Star Wars EP6,スター・ウォーズ/ジェダイの帰還,ホームシアター,プロジェクター,アナモフィックレンズ

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(原題:Star Wars: Episode VI Return of the Jedi)

1983年に公開されたスターウォーズ初期3部作の最終章。監督はリチャード・マーカンド(Richard Marquand)、製作総指揮をジョージ・ルーカス(George Walton Lucas, Jr.)が担っている。家キネマで「勝手にスター・ウォーズ週間」もこれで1段落。エピソード1〜3は…文面が文句ばかりになりそうだから無かったことにしよう。といっても本作では特別篇から2004年版への修正変更で、暗黒面(ダース・ベイダー)に落ちる前のエピソード2・3に出演したヘイデン・クリステンセン(Hayden Christensen)が登場する。他、多くの変更が公開当時から加わっているが、この修正変更が「何故?」と思ったのと同時に一番イヤだった。

オビ=ワン・ケノービと年齢のつじつまを合わせるなら、もっと他にも役者はいただろう。敢えて若かりし頃のアナキンに変更する必要性は見当たらない。

Blu-ray仕様:本編136分、2.35:1
英語:6.1ch DTS-HD マスター・オーディオ、日本語:5.1ch DTS
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紹介パッケージはスチールブック仕様のパッケージ裏面。「新たなる希望」や「帝国の逆襲」同様、当時のアメリカ版ポスターイメージなのでこちらを敢えて表示。表面は銀河皇帝ダース・シディアスの顔面。音声(英語)は「スター・ウォーズ/新たなる希望」等と同じ6.1ch DTS-HD仕様。サラウンドバックがモノラル(1ch)音声になる。

ここまで初代「スター・ウォーズ」3部作を改めて観たが、やはりアナモフィックレンズによるシネスコ上映は、プロジェクターのノーマル・レンズのまま上下黒帯付(レターボックス)シネスコサイズ(2.35:1)で映すより、何とも言えない良さがある。

「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」あらすじ

帝国軍がさらに強大な威力を誇るデス・スターを再建する中、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は銀河犯罪組織の首領ジャバ・ザ・ハットに捕らわれていたハン・ソロ(ハリソン・フォード)の救出に成功する。その後、反乱軍は緑の惑星エンドアで森の住人イウォーク族の協力を得て帝国軍の新兵器の破壊を計画する。一方、デス・スターではルークと父であるダース・ベイダーが死闘を繰り広げていた。やがてルークに最期の瞬間が訪れようとした時、ダース・ベイダーは息子の命と銀河の自由の決断を迫られることになるのだった。

20世紀FOX公式サイト「スター・ウォーズ エピソードVI/ジェダイの帰還」より引用。
™ and © 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. © Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

前作の「帝国の逆襲」と比べると、良い言い方をすれば“前作よりは子供も楽しめる”。悪い言い方をすれば“前作よりは幼稚”。スター・ウォーズは「皆が楽しめるSF映画」と位置づけるなら、本作くらいの方がいいのかも知れないとも思う。ストーリーも分かり易く、勧善懲悪な構図こそ人気のスター・ウォーズなのだろうから。

その中で子供でも解る程度の人間関係や難しめのストーリーを盛り込んでいるし、ちゃんとC-3POやR2-D2コンビのやり取りで笑える場所も盛り込んでいる。そしてダース・ベイダーとルーク(マーク・ハミル / Mark Hamill)のライトセーバーでの闘いは大人も子供も当時は大興奮。若きジェダイのルークが本作では大人びて見え、真のジェダイ騎士になっていくのを感じる。

避ける事はできない運命の対決、ダース・ベイダーとの壮絶な闘いは本作の見どころでもある。

いかにもなキャラクター、ジャバ・ザ・ハットが登場。人気のボバ・フェットは「あ・・えぇぇ・・・」

スター・ウォーズに登場する個性あふれるキャラクターの中でも強烈な印象を与えるキャラクター「ジャバ・ザ・ハット」。変更が加わる特別篇の前“劇場版オリジナル”では本作で初めて登場する。公開当時から「絶対、いじられるキャラクターやん」と思ってたら案の上、少年ジャンプの漫画「北斗の拳」でもまさにそれっぽい敵が登場した。北斗の拳での敵はどんなだったか忘れたが、誰もが考える“いかにも悪い金持ちの象徴”である。「金で全てを動かし、自分は一切動かないからこうなりました。」ってイメージ。

