OPPO UDP-203

OPPO UDP-203が持つポテンシャルを思い知らされる

普段、映画の鑑賞にはマルチプレーヤーOPPO UDP-203を使用し、YAMAHAのAVアンプを通して5.1ch(対応していれば)のサラウンドとプロジェクターで投影というのが普段の鑑賞スタイル。音楽に関しては同様にOPPO UDP-203からYAMAHAのアンプを通してCDを聴いたり、iPhoneをアンプに繋いで聴いたりしていたのだが、最近Amazonでプライム会員が利用できるプライムミュージックをBGM代わりに流して聴いている。先日スピーカーをJBLのS3100にアップグレードしたので映画はもちろんのこと音楽を聴く機会も増えた。

Amazonプライムミュージックとは

Amazonプライムミュージックのホーム画面。私がBGM代わりにJAZZばかり聴くものだから、おすすめでホーム画面がJAZZだらけに。


 

AmazonプライムミュージックはAmazonプライム会員なら追加料金無しでミュージックアルバムやミュージックラジオを100万曲ほどを無料で聴くことができる。PCやスマホからはもちろん、Amazon Fire TVがあればそこにAmazon Musicアプリをインストールすれば直ぐに利用することができる。邦楽は少ないようだが洋楽やJAZZなどはそこそこそラインアップされており、ビットレートも可変型でハイレゾ非対応ではあるがAAC形式の最高256kbpsのストリーミング再生(Apple Musicと同程度)。何気なくBGMとして利用するには十分だったりする。
ちなみに、100万曲程度なんて少なすぎるという人は月額980円(プライム会員は月額780円)追加すれば4,000万曲(!)以上の曲が聴ける「Amazon Music Unlimited」が使えるようになる。確かに100万曲は何気なくBGM代わりに流して聴くにはいいが、自分が能動的に選曲して聴きたい楽曲となるとアップされていないことが多い。

Amazon Fire TVの接続先をAVアンプからOPPO UDP-203経由に変更

そんなAmazon Musicアプリを利用してBGM代わりに流すため今まではAmazon Fire TVをAVアンプへ直接HDMIで接続し、そこから接続されたスピーカーから音が出る方法を取っていた。スピーカーが良くなったのでこれまでよりは充分いい音なのだが、AVアンプのピュア・ダイレクトモードで聴くと、上手く表現できないが音がストレート過ぎて「硬い」。ふと気になりAmazon Fire TVの接続をAVアンプにダイレクトではなくOPPO UDP-203のHDMI INに接続してみた。入力された音のデジタル信号をアナログ音にどう変換(コンバート)処理するかはその機器が持つDAC(デジタル/アナログ・コンバーター)チップによって変わるはずだからだ。

OPPO UDP-203の入力切替えはリモコンでできる。通常は「BLU-RAY PLAYER」になっていてOPPO UDP-203のホーム画面が映るようになっているが、リモコン上部の“INPUT”ボタンを押すと“HDMI IN”や“ARC:HDMI OUT”などが選択できる。今回の場合はOPPO UDP-203の背面にあるHDMI INに繋いだAmazon Fire TVを入力するので“HDMI IN”を選択。OPPO UDP-203本体パネルにもアイキャッチ画像のように“HDMI IN”と表示される。ちなみに“ARC:HDMI OUT”はテレビなどARC(オーディオ・リターン・チャンネル)対応機器からHDMIケーブルでOPPO UDP-203背面のHDMI IN端子に接続し音声をOPPO UDP-203へ入力する場合に選択する。

これまでの接続略図は下図の通り。DVDやBlu-rayなどの物理メディアを再生する場合のみ、AVアンプはOPPO UDP-203からサウンドオンリーとして使用。SONYのレコーダー、Amazon Fire TVやiPhoneなどの映像はAVアンプを通してOPPO UDP-203のHDMI IN コネクタへ接続したものがプロジェクターへ出力されていた。

