クロコダイル・ダンディー(原題:Crocodile Dundee)

1986年のピーター・フェイマン(Peter Falman)監督によるオーストラリアのコメディ映画。オーストラリアの奥地で暮らす男、マイケル・クロコダイル・ダンディー(ポール・ホーガン = Paul Hogan)が都会であるニューヨークに招待され、そこで巻き起こるハプニングを楽しく描いた映画。1986年とそこそこ古い映画なのでニューヨークの街も古さを感じる。あのワールドトレードセンター(ツイン・タワー)もニューヨークを象徴するかのように映されるので貴重な映像でもある。ニューヨークの街もチョロチョロと映るので大阪道頓堀にあるグリコの歴代看板を観るかのように、「当時のタイムズスエアーの看板はこんなのだったんだ」と違う目線でも楽しめる。

DVD仕様:本編98分 アスペクト比:2.35:1
英語:2.0chステレオ、日本語:なし(日本語字幕あり)
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Blu-rayも出ておらず、DVDでの日本語吹き替えもない。しかもサラウンドでもなくステレオ。楽しかった映画の記憶があり、今回はU-NEXTで鑑賞した。AVアンプを通して鑑賞するとドルビープロロジックによりサラウンド(5.1ch)再生された。オリジナルにこだわって鑑賞するならステレオ(2.0ch)がいいが、対応したAVアンプのドルビープロロジックにより5.1chに拡張されたサラウンド音声はニューヨークの喧騒を音でも感じることができる。

「クロコダイル・ダンディー」あらすじ

新聞記者のスーは、ワニと格闘して生還した脅威の男・ミックを取材するためオーストラリアへと向かう。そしてジャングルを冒険する中で惹かれあったふたりは一路NYへ。初めての都会を楽しむミックだったが、突然スーと上司との婚約が発表されてしまい…。

Copyright (C) (2014) Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

オーストラリアの奥地に住むミック(マイケル・クロコダイル・ダンディー)を新聞記事にするため記者のスー・チャールトン(リンダ・コズラウスキー = Linda Kozlowski)がオーストラリアの現地を訪れ、ミックと出会い色々カルチャーショックを受ける。そんなスーが記事にもなるとミックをニューヨークに誘い、2人で飛行機に乗ってニューヨークに向かう。ミックはニューヨークという都会にしどろもどろしながらもマイペースで逞しく過ごすというお話し。そのマイペースっぷりがこの映画を面白くしている。ちなみにこの2人。この映画を切っ掛けに結婚していた。(注:過去形)

出演はポール・ホーガン、リンダ・コズラウスキーほか、ジョン・メイロン(John Meillon)、マーク・ブラム(Mark Blum)、レジナルド・ヴェルジョンソン(Reginald VelJohnson)など。

オーストラリアはド田舎?

ミックがニューヨークに到着し空港のエスカレーターを見て戸惑うほどオーストラリア人をそこまで田舎者扱いするのはどうなのか・・・と思ったが確かにミックはオーストラリア奥地で暮らしている設定で「都会には一度も出たことはない」と言っている。しかしニューヨークの空港に降り立つまでにオーストラリアのシドニーかメルボルンなどの立派な空港から飛行機に乗って来たのでは…(劇中でも空港は不明だが大きめの飛行機に乗っている)。その空港にはエスカレーターがないのか?…などコメディ映画なので細かい事をツッコんで観てはいけないのだろう。劇中のオーストラリア感は今ひとつだが、1985,6年当時のニューヨークの街を少しだけ見ることが出来る楽しい娯楽映画だ。

ニューヨークの空港でエスカレーターに戸惑うミック。オーストラリアの空港にもエスカレーターあるでしょ!

心温まるコメディ恋愛映画

初めにスーと出会った頃、オーストラリアのワイルドな男であることを魅せようと、格好を付けている所が微笑ましい。初めの頃はワイルドを売りにしたインチキな人間かと思ったが、現地のことを何も知らないスーに対してミックがふざけるようなことしつつも、ちゃんと本物のワイルドさを感じさせるシーンもある。

普通にT字カミソリを使うミックはこの後、スーにワイルドさを“魅せる”ために大型ナイフに持ち替えるのが微笑ましい。

男尊女卑な考えもあるがそこは男として格好を付けたいだけで、それもどこか可愛げがある。ニューヨークに降り立ったときも動揺しながらも男らしさを出そうと笑顔をつくり余裕を見せようとする。しかし危険な目に遭うとミックはオーストラリアで育った野性的な逞しさや頼れる存在を意図せずとも見せることに。そんな頼もしいミックに徐々に引かれていくスーの恋心を描く。

ニューヨークで人混みに紛れて迷子になり自分のホテルを見失うミックは標識に上って探すが…。

設定や細かい内容はつめが甘く、そこはいい加減な映画だが、大まかな映画内容としては“都会の女”と“田舎の男”の恋愛映画で非常に面白く、楽しく見る事が出来る。恋愛映画と言ってもベースがコメディ映画なのでベタベタ〜としたエロスの要素や甘〜い感じもなく家族で子供と一緒に観ても大丈夫。ラストは「どうなん?」と思う部分と、凄く心が温まる部分が個人的には入り交じる。まぁ、演出として出演者が笑顔なのでヨシとするか。

クロコダイル・ダンディー,Crocodile Dundee,ホームシアター,プロジェクター

都会のチンピラにナイフで脅されてもミックの持つナイフが違う。日本の場合は銃刀法違反で捕まる。

四方山話:オーストラリア旅行

20代の頃オーストラリア(ゴールドコーストとシドニー)に旅行に行ったことがある。空気がカラっとしていて過ごしやすく、XXXX(フォーエックス)ビールとマッドクラブ(泥蟹)が美味かった。牛肉は硬かった上にMサイズでも巨大。パッサパサでジャーキーのように硬いその巨大な牛肉を無理矢理ビールで流し込んだ。専用電話で呼んだタクシーを黒人のオバサンにワケの分からない事を叫ばれながら横取りされ乗って行かれた。

どうせの海外旅行ならと日本語なんて通じない地元のバーに飛び込みで入ったら誰かの誕生日だったらしく、一部パーティーのように盛り上がっていて、もの凄いムキムキの金髪パーマロン毛のターザンみたいな男がパンイチ(ゼブラ柄の水着)でメッチャ腰を振り、笑顔のまま女性(お客?)に股間を押し当てながら1人で踊っていた。悲鳴とも取れそうなくらいの声を出していたが、されている女性はメッチャ笑ってた。周りももの凄く盛り上がっていたが公開セクハラのようでひいた。そんなワイルドさは要らない。男にも見境なく“それ”を始めたので事故に遭わないうちに一杯だけさっさと飲んで直ぐに出た。そんなオーストラリア旅行の思い出。

 




「クロコダイル・ダンディー」は現在U-NEXTで絶賛上映中!現在は有料だったので毎月付与されるポイントを利用して実質無料で鑑賞。現実逃避なのか、たまに懐かしの映画をすごく観たくなる衝動に駆られる。そんな時当時VHSとかDVDでしか持ち合わせていないものをビデオ・オン・デマンドなら比較的高画質で観ることができるので利用価値としては高い。休日にレンタルDVD店に気晴らしに出かけるのも良いが、冬の寒い休日は起き抜けで温かくなっている寝間着のままで「今日は何観ようかな〜」と、ソファで毛布に包まりダラダラと映画を選べるビデオ・オン・デマンドは、私の様なぐーたら人間にとって最高だ。

「クロコダイル・ダンディー」をU-NEXTで観てみる ▶

 


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