よくもこうイメージにピッタリなキャラクターを考えるなと感心する。スター・ウォーズの魅力はこういった所にもある。そんな“漫画に出てくるような金にものをいわせ自分は一切動かない、裏社会と繋がっている大企業のドン”的なキャラクターなので第1作目の「新たなる希望」の特別篇でジャバ・ザ・ハットが登場するという変更は「無いな」と思った。確かに変更によってハン・ソロ(ハリソン・フォード / Harrison Ford)との因果関係は視覚的に理解しやすかったが、ジャバ・ザ・ハットのキャラクター上、本来であれば使いを寄越して伝言させるだろう。歩くな…イメージ崩れるから。

“いかにも”を具象化したキャラクター「ジャバ・ザ・ハット」。

そんなジャバ・ザ・ハット絡みのシーンで「帝国の逆襲」から登場する賞金稼ぎの一人、いまだに人気の高い「ボバ・フェット」(ジェレミー・ブロック / Jeremy Bulloch)。クールでカッコいいキャラクターなのだが。本作を劇場で観た時は「あ・・えぇぇ・・・・ウソやろ。」と、とてもショックだったのを覚えている。

※後で漫画「北斗の拳」を調べたら「ゲイラ」ってヤツだった。しかも賞金稼ぎを雇ってた。そうだったのか…全く覚えていない。「ゲイラ」が催眠術を使うってところは、ジャバ・ザ・ハットがフォースによる心理操作が効かないところから来ているのかな。パクりすぎ。

ダース・ベイダーが更にバージョンアップ

「帝国の逆襲」を紹介記事を書いたとき、「ダース・ベイダーがバージョンアップされている」と見出しを付けたが、本作はあれから更に1年ほど月日が流れた話なので、ダース・ベイダーが更にバージョンアップ(変更)されている。ヘルメットも黒くテッカテカでツヤッツヤである。マスクもテッカテカ。テカリ具合は照明の関係もあるので何とも言えないが、「帝国の逆襲」からの衣裳、ヘルメット、マスク、この辺の変更箇所が分かれば、かなりダース・ベイダーについてはマニアに属する人だ。

さらには演者のデヴィッド・プラウズ(David Prowse)の体格の変化で一回りデカく(太く)なっている。その為ダース・ベイダーは元々ブーツ・ヘルメットを含めば2メートル以上あるのだが更に恰幅が良くなったため一段とデカく。ルークと並ぶシーンがあるがそのデカさがなお一層際立つ。悪役としては反って威圧感があって良いが、スタント(殺陣役者=ボブ・アンダーソン / Bob Anderson)との体格差ができるので結構ギリギリ。

衣裳も新調しツヤッツヤのダース・ベイダー。実はこのカットの直後に違和感が…。

映像が反転(裏焼き)している

この「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」の映像。DVDやBlu-rayを観るとダース・ベイダーの顔が左右逆(鏡映し)に見える箇所がある。本作冒頭の登場シーン。カットによって何か映像にシャープさがなくなり違和感があるなと思ったら・・・ダース・ベイダーのマスクが左右反転していた。

エピソード4と比較してダース・ベイダーが黒いので気づきにくいが、ダース・ベイダーのマスクは形状もペイントも非対称なのでを反転すると流石に気づく。これはフィルムをデジタル化する際に“裏焼き”してしまったミスなのか、左右アングルの違う2つのカメラで撮影されためカット毎に役者の立ち位置がころころ変わって見えるので敢えてなのか…。

先のカットの続き。カットが切り替わりコマンダーにフォーカスした後…

再び、ダース・ベイダーにカットが戻ると・・・裏焼き(反転)に。フォーカスも甘い。

私も公開当時に観ているはずだが「劇場公開当時どうだったか」なんて気にして観ていないので忘れてしまった。リミテッドエディションなら、オリジナルを観ることができるが果たしてどうなっていたか。上のダース・ベイダーのマスクを見比べて反転しているかどうかの判断ができる人はかなりのマニア。ダース・ベイダーのマスクの造形を知っていたらすぐに分かるのだが・・・。答えは下で!

