Blu-ray仕様:本編127分 アスペクト比:1.85:1
英語:5.1ch DTS-HDマスター・オーディオ 日本語:2.0ch DTS-HDマスター・オーディオ
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視聴はNETFLIXで。U-NEXTも2019年2月6日現在は見放題登録されているが2chステレオ音声なので、5.1ch再生のNETFLIXで視聴した。無料視聴できるAmazon プライムビデオには未登録(有料レンタルのみ:字幕版のみ)。アスペクト比は両方共1.85:1。
「ハート・オブ・ウーマン」あらすじ
広告代理店のクリエイティブ・ディレクター、ニックは次期部長とウワサされ、公私共に絶好調。
ところが、その椅子を獲得したのはライバル社からヘッドハンティングされたキャリアウーマン、ダーシー。
すっかり落ち込んでしまった彼は、ひょんなことから女性の心の声が聞こえる不思議な能力を身に付ける。
ニックはダーシーの不安や孤独を知り心惹かれ、ダーシーも気持ちを理解してくれるニックに安らぎを見出す。ライバルの二人はいつしか恋に落ちていくが……。
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出演は、メル・ギブソン(Mel Gibson)、ヘレン・ハント(Helen Hunt)、ローレン・ホリー(Lauren Holly)、マリサ・トメイ(Marisa Tomei)、マーク・フォイアスタイン(Mark Feuerstein)、アシュレー・ジョンソン(Ashley Johnson)、アラン・アルダ(Alan Alda)、ジュディ・グリア(Judy Greer)、デルタ・バーク(Delta Burke)、ヴァレリー・ペリン(Valerie Ritchie Perrine)など。
流石のメル・ギブソン。コメディもいける
広告代理店でクリエイティブ・ディレクターを務めるニック役のメル・ギブソン。メル・ギブソンといえば映画「マッドマックス」や「ブレイブハート」など硬派な男臭い役のイメージかも知れないが、映画「リーサル・ウェポン」では不真面目と真面目が同居したような演技をしているので、当然コメディもいける。
幼少期時代から女性に囲まれて育ち、モテモテだったニックは女性の思考が声として聞こえるようになってから、自分の行動や考えは実は女性に全く受け入れられていなかったという現実を知るショック。自分(男)なら気持ち的に死んじゃう、と思える面白い映画だ。広告代理店という本来はなにかと厳しい業界の話だが、そこにはあまり話をフォーカスしないことで、映画として全体的に殺伐としておらず、終始平和に観ることができる。
女性が考えていることは様々だが、ニックの生い立ちの設定があまりに特殊なので映画ではニックを代表に「世間の男は皆こんな感じ」と一括りにされていないのは男側の私として救いになっている。しかし、この映画では劇中出演する数少ない男性がこぞってダメな印象を受ける。対照的に商品CMのプレゼン先であるクライアントも女性だけなど、脇役も含めて女性の出演は多い。
それほど古くないのに、もの凄く古く見える
冒頭で「映像が古臭く見える」といったが、よく考えたら今は2019年。「古い」のではなく「古臭い」のだ。トラディショナルな古さではなく、アンファッショナブルな古さを感じさせるイメージ。約20年前この映画は広告代理店という職場が背景としてあるだけに、その時代(2000年頃)の先端や流行を取り入れて当然なのだが…、今観るとこの古臭い感じは、当時の流行やおしゃれ感を出しているからなのかと気づく。
メル・ギブソンのファッションもそうだし、現代はシンプルなオフィスが多い中、豪華で天井が高く、それこそ古くからある銀行の居抜きのようなオフィス。そこは百歩譲ったとしても、そこに当時はオシャレに感じたAppleの古いiMacやStudio Display(グラファイト)があると…。普通のPCやモニターならそれほど違和感を覚えなかったかもしれないが特徴的すぎるAppleのモニターを使うと、それが画面に映るだけで古臭く感じてしまう。オシャレ感や流行は時代と共に変化するのが速い。少しでも古くなるともの凄く時代遅れを感じてしまう。そのことに改めて気づかされた。
「ハート・オブ・ウーマン」は現在(2019年2月6日時点)、NETFLIXで視聴可能。U-NEXTも見放題登録されている。Amazonビデオでは400円の有料レンタルで観ることができる(Amazonビデオは字幕版のみ。日本語吹替え無し)。
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