Blu-ray仕様:本編102分 アスペクト比:1.78:1
英語:5.1ch ドルビーTrueHD、日本語:2.0ch ドルビーTrueHD
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英語は5.1chのサラウンドだが、日本語吹替えは2.0chステレオ音声。私は基本的に洋画は英語音声の字幕で観ているのでサラウンド音声だったが、この映画はサラウンドが重要な映画ではないのでステレオ音声でも全然問題無い。今回はAmazonビデオで鑑賞。Amazonではレイティングの指定が「G」となっていて全年齢対象になっているが一部セックス行為を表すシーンや、ストリップ(水着着用時まで)の描写がある。小さな子供と観るときは「何しているの?」と問われる可能性があるので少し注意が必要。
「ヴィンセントが教えてくれたこと」あらすじ
アルコールとギャンブルに溺れるちょい悪オヤジのヴィンセントは、ひょんなことからお隣に引っ越して来た、いじめられっ子オリヴァーの面倒を見ることになる。小学生相手に容赦なく毒舌を連発し、行きつけのバーや競馬場にも連れ歩き、ヴィンセントはオリヴァーに注文の仕方、オッズの計算方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見ろくでもないことを教え込んでいく。最初は最悪だと思っていたオリヴァーだが、ある日ヴィンセントが介護施設に立ち寄り、認知症の妻に愛おしげに接する様子を目の当たりにする。気難しい老人と気弱な少年の間にはいつしか奇妙な友情が芽生え、2人のささやかな冒険の日々が始まった―――。
©2014 St. V Films 2013 LLC. All Rights Reserved.
出演は、ビル・マーレイ(Bill Murray)、ジェイデン・リーバハー(Jaeden Lieberher)、メリッサ・マッカーシー(Melissa Ann McCarthy)、ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)、ダリオ・バロッソ(Dario Barosso)、クリス・オダウド(Chris O’Dowd)、ドナ・ミッチェル(Donna Mitchell)、テレンス・ハワード(Terrence Howard)など。
タイトルの「St.Vincent」が重要
邦題もそれほど悪くないが、原題の「St.Vincent」の「St.」。「セイント (Saint) =聖人」の意味。この映画ではこれが重要なのだが邦題ではスルーされている。ただ少年オリヴァーがダメ悪オヤジのヴィンセントに物事を教えられるワケではない。ここがこの映画のミソなのになぁと思う。邦題だけに注目していると、少年がダメ悪オヤジから悪い事だけを教わるみたいに見える。予告編でもそういう見せ方をしている。せいぜい「どうせそんな悪いオヤジから『人生とは』でも学ぶのだろう」と簡単に思っていたら、大きくは違わないがちょっと違った。決して重くない映画だが人の優しさに触れられる深い映画。あらすじにあるような「ちょい悪オヤジ」なんて今どきの流行言葉に乗せただけのカッコイイものではない。何度も言うが基本は「ダメ悪オヤジ」だ。
ヴィンセントの愛車
ヴィンセントが愛車として所有する車はクライスラー社の「ルバロン」。これの木製パネルのコンバーチブル。ヴィンテージなら日本語でも調べられると思ってネットを探してみても簡単には見つからなかった。「Chrysler le baron convertible wood」と英語のキーワードを幾つか並べて画像検索すると結構出てきた。これにデカい木の枝を…。現実なら発狂モノの事故だと思うのだが、以外とヴィンセントは冷静だったのが印象的。保険で修理するとは言っていたものの、映画ではそれ以降の事に触れずに普通に乗り回している。
「ヴィンセントが教えてくれたこと」は現在(2018年8月28日時点)、Amazonビデオではプライム登録されていて見放題。U-NEXTとNETFLIXは登録されていない。
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