ダース・ベイダーの造形は素晴らしい

答えは・・・・マスクの頬骨(きょうこつ=ほおぼね)にあたる部分。

本来、左頬骨は外に向かって上がり気味、右頬骨は下がり気味なっている。映像が反転しているのが分からなかった人はマスク左右の頬骨に注目して改めて見比べて欲しい。実際はペイントも左右で違うのだが、上の映像では分かりにくい。黒澤明監督が「七人の侍」を撮影(モノクロ)の際、カメラで雨を捉えるために水に墨汁を混ぜてを降らせたのは有名な話。それと同じように、ダース・ベイダーが全て真っ黒で塗られていたら、かつてのカメラで照明の少ないシーンでは顔が黒く潰れて分かりにくくなる。それを解消するために黒とガンメタルで左右非対称に塗り分けられている。

頬骨の造形に関しても実際の人間の顔は左右対称だと非常に気持ちが悪い。ダース・ベイダーのマスクも人間と同じで、この絶妙なアンバランス造形でより生々しくダース・ベイダーの表情が作り出されている。実はとても計算された凄いデザインなのだ。ダース・ベイダーのグッズやオモチャは世にたくさん出回っているが、これをキチンと表現したものが少ない。だから左右対称に作られ、真っ黒に塗られたオモチャのマスクなどは一見ダース・ベイダーだと分かるが、どこか違和感があるのはその為。“絶妙”だが“微妙”なのでBlu-ray BOXのジャケットなど公式のグッズやジャケットアートでさえ正しくは表現されていないものが多い。

写真は塗り分けがわかり易い第1作目の「新たなる希望」時のダース・ベイダー。マスクのこの微妙で絶妙なアンバランス!

上の第1作目のダース・ベイダーの画像はペイントが非対称になっているのが分かり易い。この塗り分けによってマスクがより立体的に見える様に工夫されている。頬骨形状が非対称なのもよく分かる。

マスクの左頬正面がガンメタル(ライトが当たって分かりにくいが)で、右頬正面が黒で塗られているが目の下(頬骨上側の面)はそれぞれ逆に塗られている。他、鼻筋は黒塗りだが、眉間(目と目の間)はガンメタル。本記事で紹介の「ジェダイの帰還」時にはライティングのせいか、これほど明るめのガンメタルは使われていない気がする。マスクの側面など他も塗り分けられているがエピソード4〜6で微妙に違う。

あ、いかん。いつもながらダース・ベイダーの造形の話になると止まらなくなる。

「ジェダイの帰還」以降のスター・ウォーズ映画

私にとって、この初代3部作以降「スター・ウォーズ」は大人向けのSF映画に“成り下がった”感がある。映像クオリティが格段に上がったのは単純に嬉しいが、話が複雑になり変にリアリティがある“子供はお断り”な、そこら辺にあるSF映画と同じに見えてくる。「スター・ウォーズ」という冠をつけて世に出せば、既にブランド化しているからそりゃ売れる。しかし、今の子供が新しい「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」や「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観て育ち大人になって「印象に残っているSF映画は?」と問われた時、「スター・ウォーズ」と挙げてくれるだろうか。それくらい今の「スター・ウォーズ」は笑えるとは別の“楽しさ”が欠けているような気がする。

映像も含めて紛争のリアリティを求め過ぎてしまい、単純に楽しかった「皆と一緒に悪い帝国軍を倒そう!」ではなくなっている。私は個人的に「スター・ウォーズ」のそんな所にリアリティを求めていない。だから尚更第4作目以降のエピソード1〜3がスター・ウォーズのようで、スター・ウォーズに思えないのだ。スター・ウォーズのファンに向けたスピンオフ作品としてなら「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(原題:Rogue One: A Star Wars Story)」は良くできた作品だと思える。「スター・ウォーズ」ファンの人は泣ける。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ついては、いずれ別記事で紹介したいと思う。

 



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パッケージのダース・ベイダーを描いたイラストのマスクが左右対称であることの違和感。


「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」はプライムビデオには登録されていないが、Amazonビデオとしては登録されているので有料レンタルなら視聴することができる。U-NEXTは有料orポイントで観ることができる(月々もらえるポイントで実質無料視聴は可能)。NETFLIXにはラインアップされていない。ディズニーも独自のVODに着手するようなので今後も無料視聴できることは無いと思われる。最悪な場合、ディズニーコンテンツは他社のVODラインアップから消え、有料視聴すらできなくなる可能性がなきにしもあらず。

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