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3Dメガネと3D映画

2017年に3Dテレビの生産を続けていたLGとソニーが3D対応テレビの生産をやめると発表があったが、映画は変わらず3D版やアトラクションの様な4DX版など上映を続けてくれている。3Dテレビの生産終了は何となく理解できる。3Dは基本的に「3Dメガネ」を必要とする。「よし!テレビで3D映像を見よう」という決心がないと、テレビを何気なく観ようと思っていそいそと3Dメガネを取り出してまでは見ない人がほとんどだろう。東芝などから、メガネ無しでも3D映像が楽しめるようなグラスレス3Dテレビも出たが、それも特定の場所でないと3Dに見えないなど、3Dのために見る側がひと手間かけなければならない。結構テレビを付けっぱなしにして他の用事をしながらの「ながら見」の方も少なくはないはずなので、そこまでして3Dで見たいとは思わないのが殆どだろう。初めは物珍しさに飛びついていたが、徐々にその手間や不便さが足かせとなり3Dテレビの需要は下がっていったのだと思う。

メーカーや販売にも原因がないか?

テレビメーカー側も機能1つ追加するのにコストがかかり、さらには機能を追加したための故障の原因も増やす事になる。需要が少ない分、リスクを背負って製造する必要もないし、リスクヘッジを考えると高価にならざるを得ない。だから3D搭載はハイエンド機になり価格も高価になり、ユーザーもそこまで高価な3Dテレビを買ってもコンテンツが充実していないので徐々に遠慮していく。作っても売れないのでは利益が出ないので撤退していったのだろう。

当時からコンテンツとして3Dはそれほど多くなく、2009年にジェームズ・キャメロン監督の「アバター(原題:Avatar)」で3D映画を大ヒットさせた。そこからは3D!3D!と映画をリリースしてきたが、ブームに乗っただけでわざわざ3D効果を見せるためのカメラアングルを多用した映画がその頃は増えたようにも思う。テレビ放送では「THE世界遺産」などまるで試験的な3D放送も流され、キレイだったが結果振るわず、映画BDソフトでも3D上映したものは、3D版BDをリリースしているが、ネット通販のみだったりで店頭に置くことも少なくなってきている。

しかも、3D版はプロジェクターやプレーヤー側で2Dモードに切替えができるのに、3D版としての単品購入ができず、Ultra HD Blu-ray版や通常版BDとセットでしか買えないようになっていて、その分値段が高かったりする・・・「3D版があるから2D版要らないのになぁ。」と、そんな“抱き合わせ”みたいなことをするから3D版がなおさら売れないのでは?と疑ってしまう。

3Dのガッカリ感

確かに3Dって両目の均等な視力が必要だし、人によっては酔う方もいる。子供の頃は3D映像は「飛び出す映像」と思っていたし、実際アトラクション的に飛び出して見え、空間に浮いて目の前に見えるのが主体だった。現代の映画では飛び出すことはほとんどなく、その場の空間に見る側を引き込むような画作りが多い。

飛び出さないので「な〜んだ」とガッカリする人も実際に多い。しかも、テレビでの3Dは小さなフレームの中にリアルで小さな立体物が動いているので、精巧なミニチュアを見ているような感覚になる。感情的にもその空間に入り込めそうにならない。空間的に考えると3Dはやはり大きな画面で見るべきなのだが、大きければ大きいで顔のアップなどではリアルな巨人が画面一杯に出現することになる。なので、なんとなく自分とのサイズ感にギャップを感じて立体だけど、何かリアルさには欠けるというのはそのせいではなのかと思っている。

それでも3D映像はおもしろい

ただ、個人的にはそれらを差し引いてもプロジェクターでの3D映画はやっぱり好き。私にとっては3D映画によって映像の空間の広がり方や、奥行きを「見る」から「体感」に変えてくれ、3D映画によって「飛び出す」から「空間表現」というものへ認識が変わった。始め立体的に感じているけど、見進めるうちに立体が当たり前になって気にならなくなり、さらには空間に入っている感覚になる。これもプロジェクターで視野いっぱいに映像があるおかげなのだと感じる。でもそれを言うなら当然、IMAX 3Dが一番。3Dもパッシブ方式でメガネも軽い。オマケに右目用と左目用の映写機2台で投影しているのでクロストークも無く、解像度も明るさも全く犠牲になっていないのはさすが。

家キネマでの3D環境

我が家で使っているEPSON EH-TW6600での3Dはフレームシーケンシャル方式で暗くなりがちなアクティブシャッターメガネを使用するが、元が明るいためか非常に明るく通常に映画を見ているのとそれほど変化を感じない。そのままメガネを外すと更に明るいと感じるくらいだ。

3Dメガネのシャッタースピードは映画を見ている分には気になることは全くないし、クロストークを感じることもほぼない。AV機器のパネルなどを見ると確かにチカチカした感じが分かる。パネルはメガネの開閉するシャッタースピードが同期していないので当然そうなるだろうし、あらを探せば多分色々あるのかも知れないが、自分が映画を見る分には不満も無く、むしろ満足しているのでヨシとしている。

あっ・・・1つだけ3D鑑賞で不満が…

「メガネ・オン・ザ・メガネ」がイヤ
※ IMAX 3Dで見るときはコンタクトするけどね。

 

EPSON 3Dメガネ ELPGS03

 


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