テレビ番組をプロジェクターで見る

プロジェクターを使ってテレビ番組放送を見る

既に、チューナー付きDVD“レコーダー”やBlu-ray“レコーダー”をプロジェクターに接続して普段映画を観ている人は全く意味のない記事だが、普段プロジェクターに専用プレーヤーやFire TVなどをつなげている人はテレビ番組の放送をプロジェクターで観たいと思う人も多いのではないだろうか。今後、東京オリンピックなどもあるので、テレビ番組をプロジェクターで観る方法を図解説明。これで東京オリンピックや間もなく始まるサッカーのワールドカップも自宅でパブリックビューイングのように大画面の迫力ある映像を観ながら家族でワイワイ楽しめる。

用意する機材は下記の通りだが、既にお持ちになっている事を前提として話を進める。各必要機材の簡単な説明が要らない場合は「〜プロジェクター接続方法」からどうぞ。

● プロジェクター
● テレビチューナー(DVDレコーダーやBlu-rayレコーダーなど既に自宅にあるものでOK)
● HDMIケーブル(長さは必要に応じて)
● 投影するための「白壁」もしくは、「プロジェクタースクリーン」と暗い部屋
● スピーカーに関して(※後ほど記述)

どれだけ期待しようと、テレビからケーブルを引いてもプロジェクターには何も映らない。テレビは仕様上、音声信号以外は「入力のみ」になっている。入力端子同士をつないでも映らない。

プロジェクターを用意

タイトルにもしているのでこれがないと、この記事を書く意味がない。イチから揃えて始める人は当ブログの下記の関連記事の方が、分かりやすいかもしれない。

最近は入門機としてスピーカー付きのプロジェクターが多い。プロジェクターの多くは基本的に映像を映すだけの機器なので音は出ない。奮発して買ってきたはいいが接続しても虚しくファンの音が聞こえるだけなので、そこで初めて知る人も多い。たしかにショップなどのデモを見ていると普通に音が出ているから(プロジェクター本体からではないのだが)当たり前に音が出るものだと思っている人もいるようだが、残念ながら本体からは出力されない。

ちなみに私が使用しているプロジェクターEPSON EH-TW6600もスピーカーが付いている。普段はAVアンプを使って音声を出力しているのでプロジェクターに備え付けのスピーカーはボリュームを消音まで下げて音は出していないが、一度リモコン操作を誤ってプロジェクターのボリュームを上げてしまったことがある。その時はセリフが後方からも同時に聞こえ、意味なく声に包まれた。

DVDレコーダーやBlu-rayレコーダーなどのテレビチューナーを用意

一番手っ取り早いのがご自宅にあるDVDやBlu-rayなどが再生できるものも多い番組録画用のレコーダーを使用すること。現在の機種には必ずHDMI出力端子がある。HDMI端子でなければならないと言うわけではないが、HDMIケーブルで接続する方が簡単で便利だ。

今はほとんどのご家庭にあるであろうテレビ放送を録画するレコーダー。理屈的には、映像出力端子があるチューナー(地上デジタル放送用、BS放送用)があれば良いので下記のような商品もある。かつては地デジが受信できないテレビに対応させるものがメインだったが、今はネット回線を使ってスマホやタブレットでテレビ番組をどこでも観られるように進化している。必要になるHDMI出力端子も付いているが、音声出力端子がないのでスピーカー付きプロジェクター、もしくはAVアンプが必要になる。最近のDVDレコーダー・BLu-rayレコーダーもそうだが、映像と共にHDMI端子から音声も同時出力されているので別途音声出力端子が付いていないものが多い。


I-O DATA 地デジ/BS/CS ダブルチューナー レコーダー
外付けHDD(録画)/HDMI対応/Fireタブレット対応 EX-BCTX2

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今もVHSビデオデッキを大切に使っている人はそれでも構わないが、古いVHSビデオデッキには映像出力端子(テレビと繋ぐ端子)にHDMI端子が備わっていない場合が多く、S端子やAV端子(アナログ端子)からの出力となるので接続するケーブルが変わってくる。

