ベイブ,感想,評価,オススメ,プロジェクター,ホームシアター,映画

ベイブ(原題:Babe)

1995年公開のクリス・ヌーナン(Chris Noonan)監督によるファンタジー映画。主役は子豚(ベイブ)だが主演をジェームズ・クロムウェル(James Cromwell)が務める。この映画はジャンルがコメディ枠にも入るが、よくあるジョークを交えたドタバタのコメディではない。この映画を見たきっかけが何となく、ほんとなにげに手に取ったDVDからスタートしたのに、本作を見てまさか泣かされるとは思わなかった。喜びと嬉しさで「よかったな!!」と自分も気持ちが入って泣けた映画。

Blu-ray仕様:本編91分、1.85:1
英語:5.1ch DTS-HD Master Audio、日本語:2ch Dolby Digital
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いい年こいたオッサンが「ベイブ」見て泣いてるなんて端から見られたら笑われそうな状況。特にラスト…ダメだ…こういうの、何度見ても「吉本新喜劇」並みにオチが分かってても涙が出る。「よかったな!」感がハンパなく涙腺が緩くなる。「家キネマ」で良かった。基本的には平和なキッズ映画なので映画館で見たら多くの子供に混じって、いい大人が涙ボロボロ流している状況になるところだった。ヤバイヤバイ。こういう恥ずかしい状況でも「家キネマ」なら誰気にすることなく思いっきり鼻かめる。ある意味醍醐味だ。ちなみに、本作は第68回アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門でノミネート。アカデミー視覚効果賞を受賞した。更にゴールデングローブ賞では作品賞も受賞している。1998年に続編「ベイブ/都会へ行く(原題:Babe: Pig in the City)」が製作されたが、こちらは本作「ベイブ」を見てその楽しさと感動を求めて見ると、もの凄いガッカリ感を味わう事になる。監督もクリス・ヌーナンから本作で制作・脚本を務めたジョージ・ミラー(George Miller)に変わり、一応はシリーズだがコメディ色が強く押し出され、ただの子豚を中心とした動物たちのドタバタコメディ映画に見え「ベイブ」とタイトルに付いているものの、私にから見ると ”やり過ぎ” 感があって本作「ベイブ」のイメージが崩れるほど別物。ジョージ・ミラーと言えば「マッドマックス(原題:Mad Max)」(1979年)のほうが有名な監督。

「ベイブ」あらすじ

愉快な動物たちが暮らす、ホゲットおじさんの牧場に、かわいい子ブタのベイブがやってきた!まだ世の中のことをなんにも知らないベイブは、お母さんが恋しくなってメソメソ。そんなベイブをなぐさめてくれたのは、牧羊犬のフライだった。ある日ベイブは、お母さん代わりのフライと一緒に、羊さんたちの見張りをすることになる。はじめはベイブをバカにして、勝手に動き回っていた羊さんたちも、心優しいベイブがていねいにお願いすると、言うことを聞いてくれるように。こうして、ホゲットおじさんからも牧羊”豚”として認められるようになったベイブは、”牧羊犬コンテスト”に出場することになるが・・・!?

ユニバーサル・スタジオ公式サイト Blu-ray「ベイブ」より引用。(C) 2014 Universal Studios. All Rights Reserved.

舞台となる農場の主であるアーサー・ホゲット役のジェームズ・クロムウェルが良い味を出している。アーサー・ホゲットが頑固そうで無口なじいさんを演じ、エズメ・ホゲット夫人(マグダ・ズバンスキー / Magda Szubanski)が明るく豪快な田舎の母ちゃん的で対照的な役を演じている。

家畜の意味を考えさせる教育的な映画ではない

この映画は動物(家畜)達が主役であり、アテレコで喋るので賑やかな楽しい映画に仕上がっている。人間が動物(家畜)をどう考え、動物(家畜)達は何を考えて行動しているのかをコメディタッチで描いている。この映画は人間が動物たちを引き立てる脇役に回っているのが面白い。家畜の意味や命についても考えさせられる映画という感想を持つ方もいるようだが、そんな教育映画的に堅苦しく考えなくても普通に映画として楽しめ、笑えて泣ける。確かに話の中で家畜の意味・役割を説明するようなシーンもあるがそれも少しだけ。そんな言うほど教育的な映画ではない。概ねベイブが牧羊 ”豚” としての頑張り、純粋さが可愛くおかしく描かれているほうがメイン。

子豚1匹で映画は完成できない

夢を壊すようで申し訳ない話だが、実は主役である「ベイブ」の子豚は生まれて間もない(1ヵ月ほど)小さな豚に芸を仕込んで撮影している。豚は成長が早く1ヵ月半もすれば10倍ほどに体重も増加する。食用の豚を飼育している養豚場は生後180日齢(半年程)で体重が100kg超える頃には出荷できる状態になる。この映画は制作に7年程かかっているらしいので、それを踏まえて子豚を主役にする事は実際カメラを回している期間で考えても相当の子豚の頭数が必要になることは想像に難しくない。芸を仕込み、成長して映画のイメージに合わなくなったら次の子豚に芸を仕込む。その繰り返しで芸を仕込まれた子豚は全てが「タレント豚」にはなれないので、いずれ成長して出荷されていくことになったのだろう。映画では子豚が変わったことに気づかなかった。

ベジタリアンを量産した?

この映画をきっかけに菜食主義者(ベジタリアン)なった者や、家畜の屠殺の悲惨さを訴えられたりもしたようだ。本作のホゲット夫人(マグダ・ズバンスキー)もこの映画をきっかけにベジタリアンの更に上を行くヴィーガン(絶対菜食主義者)になったらしい。ベジタリアンは主義や派がさまざまあり一言では言い表せないのでここでは「要するに動物(由来)系のモノは食べない人」と乱暴にひとくくりにして詳細は割愛する。勿論、菜食主義者を否定する気などさらさらないが、私はこの映画を見ても菜食主義者にはならなかったし、心境に何の変化も無かった。ただ楽しく映画を見ただけ。そもそも私は「生き物の命を頂き生かされている」ということは考えているので、食卓に上がったものは植物系でも動物系でも「残さず頂く。命を無駄にしない」事だけは常に意識している。宗教じみたことを言っているようだが私は何の信者でもない。映画に登場した子豚たちも最終的には食卓に上がり人間の命になったものと思われる。食べきれないのに大量に料理されて残され、残飯となり捨てられる方が余程その命を無駄にし、残酷な気がする。ベイブとは関係なく泣ける。

 



ベイブ (吹替版)
映画「ベイブ」は現在Amazonプライムビデオで無料視聴することができるが、私にとっては残念なことにキッズ映画枠なので「日本語吹替版」しかない。吹き替えでイメージを崩すのが怖くて見ていないが、吹き替え担当は「田中真弓」という方がされているようだ。声優を生業としている方のようなので、技量を二の次にした人気芸能人じゃなくて一安心。調べたら人気漫画のアニメ版「ワンピース」の ”モンキー・D・ルフィ” の声を担当している方らしい。アニメは見ていないがCMにもワンピースは登場するので声はよく耳にする。はじめ勢い的に「ドラゴンボール」の ”孫悟空” の声が変わって独特の訛りが消えた?と思って画面を見たらルフィだったのを思い出す。まさかルフィの声そのままでベイブはないだろうが、語尾に「〜だブゥ」というのだけは勘弁して欲しい。「ちびまる子ちゃん」の ”富田太郎(ブー太郎)” だけでお腹一杯。…紹介しておいて言うのも何だが、やはり私は怖くて見られない。
 


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