IMAX Enhancedで「家キネマ。」はIMAXに近づくのか!?
IMAX Enhanced発表,ホームシアター

IMAX Enhancedで「家キネマ。」はIMAXに近づくのか!?

IMAX社およびXperi社が先週(2018年9月8日)、ホームエンターテインメント向けのライセンスプログラム「IMAX Enhanced」を発表したと報じられている。それ以来、ずっとワクワクしながらそれらの記事を読み漁っている。テキトーな英語翻訳をしながらそのプレスリリース向け原文記事まで読む始末。

その対応機種の発表にまたシビレた。少し前に導入した「家キネマ。」で使用しているAVアンプ、マランツSR8012もファームウェア・アップデートで対応する事になっているではないか。これは嬉しい限りだった。あまりの嬉しさにプレスリリースを表示したiPadをトイレに持ち込んでまでその記事をずっと読んでいた。「IMAXがとうとう我が家に!」と大袈裟だがそれぐらい気持ちが高ぶったのは確か。映像関連については今後、4Kプロジェクターへの機種アップグレードで対応するとして、導入したばかりのAVアンプが対応出来ることが何よりも嬉しかった。大枚はたいて買ったばかりなのに「IMAX Enhanced」に対応するため、買い替えなければならないほど精神的にも金銭的にも辛いモノはない。

対応はデバイスのローンチ(立ち上げ)パートナー企業として参加を発表しているSONY(ソニー)、DENON(デノン)、marantz(マランツ)の3社。プロジェクターは現在、SONY社製のVPL-VW995ES、VPL-VW695ES、VPL-VW295ESの3機種を発表。AVアンプはmarantz社製のAV8805(13.2 ch:プリアンプ)、SR8012(11.2 ch:サラウンドアンプ)、DENON社製のAVC-X8500H(13.2ch)、AVC-X6500H(11.2ch)、AVR-X4500H(9.2ch)が対応を発表している。

「IMAX Enhanced」とは

「IMAXデジタルで再マスターした4K HDRコンテンツとDTSオーディオテクノロジーを使用して、家庭で没入感のある視覚と聴覚に新しいレベルの品質を提供する」というモノ。対応機種にはIMAXとDTSの技術によってデジタルリマスターされたコンテンツを再生するため最適化されたサウンドモード「IMAXモード」が搭載される。このモードにより映画制作者の意図した通りにサウンドを再生することが可能としている。再生互換はあるので「IMAXモード」非搭載の機器でもそのパフォーマンスは発揮できないが再生自体に問題は無い。


「イマーシブ(没入型)サウンド ─ 没入感のある、パワフルなIMAXサウンド体験をDTSオーディオテクノロジーでお楽しみください。」とある。少々誇大な表現だが、まぁこの際そう思っておいた方が幸せ。

「IMAX Enhanced」が今後どれほど浸透するかが問題

まさにIMAXが認める音作りが家庭で味わえるわけだ。ハコ(空間)の違いでIMAXシアターで聴く音とは当然違うだろうが、家庭で「IMAXっぽさ」に近づける第一歩と考えるとSR8012が対応アンプとなるそのアドバンテージは他の非対応機種よりは遥かに大きい。だがひとつ大きな課題はある。それはIMAX Enhancedに対応したコンテンツが現在はないということ。いつごろ登場してどれくらい広まるか未知数であること。これらのパフォーマンスを発揮するにはIMAXによって開発された独自のポストプロセッシング(既存のシーンを基にしたレンダリングエフェクト)を用いて、コンテンツをデジタルリマスタリングした映像ソフトが必要になる。手持ちの機器がIMAX Enhancedに対応しても元になるソフトがなければ意味がない。映像においても音声においてもそれは同じ。

デバイスパートナーとして先に挙げたSONY、marantz、DENONの3社があるが、ソフトを提供する側のスタジオパートナーとしてはSony Pictures Entertainment(ソニー・ピクチャーズ)、Paramount Pictures Corporation(パラマウント)がローンチパートナーとして参加している。と、いう事は当面の対応映像ソフトはソニー・ピクチャーズとパラマウントが配給する映像ソフトになることが予想される。パラマウントは「トランスフォーマー」等を配給している会社なので期待大。また、VODなどのストリーミングサービスにも対応する予定となっている。やはり映画でそのパフォーマンスを発揮して欲しいと願う。IMAX製作のドキュメント映像等だけに留まってしまっては非常にもったいない事になる。

IMAX Enhancedのサウンドに関してはDTSテクノロジーだが、フレキシブルなスピーカーレイアウトに対応できるオブジェクトオーディオという概念なのでなのでドルビーアトモスのスピーカー配置でも問題は無いだろう。まずはドルビーアトモスに完全対応するべく、トップスピーカーを最優先で考えるべきだと方向性は決まったが、リビングシアターでこの巨大なハードルをどうクリアするか思案しておこう。

「IMAX Enhanced」公式サイト(英語)
https://www.imaxenhanced.com/



 


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