HDMIケーブルを用意

録画番組用のレコーダーにHDMI端子がある前提として話を進めると、レコーダーとプロジェクターを繋ぐケーブルとしてHDMIケーブルが必要になる。ケーブルの長さは必要に応じて用意することになる。10メートル以上など、長いケーブルも販売されているが高価になる上、送受信エラーが起こる可能性もあり正しく映らない場合もある。

ほとんどのケーブルで信号が安定する限界の5メートルを最大と考えておいた方が安心。5メートルならどのメーカーでも大抵は問題無く映るが、ケーブルの長さが短くなればなるほど安心。

HDMIケーブルを探す ▶

白壁もしくは、プロジェクタースクリーンと暗い部屋

プロジェクターは暗い場所で白い面に投影すことが最低条件。光を投射して映像を映すので投影した色がその色のまま反射されて目に見える。なのでうっすらとベージュ色くらいなら問題無いが、赤い壁などに白色の光を投影すると赤色に見えてしまい、全ての映像の色が赤色かぶりになる。

白であればほぼ映るので、極端に言うと大画面とはほど遠いが「白いTシャツ」でも良いことになるが、家の中で大画面で見るなら白い壁が一番手っ取り早いだろう。

プロジェクタースクリーンは安いものから高価なものまで様々だが、中途半端に導入するのはあまり賛成しない。多くの人は面倒になり使わなくなる。電動スクリーンなど、巻き取るだけで天井などに片付けられるスクリーンなら良いが高価になる。立ち上げ式でも置き場所に困るようならそれなりに邪魔になる。プロジェクタースクリーンを導入するなら「使い続ける」ことを前提にしっかりと検討した方がいい。

また、光を反射させて見るので暗い場所でなければ周りの環境光に影響し、プロジェクターからの光(映像)の反射がよく見えなくなる。これに関しては過去記事にどのように見えるか記載したものがあるので、そちらを参照いただきたい。

スピーカーに関して

これはプロジェクターと音に関するこだわりによるが、プロジェクターにおける音声出力方法は5つほどある。

1.プロジェクターに内蔵されているスピーカーを使う

先にも述べたように最近の入門機クラスのプロジェクターにはスピーカーが内蔵されているものが多い。その場合は本体背面にスピーカーが付いているものが多く、プロジェクターを視聴者の前に置くことを前提としている。視聴者後方にプロジェクターを置くと当然後方から音が聞こえ何やらよく聞こえなくなる。しかも音に関してはテレビとか小さなラジカセクラス。

そこそこのボリュームで出力できるが期待するほど迫力ある音ではない。しかもそれなりにボリュームを上げないと本体の冷却ファンが回る音の方が大きく感じるほど。しかしスピーカーを別途用意するよりは遥かに楽で便利。別途、音声出力用のアンプとスピーカーを用意するのが面倒ならこれを使うのも1つの手だ。

音に関してあまり期待はできないが、一番手軽に実現できる。

2.手持ちのアクティブ・スピーカーを使う

スピーカー付きのプロジェクターなら大抵はヘッドホン用にステレオミニプラグが付いている。これに手持ちのアクティブ・スピーカー(電源を必要とし、ボリュームが付いているスピーカー)をそこに接続してしまう方法もある。

アクティブ・スピーカーがあれば電源コードが別で必要だがそれなりの音が期待できる。

接続ケーブルはスピーカーによって違うので接続方法を確認してから購入するようにしよう。

アクティブ・スピーカーを探す ▶

3.HDMIケーブルから音声だけ分離させる

プロジェクターにスピーカーが付いていない場合はHDMIケーブルに含まれている音声信号だけを取り出し、それをステレオやアクティブ・スピーカーに接続するという方法もある。4K環境の人は4K対応の分離器を使うように。音声信号は取り出せて音は出力されても映像が映らないというトラブルが起こる。

HDMIの信号から音声信号だけを取り出して分岐させる。

RCAと書いてしまったが、光ケーブル対応もある。接続するアンプやアクティブ・スピーカー側にも合わせて接続するケーブルを購入する必要がある。

HDMI音声分離器を探す ▶

4.手持ちのステレオアンプを使う

少し本腰を入れるならレコーダーの音声出力から手持ちのCDなどの音楽用ステレオアンプにつないで、ステレオアンプにつながっているスピーカーから出力する方法。これなら迫力ある音声が楽しめる。ステレオアンプには大抵の場合外部入力端子(AUXやLINE入力と書かれた赤と白の端子)が付いている。これにレコーダーの音声出力端子をつなぐ。あとはステレオ側の入力ソースを外部入力にすれば音声が出力されるはずだ。

