カーズ/クロスロード,ホームシアター,3D映画,感想,アナモフィックレンズ

カーズ/クロスロード(原題:Cars 3)

2017年公開のピクサー・アニメーション・スタジオ制作によるCGアニメーション映画「カーズ」シリーズの3作目。アニメーターのブライアン・フィー(Brian Fee)が初の監督を務めた。ご存じの方も多いと思うが「カーズ」は車を中心とした乗り物が擬人化された世界観で人間などは一切出てこない。「きかんしゃトーマス」の”人が登場しない”版と言えば分かり易いだろうか。しかし、きかんしゃトーマスのようなジオラマ感はなく、CGアニメなのに風景などは本物かと疑う程精巧なCGで作られている。車好きではないと遠慮されがちな映画だが、車好きでなくても擬人化された乗り物達に感情移入もでき、映画としてドラマがあり充分面白い。

小さな子供から大人まで観て楽しい映画なので家族での鑑賞にもお勧めの映画。観ているといつのまにか車という事を忘れる部分と、「あ〜そこはやっぱり車なのね」と思える部分が混在し、車ならではのアクションと擬人化ならではの感情移入が入り交じり、意外と泣ける映画だったりする。

Blu-ray仕様:本編時間102分 画面比率2.39:1
英語:7.1ch DTS-HDマスター・オーディオ 日本語:7.1ch DTS-HDハイ・レゾリューション・オーディオ
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私は3D版Blu-rayが欲しかったのだが、それを入手する為に抱き合わせになっている4K UHD版を買わざるを得なかった。4Kの視聴環境が整っていないにもかかわらず、3D版を観るためには今は不必要な4K UHD版を2D版Blu-rayの通常価格の倍ほどの値段で買わされてしまう。しかも2D版Blu-rayとボーナスディスクも入れて合計4枚組になっている。4K UHDを購入すると3D版どころか2D版のBlu-rayも付いてくる。4K UHD版をわざわざ買う人が2D版Blu-ray要るか? ディズニーはこういった嫌がらせのような販売手段をとるので全く気持ちよくない。ちなみに3D版の音声仕様は2D版と同じ。4K UHD版は音声がドルビーアトモス仕様になっている。今年の12月に公開予定のスター・ウォーズ最新作でも同様の販売方法なのだろうか。やだなー。

カーズ/クロスロード 4K UHD MovieNEX(4枚組) [4K ULTRA HD + 3D + Blu-ray(本編ディスク、ボーナスディスク) + デジタルコピー + MovieNEXワールド]

「カーズ/クロスロード」あらすじ

天才レーサーで最強のチャンピオン、ライトニング・マックィーン。
しかし、ベテラン・レーサーの彼を待ち受けていたのは、ハイテクを使った次世代レーサー、ジャクソン・ストーム。
そして、ストームとのバトルで焦ったマックィーンは、レースで大事故を起こしてしまう・・・。
マックィーンは再びレースに出るために、新たな仲間のクルーズ・ラミレスと、最新のトレーニング・マシンで鍛え始める。
果たしてマックィーンは、再びレースに戻れるのか―?

「カーズ/クロスロード」Blu-ray公式サイトより引用 ©Disney

シリーズ3作目なのでいきなり本作を観ると車(人間)関係が分かりにくいが、知り合いにこういう車達がいるんだと思ってしまえば、いきなり本作を観ても大丈夫。本作のメインとなるのがマックィーンとトレーナーの「クルーズ・ラミレス」と次世代の若手レーサーで挑発的な「ジャクソン・ストーム」。この3車の関係で物語は進むので他の車が出てきても何となくは理解出来るはず。当然、過去2作を観た方が今回の「カーズ/クロスロード」はさらに面白く感慨深い物になる。

相変わらずのCGクオリティ

この映画「カーズ」シリーズは擬人化した車達が主体であり、またCGにも関わらず全くメカメカしさが無い。敢えてメカメカしいのは最新テクノロジーを使ったトレーニングセンターぐらい。その他は至って普通の田舎道や建物だったりするので観ていて本物のように見える。同じピクサー制作映画のフルCGアニメ「トイ・ストーリー」のように背景がポップなカラーではないので余計にそう見える。元気に走り回り、しゃべる車達もマンガチックながら実は細かく作り込まれていて、凄くクオリティが高いCGになっている。そのギャップがこの映画を大人まで巻き込んでいるのかも知れない。部分的にアップになると実車かと思うがカメラが引くとキャラクターとしての「目や口」が付いている。そして背景(風景)の作り込みがハンパない。

