IMAX Enhancedでマランツ SR8012はイマーシブなサウンドに
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IMAX Enhancedでマランツ SR8012はイマーシブなサウンドに

先日の2019年2月6日のアップデートにより、やっと「家キネマ。」で使用しているAVアンプ、マランツのSR8012がIMAX Enhancedに対応した。週末にじっくりIMAX Enhancedで「イマーシブ」なサウンドを楽しめるとワクワクしながらSR8012の設定を開いてみたら……ない!設定画面の「オーディオ」→「サウンドパラメーター」にIMAXモードの設定項目がない!「え?どうなっているの?」と色々他の設定画面を探してみてもそれらしい項目が見当たらない。念のためファームウェアのバージョンを確認したら、アナウンス通り最新の「6461-5243-6181-3094」になっている。どういうことだ?

※SR8012のファームウェア・バージョンは「セットアップメニュー」→「一般」→「情報」で確認できます。

IMAXモードの設定が表示されるには条件がある

そういうことか!分かりにくい…というのが正直なところ。セットアップメニューの「オーディオ」→「サウンドパラメーター」項目に「IMAX」の設定項目が現れるはずなのだが、それが見当たらないので「既に音自体は変わっているのかも…」と、色々なソフトを再生してみた。…特に変化無しという結果に。SR8012のサウンドモードのステータス表示も変わらない。

マランツのサイトを確認しても特に情報がない。「うーん…どうしたものか」とマランツに直接問合せしようかと考えていた時、映像ソフトを再生しながら確認したら「サウンドパラメーター」の項目に「IMAX」の表示が。「あった!」というか「出た!」と言う方が正しいか。要するにIMAXモードで再生できる対象ソフトを再生していなければ項目が出現しないという、まるでゲームの隠れキャラみたいな出現条件があるようだ。

その対象が「5.1ch/DTS(48kHz)」という条件。今のところそれ以外は項目が表示されていない。映像ソフト自体がネイティブで「IMAX Enhanced」対応なら当然IMAX DTSとして再生されるようだが、日本ではまだ発売されていない。現在発売されている映像ソフトでIMAXモードを発動させるには音声信号が「5.1ch」かつ「DTS(48kHz)」という条件のみが対象となりIMAX DTSで再生される。当然、「ドルビー〜ホニャララ」の音声信号は対象外。項目すら出現しない。DTSであっても「DTS:X」や「DTS-HD」、またサンプリングレートを上げている「DTS 96/24」も対象外となる。

IMAXモード出現には5.1ch/DTS(48kHz)が条件

今後登場予定の「IMAX Enhanced」ネイティブ対応ソフト以外の映像ソフトをIMAXモードで楽しむ場合、収録音声仕様が5.1ch/DTS(48kHz)であることが条件として分かったが、5.1ch/DTS(48kHz)となるとその多くは「DVD」の音声フォーマット。洋画のBlu-rayではオリジナル音声ではなく日本語吹替え音声の場合に5.1ch/DTSがよく採用されているが、最近のBlu-rayや4K UHDでのオリジナル音声ではあまり見かけない。たまたま「X-MEN 1&2DVDダブルパック」が5.1ch/DTSだったので、これを再生したときにオーディオ設定項目を確認すると「IMAX」の項目が出現したのだ。

条件の合う(5.1ch/DTS)映像ソフトの(本編)再生中に設定画面の「オーディオ」を選択。

映像ソフトのメニュー画面などは2chのステレオだったりと音声フォーマットが違う場合があるので本編を再生しながらの方が確実だ。

「オーディオ」設定の「サウンドパラメーター」を選択すると…


でた!「IMAX」!!!条件が合っていないと表示すらされないので分かりにくい。グレーアウトで表示しておいて欲しい。

初期設定では「IMAX Enhanced」ネイティブ対応ソフトの再生で自動的にIMAX DTSになる「オート」になっている。「オート」は通常の5.1ch/DTSではIMAX DTSに切り替わらず、通常のDTSサラウンドのまま。IMAX DTSにするには1度5.1ch/DTS(48kHz)の再生をしながら設定項目「IMAX」を「オン」にする必要がある。これで無事IMAX DTS音声出力になる。「IMAX」項目を「オン」にすることにより同条件のメディアは毎回切替しなくてもIMAX DTSで出力される。「IMAX Enhanced」ネイティブ対応のソフトの場合は「オート」で自動的に切り替わるはず。

「オン」に切り替えるとIMAX DTSに切り替わる。「オート」では5.1ch/DTSが通常に出力される。

「IMAX」を「オン」にすると「IMAXオーディオ設定」が表示される。「IMAXオーディオ設定」を「オート」から「マニュアル」に変更すると「ハイパスフィルター」と「ローパスフィルター」と「サブウーハーモード」の設定項目が表示される。「IMAXオーディオ設定」の項目はひと先ず「オート」のままでもいいだろう。

