がプラスに働く映画
「俺たちは絶対に宇宙に行く」という信念と、「まだまだ若い者には負けない」という、じいさんの頑固精神が見える。当時鍛えに鍛えた肉体だがこの歳になってさらにムチを打つのはかなり辛いはず。映画ではそんな気持ちと身体のバランスが食い違うことも表現しているので笑える。
じいさんの頑固精神が逆に上手くいくパターンの映画。この映画を観ても現実はそうはいかないので、世のおじいさん方はヘンに勇気を貰わないでもらいたいと願う。頑固精神がプラスに働くのは時と場合によるが、悲しいかな多くはマイナスに働く。
若い時代と老後の時代の人物が分かりにくい
オープニングで若い時代の4人、フランク(クリント・イーストウッド)、ホーク(トミー・リー・ジョーンズ)、ジェリー(ドナルド・サザーランド)、タンク(ジェームズ・ガーナー)が直ぐに分からない。フランクだけがやたら似せてきているので分かるが、それ以外の3人は一見誰が誰やら…。映像がカラーに変わり、残り3人の老後の職業や行動で人物が結びつく。一度観終わった後に改めて見直して分かった。よく小説を読んでいるときに登場人物が分からなくなり、初めの方に戻って読み返すアレ。そんな事を映画でやってしまった。
「スペース カウボーイ」は現在(2018年8月28日時点)、Amazonビデオではプライム登録されていて見放題。U-NEXTとNETFLIXは登録されていない。
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