以前紹介したIMAX Enhancedに関する件で、マランツ公式サイトのプレスリリースに「IMAX Enhanced、eARC対応などの新機能追加アップデートを実施」とあったので、とうとう「IMAX Enhanced」アップデートキタか!と思ってクリックして開いたら今回の対応がAVプリアンプの「AV8805」だけだった…(2018年11月2日)。
追記:2019年2月6日にファームウェア・アップデートされた↓
下のリンクはマランツ公式サイトのプレスリリース。
http://www.marantz.jp/jp/News/Pages/PressReleaseDetails.aspx?PRID=275
今回は残念。一応、公式でもSR8012も対応機器の対象になっているので近々対応すると思われる。
今回のアップデートで私が所有するSR8012は「eARC(Enhanced ARC)に対応」と書かれている。「何だ?eARCって?」と思って調べてみたら、ちょどYAMAHAの公式サイト(https://jp.yamaha.com/)にあるQ&Aでその質問と回答が掲載されていた。
eARCとは、「Enhanced Audio Return Channel」の略で、HDMIケーブル内のイーサネット・チャネルおよびARC機能に使用されていた2つのピンを使用し、従来のARCでは伝送できなかった、非圧縮の5.1ch、7.1ch、あるいは最大32chからなるオブジェクトベースオーディオ(Dolby Atmos®やDTS:X™)などもテレビ経由で伝送できる機能です。
Copyright © Yamaha Music Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
という同じ“エンハンスド”でもARCの方だった。「eARC」は新しいHDMI 2.1機能らしく、それに関してラティスセミコンダクター株式会社(http://www.latticesemi.com/)のブログに記述があったので一部ご紹介。
HDMI 2.1はeARCや拡張オーディオリターンチャンネルと呼ばれるホームシアター機能が含まれており、サウンドバー、A/Vレシーバー(AVR)、TVなどのオーディオデバイス間の前方互換性を保証します。eARCはビデオパスからオーディオデバイスを取り除くため、前方互換性を提供するよう設計されています。
従来のAVRでは、オーディオとビデオの両方がAVRを介してTVに流れてしまいます。eARCを使用すると、テレビは音声のみのeARC信号をAVRに送信します。これにより、ビデオストリームからAVRが保護され、今日のホームシアターシステムにおけるAVRの寿命が大幅に延長されます。
©2018 Lattice Semiconductor
ということらしいが、分かるようで分からない。要するにしばらくはHDMIの互換性が保証されるってことと読み取れるが、それは信号規格の限界がくるまでということであり結局2年後までか5年後までか20年先までかは不明だ。しかし、少なくとも直近で新しいHDMI規格が登場しても、それに対応させる為にAVアンプを買い替えなくてもいいという事はまちがいないようなので、SR8012の規格対応寿命が延びたという事なのだろう。
それも大事な事だが、それ以上に早くSR8012をIMAX Enhancedにアップデートして欲しい。YAMAHAのAVアンプを使っていた時代には考えられないほどアップデートして新機能が盛り込まれていくのは楽しい。YAMAHAのRX-V767の時は一度もアップデートなんてなかった。それこそ壊れるか買い替えるまで購入した当初の機能だけで使い続けるしかなかった。
SR8012のアップデートではないが、先日はマランツのSR8012に搭載されているHEOSがAmazon Alexaに対応したというアナウンスがあった。Amazon Echoによって声でSR8012に搭載の「HEOS」を操作できるようになるらしい。Amazon Echoシリーズに「アレクサ、○○かけて」というとSR8012のHEOSを介して音楽が流れるってことになる。とても未来的だ。ちょっとこのニュースでAmazon Echoに食指が動いた。Amazon Echo、買ってみようかな…部屋で独り言のように機器に向かって声を出すのはちょっと違和感と抵抗感がある歳だが。
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