「IMAX」を「オン」にすると「IMAXオーディオ設定」設定が追加表示される。


「マニュアル」ではスピーカーのパスフィルターを任意に設定できるようになる。

IMAXの出現パターンが分かったので、Blu-ray版「インデペンデンス・デイ」の日本語吹替えも5.1ch/DTSだと気づき、吹替なのでイヤイヤながらもテスト視聴。あぁ…ウィル・スミスが…(山寺宏一)、しゃべり方にクセがありすぎて個人的にダメだ…テンションがダダ下がり。やはり吹替は馴染めない。

パッケージ裏などに記載されている、音声入力信号が5.1ch/DTSで48kHzなら(赤枠囲みの部分)、IMAX DTSが選択できる。


7.1chのスピーカー構成の場合はサラウンドバックから出力される

5.1ch/DTSなので当たり前だが、5.1chとして音声が出力される。元々スピーカー構成が5.1chの場合はそのまま各チャンネルのスピーカーから音がでるだろう。しかし、7.1ch構成のスピーカーの場合IMAX DTSのサラウンド音声はサラウンドスピーカーからの出力ではなく(インジケータがOFFになり)、サラウンド“バック”スピーカーから出力される。横からの音声と言うよりも、後方から音が鳴るイメージ。確かに大阪エキスポシティのIMAXシアターでは両サイドの壁には補足ぐらいの小さめのスピーカーで劇場内の天井後方の角にバックサラウンド用の(デカイ)スピーカーが設置されていてる。その配置イメージに近いので敢えてかも知れない。いくらスピーカーの台数を設置していても、サラウンドとしては2ch分しか出力しない仕様になっているようだ。

IMAXシアター,大阪エキスポシティ

大阪エキスポシティIMAXシアターの天井角(黒く四角い影に見える)にあるバックサラウンド用スピーカー。


IMAX DTS時のサラウンドは、通常サラウンド・バック・スピーカーを使って出力される。(スピーカー・インジケータに注目)

我が家のサラウンドバックは、よりによってサラウンドスピーカーを“プチ”アップグレードの際に6.1chから7.1chに替える時、取り外したONKYO D-058Mを再利用したもの。我が家で1番非力なスピーカーからIMAXのサラウンド音声を担うことになるとは…。やむを得ずAVアンプのスピーカー構成を変更して5.1chにし、サラウンドバックになっているONKYO D-058Mを切ったら雲泥の差でサラウンドが良くなった。我が家はサラウンドスピーカーが120度という比較的後方寄りに設置してあるので、偶然にもIMAX DTS時にはサラウンドバックを切り、サラウンドスピーカーから出力させるだけで適度なサラウンド感を得ることができた。

スピーカー構成の設定でサラウンドバックを「無し」に設定したらサラウンドスピーカーから出力。

IMAX DTSではサラウンドスピーカーが積極的に使われるようになる

ストーレートのDTSサラウンドや他のドルビー系サラウンドと比較すると、IMAX DTSの方が低音成分をふんだんに含んだ音になりサラウンドがリッチに聞こえる。サラウンドスピーカーが低音を含めて積極的に使っているイメージがあり、そのため7.1ch設定時にIMAX DTSがバックサラウンドとして出力する時、ONKYO D-058Mでは非力すぎる上にサブウーファーとのクロスオーバー設定の影響で若干後方定位があやふやになる(これに関しては我が家の場合)。サラウンドスピーカーとして使っているDENON SC-A17にするとなんとか違和感が無い状態に。

全般的に低音域(重低音ではなく)が強調される傾向にあるようで、映画全体の音がボリューミーになるイメージ。積極的にサラウンドスピーカーから出力されるため結果的には音に包まれる感がある。それがIMAXっぽいかと言えば「っぽい」。そう言う意味において映画の印象が結構IMAXで観たときの印象に近くなるので、個人的にはテンションは上がる。なによりマランツSR8012のフロントパネルに「IMAX DTS」と表示される字面が最高にカッコイイ(ただそれだけ)。普段はパネルを閉めているので見えないが、この日は表示を見たいために開けっ放しで鑑賞。

IMAX Enhanced,SR8012,ホームシアター

IMAX DTSという表示だけでテンションMAX!カッコイイ!

しかし、我が家においてIMAX DTSを利用する場合、通常の7.1ch設定では定位感があやふやになるという理由から、5.1ch設定にいちいち切り替える必要があるため少々面倒なことになった。これを解消するためにサラウンドバックスピーカーもプチアップグレードする必要がある。しかしサラウンドスピーカー(バックではない)を使った5.1chでも少しばかり目の前の映像とサラウンドの定位が少しリンクしていない印象を受ける時があった(映像内前方で音の原因があるのに後方のサラウンドスピーカーからも出力された印象)。あれは元から収録音の問題なのか、IMAX DTSによる演算の仕様でそうなるのか…ちょっと確認する時間が無かった。他にも何か気がついたら続編を書こうかと思うが…今更、5.1ch/DTS収録の過去のDVDソフトを探して引っ張り出し、観ることも少ない。

ネイティブな「IMAX Enhanced」対応ソフトでどんな印象かを確認してみたい。第1弾は「ヴェノム」になるか。

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