The Net,ザ・インターネット,ホームシアター,プロジェクター

ザ・インターネット(原題:The Net)

現在、私たちが利用しているインターネット社会環境と比較すると少々古いが、この映画はそんなネット社会に潜む恐ろしさを描いた映画。1995年公開のアーウィン・ウィンクラー(Irwin Winkler)監督によるサイコスリラー映画で、サンドラ・ブロック(Sandra Annette Bullock)が主演を務めている。1995年と今から23年前の映画なので進歩が早いネット社会から見れば随分古い映画。劇中のPCや画面なども古い。たった23年なのにネットを含むコンピューター関連の進歩は本当に早いと感じる。当時レンタルビデオで借りてVHSで観たが、今回はU-NEXTにラインアップされていたので改めて鑑賞した。いろいろ古いが内容は面白い映画だ。

Blu-ray仕様:本編114分 アスペクト比:1.85:1
英語:5.1ch DTS-HD Master Audio 5.1、日本語:2.0ch ドルビーデジタル
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DVDは現在でも入手出来るが、Blu-rayは存在するものの在庫が少ないのかなかなか見つからない。この映画は内容的にも映像クオリティにこだわって質感を求める映画でもないのでDVDでも充分な気がする。

「ザ・インターネット」あらすじ

優秀なコンピューター・アナリスト、アンジェラ。インターネットを通じて、政府の機密データにからむ陰謀にアクセスした彼女は、その裏に潜む巨大な組織により、個人データを犯罪者のものとすり替えられ命を狙われる。唯一の味方だった昔の恋人までもが殺され絶体絶命のピンチを迎えた。しかし彼女はキーボードとマウスを武器に、たったひとりで戦いに挑む・・・。

©1995 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED. © 2018 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

出演は主演のサンドラ・ブロック他、ジェレミー・ノーサム(Jeremy Northam)、デニス・ミラー(Dennis Miller)、ダイアン・ベイカー(Diane Carol Baker)、レイ・マッキノン(Ray McKinnon)、ウェンディ・ガゼル(Wendy Gazelle)など。

映画が23年前のコンピューター時代なので劇中に使われているPCも古い。フロッピーディスクなんて今の若い人はそんな記録メディアの存在すら知らない人もいるだろう。Mac(PowerMac 8500かな?)からデータを何かに保存しているのは感覚的に分かるだろうが「何に入れているの?」と思うかも知れない。

PowerMac 8500らしき古いMacが見える。当然モニターも液晶なんてない時代なのでCRTモニター。

古っ!当時はちょっとした保存は3.5インチのフロッピーディスクに保存していた。以前には巨大な8インチのフロッピーディスクもあった。

「ザ・インターネット」というタイトル

原題のタイトルは「The Net(ザ・ネット)」で、こちらの方が映画イメージには合っている。この映画の原題タイトルになっている“ネット”は邦題になっている“インターネット”も表しているのだろうが、劇中はインターネットを使ってシステムへの侵入などはあるが、それほど“インターネット”を駆使して何かをする訳ではなく、どちらかと言うと“繋がり”を表す日本語で言う“ネットワーク”の方だと私は思った。内容的にも友人・他人との繋がりの“ネット”を表しているようにも感じる。

人生において人との繋がりで助かる事もあれば、人との繋がりで災難に遭うこともある。邦題のようにコンピューターのネットワークだけを注目したタイトルの付け方は大きく外れていないが映画自体を表してないように感じる。考えすぎかも知れないがサンドラ・ブロック演じるアンジェラは人付き合い(人との繋がり)が苦手。そんな風刺をタイトルに込めているようにも思ってしまう。

