世の中がゴールデンウィークの真っ只中、唯一仕事休みが取れた日に「アベンジャーズ/エンドゲーム」(3D版)を鑑賞しに、いつもの大阪エキスポシティのIMAXに出向いた。
まさか仕事で土日祝問わずゴールデンウィークがほぼ丸潰れになるとは思っていなかったので余裕をかましていたら、凄く観たかった「バンブルビー」は今更近場で上映している劇場はなく、「シャザム」は大阪エキスポシティでも上映していたが「吹替え」しか無く、あとは小さな劇場でしかやっていない。私が映画館に行ける唯一休める日はもはや選択の余地はなく、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の一択だった。前作もBlu-rayでしか観ておらず、私の中ではさほど盛り上がるところもなかったので映画館に出向いて観るほどの映画でもない気がしないでもなかったが、故スタン・リー最後のカメオ出演であろう「エンドゲーム」を映画館で観るのも悪くないと思い、チケットを購入していざ大阪エキスポシティへ。
この日は天候にも恵まれ、少し暑いくらいだったが朝9時25分から上映のチケットを取っていたので涼しいうちに到着。朝イチの上映でもほぼ満席状態。この映画の人気ぶりがうかがえる。
3D…あれれ?
私は相変わらず3D版上映を鑑賞したのだが、最近のポストプロダクションによる3D化は随分進化して違和感がなくなったというのがここ最近の感想だった。しかし本作では、特に引きの画では妙にミニチュアに見えて「おもちゃ感」がスゴイ。引きの画は無理にきっちりと立体感を出すと返ってミニチュアに見える。引きの画はあえて3D感が若干乏しい方が“らしく”見えるのだが、本作はきっちりとハッキリと3D化してしまっていた。
んんんん〜〜〜ん
一応本作で「アベンジャーズ」は一区切り。その内容に相応しいかどうかは置いといても、上映時間が3時間というそこそこのスケール感はあるが、3時間の割には各ヒーローの描写が薄く、もう少し1人ひとりの描写を丁寧にしてほしかった。
そしてラスト…これは賛否両論になる映画だなぁ〜と。いずれかは各人本作を観てもらいたいが、私個人としては“否”に入る。ルッソ兄弟監督の想いはあったのだろうが、なんだか後半は急ぎ足で「終わらせよう、早く終わらせよう」としていないか。ことキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)に対しては「ええぇ〜…見たくなかった…」が率直な感想。
シリーズ映画の1区切りは人それぞれの想いがあるので、自身の期待を良い意味で裏切られたりでもしない限り、どんな内容でもなかなか納得はいかないモノだとつくづく感じた映画だった。
この記事へのコメントはありません。