ダーティーハリー,ホームシアター,映画,感想

ダーティーハリー(原題:Dirty Harry)

懐かし映画を鑑賞。これが気軽にできるのも家キネマならではです。
クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)の代表主演映画「ダーティーハリー(原題:Dirty Harry)」(1971年)。Amazonプライムビデオで映画を物色中に見つけて「お、懐かしいな」とばかりに「ちょっとだけ見よう」と見だしたら、止まらなくなって最後まで見てしまった。

映画館で見ていなかった

鑑賞中に、「コレ、映画館のスクリーンでは見ていないな」と気づきました。何度かテレビで放映されたのを見てすっかり映画館で見た気分になっていたようです。プロジェクターの大画面で改めて鑑賞すると逆に違和感を感じたから気づきました。試しにテレビに映すと懐かしさと共にしっくり来る。そういえば制作年を考えたら確かにこういうサスペンス要素の強いアクション映画は子供の頃に好んでは見ているはずが無い。「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」等のSF好きでしたらかね。現在は無料のプライムビデオから外れて有料レンタル版になっています。プライムビデオとして無料で見られるのは「ダーティーハリー2」と「ダーティーハリー4」のみ。

改めてプロジェクターを使い音響もそれなりに整えたシステムで鑑賞すると、また趣が違っておもしろい事に気がつきました。そもそもこの「ダーティーハリー」がおもしろい映画なのだからテレビで見ようが映画館で見ようが家キネマで見ようが、おもしろい事には違いないのです。

ハリー・キャラハン刑事と44マグナム

クリント・イーストウッド扮する「ハリー・キャラハン刑事」。サンフランシスコ市警察本部捜査課の刑事なのですが、彼が使用する拳銃がS&W(スミス&ウェッソン)社製の「M29」という拳銃に装填される弾薬が狩猟用に開発された「.44マグナム弾」。対人用としては威力が大きすぎる弾薬なのでアメリカでは警官や刑事は基本持たないことが多い。威力が大きい分、反動も大きく他の銃に比べて重いので不利ですしね。よく「44マグナム」といえば拳銃そのものを指している様に表現されていたりもしますが、本来は弾薬(タマ)の事を指します。今は「44マグナム」と言えば「M29」の拳銃そのものを指すようになったのも、この映画「ダーティーハリー」の影響が強いと思います。

誤解を生んだ?拳銃は、S&W社製 M29

実際に劇中のキャラハン刑事のセリフで犯人に銃を突きつけてからの有名なセリフに…、

「I know what you’re thinking. “Did he fire six shots or only five?” Well, to tell you the truth, in all this excitement I kind of lost track myself. But being as this is a .44 magnum, the most powerful handgun in the world. and would blow your head clean off, you’ve got to ask yourself one question: “Do I feel lucky?” Well, do ya, punk?」

私なりに翻訳すると…
「お前が何考えてるか分かるぞ。”6発撃ったのか、5発だけか?”。まぁ、本当のことを言うと俺も興奮していて忘れてしまった。でもこれは44マグナム、世界一強力な拳銃だ。お前の頭はキレイに吹っ飛ぶ。自分に一つ聞いてみろ”俺は幸運か?”、さあ、どうする、クズ野郎?」

と、いう風に銃を突きつけて「44マグナム」ってハッキリと言っちゃってます。勿論、本人は銃弾の事を言っているつもりだと思うのですが、そもそも銃に縁遠い日本ではまさか「タマ」の事を言っているとは思わないでしょう。多分このセリフからこの映画に登場する拳銃「S&W M29」が広義として「44マグナム」てなったのだろうと。私も子供の頃ずっとそう思っていました。ちなみに6発か5発かで運試しを迫るのは、リボルバー式の拳銃なので6発撃ったら弾切れってことになるからです。

字幕では「大型拳銃」。吹き替えは「マグナムよんじゅうよん」
声優は山田康雄さんでしたね

それはそうと、このセリフ。字幕の翻訳は凄くアッサリしています。でも字幕を追いかけて読む分には十分内容が伝わります。

字幕:
「考えてるな。弾が残ってるかどうか。撃ちまくって俺にもわからん。
だがこれは特製の大型拳銃だ。脳ミソが吹っ飛ぶ。
それでも賭けてみるつもりか? どうだ。」

「え?”44マグナム”は?」って感じに”大型拳銃”に訳されてしまっています。テレビ放映時はアニメ版「ルパン三世」の声で有名な山田康雄さんがアテレコしていましたね。ちょうど、クリント・イーストウッドが喋るときって、口角を下げ気味に口をしっかり開けずに喋るので、山田さんの声はピッタリとハマっていたと個人的には思います。その時の上のセリフでは「マグナムよんじゅうよん」って言ってます。

映画内容は勧善懲悪でスッキリ!

映画の内容は「勧善懲悪」です。モヤモヤせずスッキリ気持ちよく終わります。だから見ていて楽しい。近代の映画から考えるとツッコむべきところは多々ありますが、あくまでも娯楽映画として見て「悪いヤツらは俺がやっつける」という昔ながらの楽しみ方で見るのがこの映画の正しい見方なのでしょう。勿論、現代では考えられないことにツッコミながら映画を見るのも楽しみ方の一つです。

この映画をもの凄くテキトーで乱暴な言い方を敢えてするなら、キャラハン刑事が極悪犯に翻弄されながらも最後には ”月に代わってぶっ○す” という刑事映画です。拳銃もバンバン使います。冷静さもありますが、悪いヤツらは有無を言わさず撃っちゃう「人でなし」です。でも、法に則り「正義」としてやっているのでオッケーです。許せちゃいます。だいたい、それ以上に犯人がホンっとに悪いヤツらなのです。見てる方は、まぁそうなって当然だわなと思えてしまうほど。そんなキャラハン刑事が何故「ダーティハリー」と呼ばれるかは劇中セリフで出てきますので、実際に見て確認してください。

キャラハン刑事の刑事としては豪快すぎてムチャクチャな素業を見るのも冷静に考えれば笑えるのですが、不思議と映画の中だとクールでカッコ良く見えるから不思議です。そもそも刑事が「S&W M29」で「.44マグナム弾」を使っていること自体が豪快さの表れです。でもこの刑事が通常携帯するにはバカデカイ銃が劇中では画になりサマになるのですよ。今でいう「インスタ栄えする」ってヤツに近い。

刑事物には様々な影響を与えた映画

そのせいか、この「ダーティーハリー」の後に出てくる刑事ドラマや映画では「S&W M29」が度々登場するようになります。凄い影響力です。

映画
「007 死ぬのは奴らだ」、「48時間」、「ドーベルマン刑事」、「グーニーズ」、「タクシードライバー」…etc

テレビドラマ
「CSI:科学捜査班」、「あぶない刑事」、「ザ・刑事」、「西部警察」、「太陽にほえろ!」、「孤独のグルメ」…etc

Wikipedia「S&W M299」より参照

ここに記載しただけでも、ほんの一部ですがこれだけあります。実際Wikipediaで確認する限りでも、もっとあるようですが…、そんなことよりもコレを調べた人が凄い!全部見て確認したのでしょうか?「孤独のグルメ」って…。

もう「ダーティーハリー」の話がどっか行ってしまったよ。

漫画ではこんなキャラクターも…

「Dr.スランプ アラレちゃん」に登場する空豆タロウのお父さん ”空豆クリキントン” は完全にダーティーハリーでしたね。元刑事って設定だし、”クリキントン”って名前が完全にクリント・イーストウッドの ”クリント” をモジってるし…。

 

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