2018年にNETFLIXで公開されたオリジナルSFテレビドラマ。日本では「宇宙家族ロビンソン」というタイトルで1966年から1968年に第2シーズンまで放送されたようだが、全く知らない。画像を探してみたらアメリカのコメディドラマ「フルハウス」のSF版かと思ってしまった。ラフトラック(笑い声)を編集で付けてないかと…。その後1998年に「ロスト・イン・スペース」のタイトルで映画化されている。映画は現在Amazonプライムビデオに登録されているので無料視聴ができる。今回紹介するのはNETFLIXで現在公開中のリメイク版のオリジナルドラマ(2018年版)の方。
「ロスト・イン・スペース」あらすじ
地球に住むロビンソン家は、隕石が落ちたことにより灰に覆われた地球から、同じく適正テストに合格した他の民間人と植民星に移住する。海兵隊の父ジョン、優秀なエンジニアの母モーリーン、長女ジュディ、次女ペニーと末っ子である男の子ウィルは宇宙船レゾルートで植民星に向かう途中、異星人のロボットにレゾルートを襲撃される。襲撃を受けた植民者達は小型宇宙船(ジュピター)に乗ってレゾルートを離れるが、宇宙の裂け目が出現し、小型宇宙船は見知らぬ惑星に飛ばされロビンソン家の小型宇宙船は惑星の氷河の上に着陸する。その惑星では別の惑星から来たと思われる宇宙船も不時着しており、ウィルはそこで異星人ロボットに遭遇してしまう。
出演は、モリー・パーカー(Molly Parker)、トビー・スティーブンス(Toby Stephens)、マックス・ジェンキンズ(Maxwell Jenkins)、テイラー・ラッセル(Taylor Russell)、ミナ・サンドウォール(Mina Sundwall)、イグナシオ・セリッチオ(Ignacio Serricchio)、パーカー・ポージー(Parker Posey)など。
トビー・スティーブンスは先日紹介した「スペース カウボーイ」のクリント・イーストウッドの若かりし頃を演じた俳優。何となく目に面影はあるが、元海兵隊役という理由からなのか、がっしりした普通のおっさんになってた。
夏休みに一気観してしまった
現在NETFLIXでシーズン1全10話を観ることができる。2018年5月にはシーズン2の製作が発表されているので、現在はシーズン1のみ。今年の夏休み一気に観てしまった。映像や作りで所々、気になる点や安っぽい所もあるが概ね出来はいい。異星人に襲撃されたとはいえ、運良く惑星に不時着し、さらに不時着した不明の惑星には運良く人間が呼吸できる酸素もある。「そんな偶然アリか」と思うが、そこを覆すと話が成り立たなくなるのでそこは考えないようにしておこう。植物はあるが生き物(異星物)がそれほどいないのも、なんたる偶然。もうそこに移住すれば良いではないかと思うがそうもいかない理由があるのだ。ダメだこの惑星…山々や木々を見れば見るほど「地球」に見えてくる。
不時着後にドクター・スミス(パーカー・ポージー)と名乗る一人の女性がシーズン1序盤に現れ、ロビンソン家に溶け込もうとするのだがコイツが腹立つ。腹立つほど腹黒く悪いやつなのだ。観てて腹が立つのはそれだけ世界に入り込んでいるという事なので、このドラマの演出やパーカー・ポージーの演技が上手いのだろうな。見始めるとそれなりに面白いので結構あっという間の全10話だったが、ドラマなので展開が早いわけでもテンポがいいわけでもない。どちらかと言うと結構スローペースなので一度観るのを止めてしまうと次のエピソードを観るまでに腰が重くなってしまいそうだ。
「ロスト・イン・スペース」は4K UHD&ドルビーアトモス対応の配信になっている(らしい)。我が家では4K UHDを観る、ドルビーアトモスを聴ける環境がないので4K UHD&ドルビーアトモスの確認はできないのが残念だが映像は十分キレイ。ドルビーアトモス対応とされているらしいが、Amazon Fire TVで確認したときはタイトル画面で「5.1」と表示される。この辺りの仕様は一体どうなっているのかよく分からない。
シーズン1が凄く中途半端に終わるので続きは当然気になるが、NETFLIXが例の値上げに踏み切ったのでこのまま見続けて良いものかどうか悩んでしまう。
NETFLIXオリジナルのSFドラマがどの程度のクオリティかは下の予告編を見て頂ければ…。
1998年公開の映画「ロスト・イン・スペース」は現在(2018年9月6日)Amazonプライムビデオに登録されているのでプライム会員になれば無料視聴ができる。
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