今までの接続略図。実際はもっと複雑になっているが概ねこのような状態。スプリッターは映像や音声を同時出力するための機器。

下の図が今回、接続を変更した内容の略図。AVアンプはサウンドのみ担当。実際はAVアンプの出力はTVにも接続されているのでAVアンプの設定画面やiPhone等のAVアンプに接続した映像機器はテレビにも映像が出力されるが図が複雑になるので省略している。

Amazon Fire TVをOPPO UDP-203のHDMI INに接続した略図。AVアンプは純粋に音だけに特化する形になった。

映像や音声が同時出力できるスプリッターについては下の過去記事で。

DACって何? 何故必要?

すごく単純かつ簡単に説明すると、スピーカーはアナログ信号で音を出す。CDなどは音がデジタル信号で記録されている。これを仮にそのままスピーカーに送るとスピーカーにとってはただのノイズになる。これをアナログ信号に変換するのが“DAC(Digital to Analog Converter = 通称:ダック)”と呼ばれる電子回路。デジタル信号をDACで処理すことでアナログ信号に変換され、スピーカーは音を出すことができるようになる重要な役割を果たす。

OPPO UDP-203のDACチップをあなどっていた

DACチップだけに注目して音質が云々などそれほど単純な話ではないだろうし、これまでは何の根拠もなく、ただぼんやりと「デジタル信号なのでそれほど大きくは変わらないだろう」と思っていた。しかし考えてみればOPPO UDP-203は旭化成エレクトロニクス製プレミアム32bit DACチップ「AK4458VN」を採用している。上位機種であるUDP-205ではESS製の最新DACチップ「ES9038PRO」なので、それと比較すれば劣るが現状のYAMAHA AVアンプのバーブラウン製「PCM-1681(192kHz/24bit)」DACチップと比べたら単純思考ではあるがスペック的には確実に良いはずだと踏んで、接続を替えて聞き比べ。そして実際に音を聴いてOPPO UDP-203の持つポテンシャルを知ることになる。

音が柔らかくなり、広がりと伸びができる

そもそも音楽ソースがSACDやアナログ・レコード、ハイレゾ音源ならともかくAmazon Musicだったのでそれほど期待はしていなかったが全然違った。正直ナメていた。YAMAHA AVアンプにAmazon Fire TVを直接繋ぎピュア・ダイレクトモードで聴いていた時と、一度OPPO UDP-203を経由してAVアンプのピュア・ダイレクトモードで聴くのではOPPO UDP-203を通した方がスピーカーから出る音が柔らかく変化し、さらに僅かではあるが音に伸びや広がりがでた。

伸びや広がりの違いはごく僅かで微妙だが、解像度が上がったかのように密度が高くなり少なくとも音の堅さはなくなる。好みの問題もあるだろうがOPPO UDP-203を通した音の方が聴き疲れしにくい。この違いは私にとって大きい。音がこもる感じも無くクリア感はあまり変化を感じないので尚更こちらの接続方法の方が私にとっては都合よく音質向上できると判断し、今後はAmazon Fire TVはOPPO UDP-203を経由してそこからAVアンプに繋げて音出しするという方法を採用することにした。この僅かな違いを感じられるのはスピーカーがJBL S3100に変わったからかもしれない。これまでのスピーカーなら気づかなかっただろう。精神衛生上、良かったのか悪かったのか…。

上位機種であるUDP-205ならもっと違うかもしれないが20万円オーバーとUDP-203とは倍以上違う値段に、私には倍以上の音の差は絶対に感じることはできないだろうから、コストパフォーマンスとしてはUDP-203の方に軍配が上がると思うのだが、音に関するこだわりは個人差や趣味嗜好性が高いので何とも言えないところ。単純にUDP-205を買えるだけお金持ちな事を羨ましく思う。

デジタル・ケーブルで接続した場合は意味がない?

