だから、こういうタイトルを付けるとオリジナルのフィルムかと勘違いされるではないか。と思いつつもそんなヤツはおらんやろと考えながら、つい嬉しくてこう書いてしまうのだった。正確には当時(1980年)の劇場公開版が収録されたDVD。
以前に、劇場公開版の「スター・ウォーズ」、後に「新たなる希望」というサブタイトルが付いたDVDを新品で入手した時は、今回入手した「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」は開封された中古品でもプレミア価格しか見つけられなかったので購入を控えたのだが、今回はシュリンク包装されたままの新品未開封で定価(+配送料)だったので迷わず購入した。
ちなみに、スターウォーズ映画にエピソード4やエピソード5など「エピソード」が付いたのは「エピソード1/ファントム・メナス」から。それまでは「スター・ウォーズ」というメインタイトルと「新たなる希望」などのサブタイトルのみで構成されている。
別の店だが同時期に3作目のオリジナル版「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」(劇場公開当時の邦題は「復讐」となっていて「帰還」ではないので、今回のタイトルも敢えてそのように)も同様にシュリンク包装されたままの新品未開封を定価で購入でき、最初の1作目である「スター・ウォーズ」だけは5千円程したが、それ以外は定価で新品を購入することができたのも嬉しい。待った甲斐があり、これで念願だった劇場公開版の「スターウォーズ」、旧3部作が現在でも再生可能な環境で全て入手出来た!いやぁ嬉しい!
ルーカスが後にCG追加など手を加えた「特別篇」がオリジナルだとルーカス自身は言っており、まぁ本人がそう言うのだからそれでいいけど、私個人としては子供時代に劇場で観た印象の記憶が「正」であり「オリジナル」なので、やはりこちらのディスクに収録されているアナログチックな映像の方が良いのだ。
残念ながら映像はオリジナルフィルムからの焼き直しではなく、以前からあったLD(レーザーディスク)からの焼き直しでDVDに収録しているだけでリマスタリングも何もされていない。画面アスペクト比も4:3でシネマスコープサイズ(2.35:1)の映像を収録。スクイーズではなくレターボックスなので上下と左右に黒帯が表示されて正味の映像画面は小さくなる。
今観ると、現代のシャープで美しい映像をすっかり観慣れて肥えてしまった目には結構厳しい映像。もともとオリジナルフィルムからのリマスターではない上にメディアがDVDということもあり、全体的にボンヤリしててエッジも甘アマ。字幕文字もドットが荒くガタガタ。しかし、思えば当時の映画館の映写機も現代ほど高性能なモノではなかったし、そもそもフィルム映写機だし、そのため画面も微妙に揺れ、字幕の文字もあの映画字幕書体だった。そういった子供の頃の記憶と相まって、字幕以外は当時の印象に近く「まぁ、これはこれでいいのでは?」とも考えてしまう。
音声はドルビーサラウンド収録。当時「スター・ウォーズ」(1977年)で始まったドルビーステレオを家庭用にしたもの。センター・フロント左右とそれ以外の音声で構成されている。現代のように低音成分は別チャンネルではないのでサブウーファーによる重低音は鳴らない。あくまでもクロスオーバーで設定した低音がサブウーファーを通して鳴るだけ。その分は音量とスピーカーサイズでカバーすることになるので、小さなスピーカーだと随分物足りない音声になってしまうかもしれない。
さて、当時のスター・ウォーズの映像を懐かしさに浸りながら観直すかな。
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