2019年の1月初頭に私が「気になるプロジェクター、BenQ X12000HとW5700は日本で販売されないのか…」で取り上げたBenQの「W5700」が日本でも発売されることが昨日のプレス向け発表で分かった。これは嬉しいお知らせだ。
日本での型番は「HT5550」になるらしいが、見た目はそのままなので恐らく性能は同じものとみていいだろう。「X12000H」程のハイエンド機種ではないがハイエンドとミドルの中間的(ハイミドル?)な位置づけとなりそうな機種。前回は海外の情報サイトからの噂だったので、スペックは公式では無く憶測だったが、これから公式の詳しいスペックが公表されていくだろう。現時点で詳しいスペックや発売時期、価格はまだ公表されていないが、私の様な入門機からの4K UHDプロジェクターへのステップアップとしては十分な性能を持っていると予想する。更にジャンプアップするなら「X12000H」(こちらは日本で未発表)を狙うか。
BenQ
「HT5550」の輝度は1800ルーメンと現在私が使用しているEPSON EH-TW6600より明るさはやや落ちるがその分、ANSIコントラスト比やカラーの暗部階調の再現性は恐らく高いと踏んでいる。LCDとDLPでの投影方法の違いがあるので単純比較はできないが、同日発表(プレス向け発表会はこちらがメインのようだが…)のBenQの新機種「HT3550」よりも暗部階調の再現性は期待できるのと、1.6倍ズームレンズ及び、レンズシフトが上下60%、左右23%と大きく異なる。「HT3550」では1.3培ズームと上下に10%のレンズシフトだけだ。実際に設置してみると分かるが大画面を楽しもうと思うと一般的な日本の住宅事情では設置場所が限られるので、設置においてズームとレンズシフトの柔軟性は割と重要になってくる。
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「HT3550」は手軽さとコンパクト性に重きを置き、観るときに視聴者の正面、目の前に設置して楽しむのに対し、「HT5550」は私の様に設置場所を固定して常設した据置型と考えるのが通常だろう。勿論「HT3550」でも設置場所を決めて据え置くこともできるがズームとレンズシフトにあまり柔軟性がないために設置場所が限られることになる。言わば人がプロジェクターの置き場所を決めるのではなく、プロジェクターが置き場所を決めることになる。「HT2550」の時もそうだったが、この辺りがネックになってきそうだ。
なお、現時点(2019年2月27日朝)のBenQの公式サイトは日本版と海外版が入り交じって、「HT2550」も機種名が「W1700」になっていたり、「HT8060」が「W11000H」となっているなど少し混乱しているので何が正しい情報かよく分からないことになっているので注意が必要。
〈BenQのホームページ(日本サイト)〉 http://www.benq.co.jp/
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