ATOM,アトム,Astro Boy,ホームシアター,プロジェクター,映画,感想

ATOM(原題:Astro Boy)

ご存じ手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」を基にしたデヴィッド・バワーズ(David Bowers)監督による2009年公開のCGアニメーション映画。CG制作は「ミュータント・タートルズ(原題:Teenage Mutant Ninja Turtles)」を手掛けた香港のCG制作会社イマジ・アニメーション・スタジオ(意馬國際控股有限公司)が制作している。勿論、日本でも角川映画が配給し上映されているが話題も興行成績も今ひとつ。まぁ原因は何となく分かる。でもせっかく作られた映画だし食わず嫌いも良くないので「一度観てみるか」とAmazonプライムビデオとNetflixで上映中だったので鑑賞。観ればやはり映画なのでそれなりによく作っていて楽しめた。

Blu-ray仕様:本編時間94分 画面比率2.35:1
英語:5.1ch ドルビーサラウンド 日本語:5.1ch ドルビーサラウンド
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これだけメジャーな日本の漫画ならが海外制作で、しかも殆ど外国人で構成されたスタッフでCG映画化されるのは何か残念な気がする。スタッフロールで香港制作なだけに英語と漢字が流れていくのを目の当たりにすると何だか残念で悔しい気持ちになった。ニッポンの映画制作会社!頑張らんかい!

シンボリックなキャラクターを少しでも変更すると・・・

海外制作の為、我々(世代?)が馴染みのあるアトムの印象とは顔や全体的な造形も含めて違う。これだけずっと以前から日本でメジャーな漫画キャラクターを海外で作るられると、やはりCGモデリングが原作イメージなんて関係なく、キャラクター造形が変わってしまう。しかし、私のように一度飲み込んでしまえばこの映画は「鉄腕アトム」としてではなく楽しめる。今やアトムはキャラクター自体がシンボリックなのでちょっと違うだけで随分違って見えるのに、ここまで違うと別のキャラクターに見えてくる。それが反ってこの映画に関して言えば、私にとって映画を楽しむのには好都合だった。そういう意味で後の2014年に日本制作で何とか日本の漫画原作CGアニメーション「STAND BY ME ドラえもん」が公開され、世界的に有名な「ドラえもん」だけは死守したって感じ。でも、逆にドラえもんを海外で作るとどうなるのか見てみたい気にもなってくる。

さあ、このアトムの造形を受け入れるか否か。それがこの映画を観られるか観られないかに関わる。

「鉄腕アトム」好きは観ない方が良いかも

先に述べた理由などで「鉄腕アトム」のようで「鉄腕アトム」では無い。原作漫画に思い入れのある人や、原作や日本のアニメの「鉄腕アトム」が好きな人が観ると非常にガッカリする。まず造形が違うので、そこで引っかかる。アトムっぽいけど違う人物(アンドロイド)。話の内容は勿論、アトムの基となるトビオが死んでしまう経緯も違う。周囲の人間も外国人だらけ。人間の時の名前は本来「トビオ(飛雄)」だが、映画では「トビー」…惜しい!。まぁここは海外向けに呼びやすい名前にしたのか、原作でも「トビちゃん」と呼ばれていたりもしたのでギリセーフとしておこう。さて、アンドロイドになった「トビオ(トビー)」の呼ばれ方が「アトム」なのだが、映画では劇中「アストロン」と呼んでいる・・・確かに海外では「アトム」より「アストロ・ボーイ」のネーミングの方が定着している。最近でこそ日本語そのままの呼び名で海外進出しているが、昔は結構海外向けにネーミングを変えて出ていた様に思う。今回、改めて映画で観たときにタイトル名にもなっている主人公の名前まで変わることに違和感を覚えた。

「鉄腕アトム」に思い入れがそれほど無い人や「鉄腕アトム」を知らない子供向け

私たちの知っている「鉄腕アトム」では無い別の「アトム的」なCGアニメーション映画と割り切って観ると普通に良い映画だと思える。「鉄腕アトム」だという先入観を払拭するのが大変だが、それさえ無くなれば大人だってきっと観て楽しめる。アトム”みたいな”少年がアンドロイドになって生まれ変わり、天馬博士やお茶の水博士”のような”人が登場し、映画を構成しているだけと思えば・・・・ク、苦しいな。しかし、CGアニメーションとして良く出来ているし、一人の男の子(アンドロイド)が自分の存在に悩みながらも街の皆のために戦う姿は「ありきたり」と言ってしまえばそれまでだが、ヒーロー・アニメとして観ていて楽しい。特に「鉄腕アトム」を知らない子供達にはしっかりウケるのではないかと思える。「鉄腕アトム」を知っている大人は先入観さえ無くせば楽しめる映画。それが出来なければ観た後に不満が残るだけかも知れない。私は楽しめたし王道のヒーロー映画だと思う。

Amazonプライムビデオでは残念ながら英語版(字幕版)のみ

先入観の無い子供が観れば面白いと思えるせっかくの映画だが、Amazonプライムビデオには何故かホントに何故なのか分からないが「日本語吹き替え版」が無い。これは大人を対象にしているのだろうか、先入観を持った大人のほうが反って観ないような気がする。アトム好きや「手塚治虫」を関係者ではないのに“先生”と呼ぶような「手塚ファン」の人が観たら多分酷評するだけだろう。Amazonプライムに加入しているご家庭で子供のいる家族にお勧めしたい映画なのだがプライムビデオでは「字幕」だけなので小学生でもよほど字幕になれた小学生でもない限り、4年生かそれ以上の学年でないと字幕を追いかけるのが辛いと思う。何故日本語吹き替えが無いのか…吹き替えの声優に上戸彩や役所広司を使っているから、プロダクションとの折り合いがつかなかったのだろうか。DVDやBlu-ray、VODならNetflixが日本語字幕、日本語吹き替えの両方に対応している。U-NEXTは登録無し。

 




ATOM(字幕版)
「ATOM」は現在AmazonプライムビデオとNetflixで絶賛上映中!Amazonプライムビデオは日本語吹き替えに対応していないがNetflixなら日本語吹き替え版と英語版に切替えができる。私は基本的に海外制作映画は「字幕版」で観るのでAmazonプライムで観たが、小さな子供と観るなら字幕・吹き替えの切替えができるNetflixをオススメする。ただ、吹き替えは「上戸彩」なのでアトムっぽいキャラクターが上戸彩の声でまんましゃべる。映画「ミリオンズ」のグルーの声”笑福亭鶴瓶”並みにそのまましゃべるから違和感アリアリ。タレントを使った吹き替えは顔が浮かんで映画に集中できないので全て字幕。吹き替えで大丈夫なのは子供の頃に観た海外テレビドラマの「ナイトライダー」に登場するマイケルの声、”佐々木功(ささき いさお)”くらいかな。子供の頃からその声で慣れているから。

 


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