実写かと思うほどの映像クオリティ!夕暮れ時独特のグラデーションと、アスファルトの光沢が太陽光を反射するこの時間ならではの光景。


トワイライトな夜景。この時間帯ならではの雲が見える空と車や標識のライト。よく見ると対向車のフロントに目がありアニメだと分かる。

カーズは3Dを忘れてしまう3D映画であり、これこそ3Dで観るべき映画

フルCG映画なので殆どのシーンで全てピントが合っている。これが3Dで観る価値のある映画なのだ。前回「アメージング・スパイダーマン」の記事でも述べたが、背景がパンフォーカス(背景までピントが合うこと)でないと奥行きを感じにくい。せっかくの3D映画がカメラに映る中心人物だけにフォーカスされると背景がボケて、3Dならではの奥行き感がなくなる。動きによるブレも同様の理由で3D感がなくなる。映画監督の見せたいところだけにピントが合わせられると強制的にそれだけ3Dに見えるが背景はボケているので奥行き感がなくなり3Dなのかどうか分かりにくくなる。

パンフォーカスで遠景までほぼピントが合っているCG映像は3D視聴の価値がある。路面のタイヤカスまで見える。ああっ!マックィーンがっ!

本来、人の目は生活している中で背景のどこを見てもその距離でピントを合わせられるはずだ。「カーズ」の3Dは背景も含めて殆どピントが合っているので立体視している視聴者が映像の好きなところを3D映像として見ることが出来、見ているところ以外の部分は人の目として自然にフォーカスが外れる。人間の目は普段このようにモノが見えている(見ている)はずなのだ。そのおかげでこの映画は動きによる映像のブレはあるものの、全体が3Dに見えて奥行きを感じることができる映画になっている。更に遠景はピントが合っているにもかかわらず、若干霞んで見せているので尚更自然に奥行きを感じるように作られている。素晴らしいが自然すぎて観ていくうちに3Dであることをつい忘れてしまう。

Sphero(スフィロ)社製のライトニング・マックィーンが凄い!

まずは、とにかく下の動画を見て欲しい。映画「カーズ」が好きな人はきっと興味が持てるはず!

あの映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場するドロイド・キャラクター「BB-8」のおもちゃを作った会社、Sphero社が手掛けた「アルティメット ライトニング マックィーン」。これが映画さながらの動きをしてくれて凄いのだ。スマホで操作でき、ラジコンなので走ることは勿論のこと、キャラクターの目にあたるフロントガラスの部分は台形型(!)の液晶ディスプレーになっており、そこに目が表示されて表情が変わる。

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さらに口はゴム製で柔らかくなっていて喋るときには口が連動して動く。声は映画の声優(オーウェン・ウィルソン)そのままの声。日本語対応もしているので日本語吹き替え版の声優(土田 大)の声で喋る。そして驚くことに映画のように車体が上下斜めに傾き動くのだ。ボディーもタッチセンサーがついており、マックィーンに触れると反応する。初めてこのスフィロ社のPR動画を見つけた時は、PRの為にCG合成しているのかと思った。半年程前に発売されて当時から注目していたが機会がなく、今回この映画ソフトの記事と連動して紹介する事になったが、これは欲しい!…でも私の場合、数週間で飽きて電池が切れ、フロントの液晶が消えて真っ暗になったマックィーンを飾ることになるんだろうなぁ。

 






最新作の本作を含め「カーズ」シリーズは現在U-NEXTで絶賛上映中!…だが現在は有料レンタル版のみとなっている。AmazonプライムビデオやNetflixでは現在登録すらされていないようだ。もっとも3D版を視聴しようと思えばどの道、3D版Blu-rayを購入するしか無いのだが、上記で述べた通り3D版は4K UHD版の抱き合わせになっている。ディズニーはこういう姑息なことをせずに、是非3D版のみで販売して欲しいと願う。せめて3D+2D版Blu-rayで料金を安くしてもらいたい。結果、他に手段が無いので仕方なく購入するが決して気分がよくない。デジタルコピーも付いているが、日本語吹き替え版のみ。オマケをいっぱい付けられても映画本編を目的としている者としてはオマケは要らないのでその分、価格を下げて欲しいと思うのは私だけでは無いはず。せめてオマケを含めるなら本編映画込みで5,000円以内にしてくれ!

「カーズ/クロスロード」をU-NEXTで観てみる ▶

 


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