他人と接するのが嫌いでも人との繋がりはやっぱり大切。困った時に助けてくれる友人なら尚更だ。

「ネットの恐ろしさ!」……と、言うよりは

改めてこの映画を観ると「ネットの恐ろしさ!」……と、言うよりは、ネットを“信用する”または、“依存する”周りの人間が怖いと思えてくる。そんな周りの人間を相手にアンジェラ(サンドラ・ブロック)が孤軍奮闘する様子を描いている。あらすじにも書いている通り、アンジェラの個人情報が犯罪者のものとすり替えられるがそれを周囲の他人が“完全に信用”していることが別の意味で本当に怖い。

自宅に戻ると家が勝手に売りに出され空き家状態なっていたり、本人を目の前にして違う名前で呼ばれたり(これは自身のやむを得ない理由もあるが)。私なら周りの自分に対する環境が突然変わりすぎて頭がおかしくなりそうになるが、そこは映画なのでここまで極端に描いたのだろう。だからこそこの映画は面白い。

日本の顔写真付マイナンバーは大丈夫かと心配になる

日本でも浸透がいまいちなマイナンバー制度ができた。これこそ共通の個人IDカードになるのだが、現在は写真付きカードと写真無しの簡易カード状のものがある。これが本当に全ての身分証明書になり、本人証明として利用するなら顔写真付でないと意味を成さない。ナンバーだけで良いのなら国民の多くが携帯している保険証でもいいはずだ。

仮に、その顔写真付マイナンバーカードの名前が管理するコンピューター内で書き換わっていたら……。しかも犯罪歴がある人の名前。その上で、自分が持っている顔写真付マイナンバーカードや他に身分証明するものを紛失したら……。そんな間違った個人ID情報を全てネットワークで繋がっていて管理されていたら……。映画は更に最悪な状態に追い込まれていく。

本人が言っていることと、コンピューターからID番号で得た情報、どっちを人は信用するか。そんなことを想像しながらこの映画を観ると「ネットと言うよりも人が怖い」と思えてくる。今の日本は良くも悪くもこの映画ほどコンピューターで個人情報を一括管理できていないので、個々の企業から漏れる心配はなくならないが全ての個人情報が一括で書き換わることもない。

四方山話:日本国内のID(マイナンバー制度)は今後どうなるのか

個人IDを提示するシーンはよくアメリカのドラマや映画などでも登場するが、アメリカなどの個人IDとは一般的に免許証かパスポート、またはSSN(社会保障番号)を指している。ホテルの宿泊や、タバコやお酒などを購入できるお店はもちろん、バーやクラブに入店する際にも提示を求められることが日本よりも断然多い。日本は車に乗る際は運転免許証というIDの携帯が義務だがそれ以外は義務ではないし、国内で提示を求められることが少ない。

日本はそこまでIDの提示を求めず、そういう意味での確認や管理が必要ではないとするなら、また前回の様にいつの間にかフェードアウトした“住基カード”と同じになってしまうのでは…と思ってしまう。あのカード発行するのにカード制作費用や人件費も含めて税金いくら使ったんだろう。今や身分証明にもならない。あれは完全に税金の無駄遣いだったな。

全く連携の取れていない“ぶつ切れ状態”で縦割りの日本社会に導入するにあたり、しっかり煮詰めもせず中途半端事をするからこうなる。まずは国内の連携や“ネット(繋がり)”がしっかりしていないと轍(てつ)を踏む事になる。歴代スター・ウォーズのセリフではないが「嫌な予感がする」…。

 




「ザ・インターネット」は現在U-NEXTで絶賛上映中!U-NEXTでは現在(2018年2月28日時点)では無料鑑賞できる。現在はAmazonプライムビデオにはラインアップされておらず有料レンタルのみ。Netflixにはラインアップされていない。「ザ・インターネット2.0」というタイトルがAmazonプライムビデオにラインアップされているが私はまだ観ていない。続きなのかどうなのか……登場人物も違うので続編では無さそうだ。しかもよほど反社会的な描写があるのかレイティングR18+。5段階評価の☆印も今ひとつなのだが、他人の評価が低いとそれはそれで観たくなるのは何故だろう。他人が「クサい!」と言ったモノはちょっと嗅ぎたくなるのと同じ事?

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