私はホームシアターを初めた頃、この接続方法で映画を楽しんでいた。ただ、先の「DVDレコーダーやBlu-rayレコーダーなどのテレビチューナーを用意」の項で述べたように、最近のDVD・Blu-rayレコーダーには音声出力端子が別途付いていないものが多いのでこの方法は使えない場合がある。

ステレオから普段観ている映画の音が初めて流れた時はちょっと感動する。

5.AVアンプとスピーカーを導入する

ここまでくると、かなり本気モード。AVアンプ(AVセンターやAVレシーバーとも呼ばれる)とは映画等に使われる5.1chサラウンドを再生出来るアンプ。「AV」という文字のごとくアダル…ではなく「オーディオ・ビジュアル」という音(オーディオ)も映像(ビジュアル)も扱えるアンプのこと。

映像信号も入力できるので番組録画ができるDVD・Blu-rayレコーダーからHDMIケーブルでつなぐ。HDMIには同時に音声信号も含まれているのでAVアンプが映像と音声を切り分け、接続したスピーカーに音声出力できるとても便利なもの。接続するスピーカーの数を設定すれば自動で音声を振り分けてくれる。こちらは接続方法も金銭的にも少々ハードルが高くなるので今回は割愛。



テレビを犠牲(レコーダーからの映像は映らない)にしたプロジェクター接続方法

こちらは簡単。レコーダーにつながっているHDMI端子をテレビからプロジェクターに差し替えればいいだけ。ただしスピーカー付きのプロジェクターでない限り、映像のみで音声は出力されない。その場合は上記の「スピーカーに関して」で記述した通り。

ケーブルを引き回す必要があるが。取り敢えずならこれで番組を観ることが出来る。

プロジェクターがスピーカー付きなら、これが一番手っ取り早い方法。プロジェクターを置く場所にもよるが、ケーブルの長さに注意が必要。

テレビも活かす(レコーダーからの映像も映す)プロジェクター接続方法

レコーダーの機種によってはHDMI出力端子が2つあり、同時出力できたり、切り替えて映像を出力できるものもある。また、HDMI出力端子が2つあっても1つは音声出力専用だったりもするので、レコーダーの説明書などをよく確認しよう。

映像出力用のHDMI端子が1つしか無い場合は「スプリッター」と呼ばれる、HDMI信号の分配器が必要になる。HDMIケーブルを分岐させてそれぞれに信号を同時に送る機器。これを購入する必要がある。最近は4K出力に対応したものもあるので、大体5,000円以上と少々高価だが4K環境がある場合は出力対応を間違えずに購入しよう。

4K対応ならスプリッターも4K対応のものを。

音声に関しては上記の「スピーカーに関して」で記述した通り。

買って帰ってから実は2Kまでの信号しか対応してないとか「4K対応」と書かれていてもじつはフレームレート(簡単にいえば画面の書き換え速度)が30pまでしか対応しておらず、映像を見ると何だかカクカクした動きになったなど、映像トラブルの原因になる。パッケージなどや説明書きなどをよく見て「4K/60p対応」や「HDMI2.0」、「HDCP 2.2」、「18Gbps伝送速度に対応」などの表示があるか確認しよう。


HDMI信号を分配し2台のディスプレイに同時出力
HDR映像ソースも分配 4K60Hz HDCP2.2対応
1入力2出力HDMI分配器 (RP-HDSP2-4K)

商品詳細を見る ▶

東京オリンピックに向けてプロジェクターで応援準備

我が家は既に複雑な状態でレコーダーとプロジェクターがつながっている。東京オリンピック開催までこのままなら一応問題無くプロジェクターでテレビ放送も観られるようになっているが、ケーブル配線が複雑なのでAVアンプの裏にあるケーブル類がメチャクチャ。引っ越しなどで再度接続し直す必要があるようものなら泣きそうになる。

 


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