1つ留意事項として、今回の接続はOPPO UDP-203のDACで処理された信号をAVアンプにアナログ・ケーブル(RCAケーブル)で繋いでいる。厳密にはAVアンプの影響もあるがRCA端子などからアナログ・ケーブルでアンプに繋ぐことでOPPO UDP-203が処理した音を聴くことができる。HDMI等のデジタル・ケーブル接続ではデジタル信号が送られるので結局AVアンプのDACによる信号処理がされることになる。要するにOPPO UDP-203で一旦デジタル信号処理してから再度AVアンプのデジタル処理という順番になったというだけ。

ちゃんと調べていないが、もしかしたらOPPO UDP-203のDACで処理せずデジタル信号をスルーしているかも知れない。だったらAVアンプに直接Amazon Fire TVを接続しているのと変わらないと思うのだが、しかしこれでも実際にやってみたら私にとっては良い方向に確実に音は変わる。デジタル信号なので音の劣化は理論的に考えにくいがOPPO UDP-203を通す事で、音に影響しているのは間違いない。OPPO UDP-203には映像音声のHDMI出力端子とは別に音声専用のHDMI OUT端子があり、普段、映画の音声はそこからAVアンプに接続している。それにより音が明瞭になり映画の音が良くなるのは、やはりOPPO UDP-203内のDACが影響していると思われる。

映画での音の違いは微妙すぎて分からない

Amazonプライムビデオで映画を鑑賞した際、Amazon Fire TVを直接AVアンプに接続して観ていたときと、今回のようにOPPO UDP-203経由で観たときとは音に関しても、おそらくは違うのだろうが、そもそも映画等で2chステレオのピュア・ダイレクトモードでも使わない限り、5.1chサラウンドになってしまうと入力された音をAVアンプがコントロールして出力しているので、その違いはほぼ分からない。映像に集中してしまうので尚更。

上記でも述べたようにOPPO UDP-203の音声出力専用HDMI OUT端子を使ってAmazonプライムビデオの映画を鑑賞することにより音の明瞭度があがり少し良くなったようにも感じるが、切り替えながら交互に聴き比べでもしない限り、違いを見つけることができないほど、今のところ余り変化を感じられなかった。多分、他のプレーヤーで映画を観たときには音の差が分かるのだろうが、テレビに接続しているレコーダーを移動させて試すのもかなり面倒なことになるので、今のところ他にそれを確認する手段がない。

それにしてもOPPO UDP-203、もともとは映画観賞用専用プレーヤーとして考えていただけに、こんな所でこれほど差が出るとは正直思っていなかった。メディアの読み込みの速さやCDからの音楽再生、DVDやBlu-ray等の映像再生クオリティだけでも結構満足していたのに、外部入力のデジタル音楽再生に関しても恐るべきポテンシャルを秘めていた。“秘めていた”といっても別に隠されていたわけでもなく、ただ私が知らなかっただけだが…。

考えてみればデジタル信号であるCDにおいても再生クオリティが上がっているのに、何で外部入力によるデジタル音源のクオリティはそれほど変わらないと考えてしまっていたのだろう。

レコーダーからのプロジェクター映像出力を諦めるか……

今まではAVアンプの出力をOPPO UDP-203のHDMI INのコネクタに接続していたのでAVアンプがセレクター代わりになり、SONYのBlu-rayレコーダーやAmazon Fire TV、iPhoneからの映像などをOPPO UDP-203に接続したプロジェクターから映し出す事ができた。しかし今回の一件でOPPO UDP-203の1つしかないHDMI INのコネクタをAmazon Fire TVが独占して使用することになったため、レコーダーやiPhone等の映像をプロジェクターで投影する事ができなくなってしまった。

これではレコーダーからのテレビ映像でオリンピック等をパブリックビューイング的にプロジェクターを使って大画面で観ることができない。1in-2outのHDMI分配器はあっても、逆の2in-1outで入力を自動判断するHDMI分配器なんてないし……諦めるか……もしくは面倒なHDMIセレクターを間に噛ますか悩む。

 



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