クローバーフィールド/HAKAISHA,Cloverfield,ホームシアター,プロジェクター

クローバーフィールド/HAKAISHA(原題:Cloverfield)

SF映画でありながら酔う人もいる“あの視点”の映画。2008年1月18日に公開されたマット・リーヴス(Matt Reeves)監督によるSFパニック映画。制作は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」からスター・ウォーズ・シリーズ新3部作の監督を務めるJ・J・エイブラムス(J.J. Abrams)が担当している。映像視点がかつての「ブレア・ウィッチ・プロジェクト(原題:The Blair Witch Project)」と同じようにホーム・ビデオ風で疑似ドキュメント・タッチ。素人撮影の設定なので臨場感はあるがその分映像やピントがブレブレになる。私は大丈夫だったが人によっては映画だからと大画面で見ると視点が大きく動きまわるので余計に酔うかもしれない。

Blu-ray仕様:本編85分 アスペクト比:1.78:1
英語:5.1ch ドルビーTrueHD、日本語:5.1ch サラウンド
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ハンディカメラで撮影したホーム・ビデオ風なのでプロジェクターよる映画を観るような大画面よりも、テレビ画面で見る方がより臨場感があったかもしれない。この場合はアナモフィックレンズによる“無理矢理シネスコ”上映よりも、アスペクト比はオリジナルのテレビ画面と同じ1.78:1のビスタサイズの方がいいだろう。

「クローバーフィールド/HAKAISHA」あらすじ

N.Y.のとあるアパートで、日本への転勤が決まった青年ロブの送別パーティが開かれる。ところが突如、正体不明の“何か”が出現して自由の女神を破壊。街は逃げまどう人々でパニックと化し、軍隊も出動して戦闘状態に突入する。恋人から助けを求める電話を受けたロブは、友人たちとともに彼女の救出に向かうのだが……。

Copyright (C) 2008 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

出演はマイケル・スタール=デヴィッド(Michael Stahl-David)、オデット・アナブル(Odette Annable)、T・J・ミラー(T. J. Miller)、ジェシカ・ルーカス(Jessica Lucas)、リジー・キャプラン(Elizabeth Anne “Lizzy” Caplan)、マイク・ヴォーゲル(Mike Vogel)など。

告白すると、この映画は今回初めて見た。何気なくU-NEXTで映画を物色して観たとき、タイトルも忘れていたのでプロモーション映像とも記憶の中で結びつきがなく、劇中に自由の女神像の頭がぶっ飛んできた時に「あぁ!あの映画か!」と認知した。正体不明の“何か”対して主人公のロブやハッドたちは一般人なのでただ逃げ惑い、元恋人からの連絡を受けて助けに向かう。軍隊は出動し、“何か”に対して攻撃するがその様子も一瞬しかカメラに映らない。“何か”は、一応公式ストーリーでも伏せられているのでここでも“何か”にしておく。PG-12指定。

まだパニックになる前の普段の映像だが、終始このようなブレた映像を見せられる。大画面は観ると人によっては酔うかもしれない。

意外なところで感情移入

パニック映画なので視聴者も劇中の被災者と同じ視点で起きていることを説明もなく観ることになるのだが、まずこの状態でカメラを回し続ける根性が私にはないので、へそ曲がりな私は素直にハラハラ、ドキドキはしなかった。私が遭遇したらカメラを放って逃げるか、友人がカメラを回しながら逃げていたら撮影する友人に「そんなもん!ええから逃げろ!」とカメラを取り上げてキレる。ただこの映画では、友達同士で逃げるのだがそんなことはしない。しかも一緒に恋人を助けに行く。

主人公は危険と遭遇すると、どうしても危険な方へ自ら向かってしまうという“パニック映画あるある”だ。いくら友達でも自分も命が掛かっているのだ。この状況の中、逃げながらカメラを回しながら友達につきあうのはいい人過ぎる!とにかくカメラを止めて逃げないと!…と、いつの間にかイライラするという意味で感情移入してしまった。

感情移入とは関係ないけど、映像の流れの中、所々で元恋人との映像が残っていて、またそのタイミングが偶然にしろ丁度良いところが残っている。元の映像に上書きする形で今回のパニック映像を撮しているのだが、テープにしても録画を止めたところから再スタートするので本来なら多分元の映像は残らないし、デジタルなら尚更残らないと思うのだが、演出上ある方がそれっぽく見える。

パニックのどさくさに紛れて店の商品を盗む輩がいるのは海外のニュースで見たことがある。黒人が多いのは気のせいか?制作者の偏見か?

“何か”は謎のまま

映画の最後までその“何か”は何故現れたのか、何が目的だったのか分からない。また劇中の撮影者であるハッドという人物が“何か”をガッツリ映像に映さない。危険を冒してまで撮影しているのならそれが目に飛び込んだら普通しっかりと撮ろうとするだろうが、直ぐにカメラの視点が変わって友人を映すという、なんとも友人想いな撮影者。「おいおい、そこはカメラを“何か”に向けたまま、顔だけ友人に向けたらええやろ…」と思うが、こういうワザと“何かを見せない”演出がさらに観る側に興味を持たせる。その“何か”は映画を観れば分かるが、“何か”はどうやって現れたのか……そこは映画のラストシーンを注意深くしっかり観て頂きたい。

劇中たまに挿入される、上書き前の恋人との映像。実はこのシーンに重要な映像が映っている。(この画面の中ではない)

 




「クローバーフィールド/HAKAISHA」は現在U-NEXTとNetflixで絶賛上映中!U-NEXTでも現在(2018年2月20日時点)でも無料鑑賞できる。現在はAmazonプライムビデオには登録されておらず有料レンタルのみ。私はこの映画を多分、何度も繰り返して観ることはないのでビデオ・オン・デマンドで正解だった。特に謎だらけの映画は鑑賞後に知った事を日を改めてもう一度確かめるために観るということもある。レンタルビデオならもう一度借り直さないといけないのでやりにくいが、ビデオ・オン・デマンドなら直ぐに確認できてラク。そういう使い方ができる。

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