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パワーレンジャー(原題:Power Rangers)

2017年公開のディーン・イズラライト(Dean Israelite)監督による戦隊ヒーロー映画。遡れば1975年の特撮テレビドラマ作品である「秘密戦隊ゴレンジャー」から続く戦隊モノ作品をアメリカでローカライズしたテレビドラマ「パワーレンジャー」を映画化したもの。

日本のアニメといい、戦隊ヒーローといい日本には世界がマネをしたくなる素晴らしいコンテンツがあるなと誇りに思った。本作は「パワーレンジャー」映画として3作目となるらしいが…全然知らなかった。観ると流れから何から何まで日本の戦隊ヒーローものの流れをそのまま踏襲している。

Blu-ray仕様:本編124分 アスペクト比:2.35:1
英語:5.1ch リニアPCM、日本語:5.1ch リニアPCM
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特撮ヒーローものに余り詳しくないが、テレビでチャンネル切替えがてら、たまに遭遇するので「お〜、まだやってるんや」とシリーズのロングランに感心した。今は何?と調べたら「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」。…何それ。タイトルから既に戦っているではないか。

「パワーレンジャー」あらすじ

遡ること時は紀元前。古代の地球で世界の運命を決する、大きな闘いが終焉を迎えていた。
ある5人の戦士たちによって守られた地球。
そこにはやがて新しい命が芽生え、物語は現代に帰ってくる。
小さな町・エンジェル・グローブに、普通に暮らす若者たちがいた。
ジェイソン、キンバリー、ビリー、トリニー、ザック。
ありふれた日々を過ごす彼ら5人は、偶然にも同じ時間・同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的なパワーを与えられる。
自分たちの力に困惑する彼らの前に現れたのは、かつて世界を守っていた5人の戦士=“パワーレンジャー”の一人・ゾードンと、機械生命体・アルファ5。
古代の地球で封印された悪の戦士=リタ・レパルサが蘇り、再び世界を滅ぼそうとしていること、そして彼ら5人はその脅威に立ち向かうべくコインに選ばれた、新たな“パワーレンジャー”であることが明かされる。
しかし、自らの運命を受け入れられない彼らは、まだその秘めたる力を解放できずにいた。
地球に残された時間はあとわずか。
果たして彼ら普通の高校生に、この世界を救うことができるのか?
世界が、そして仲間たちが危機にさらされた時、ついに“その力”が目覚める。

©2017 LionsGate TM& © Toei & SCG P.R. © TOEI COMPANY, LTD. All Rights Reserved.

デイカー・モンゴメリー(Dacre Montgomery)、ルディ・リン(Ludi Lin)、RJ・サイラー(RJ Cyler)、ベッキー・ジー(Becky G)、ナオミ・スコット(Naomi Scott)、エリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)などが主演。主役のパーワーレンジャーには若手俳優や歌手などを起用している。悪役にはある程度ベテランを配役しているのも何か面白い。こんなところまで日本の特撮にならっているのだろうか。

映画始まって間もないこの長回し(に見せている?)のシーン。映画では良く目にするが、やっぱり凄いと思ってしまう。

パワーレンジャーがなかなか登場しない

既にこういうタイトルとパッケージ写真なのでネタバレにはならないと思うが、あらすじの通り“ありふれた日々を過ごす若者達”がパワーレンジャーになる。なるのはなるが、なるまでのストーリーがあるので、なかなか“パワーレンジャー”になってくれない。いや…なれない。なるまでが長い。小さなお子さんが観ると「パワーレンジャーまだ〜?飽きてきた!」って言われそうなくらい長い。映画初めの方からパワーレンジャーの活躍を観ようとワクワクしているとイライラするので、映画では気長にパワーレンジャーになるまでの彼、彼女らの成長と信頼の構築を楽しんでもらいたい。青春真っ只中にいきなりパワーだけを与えられても困る。人にはそれぞれ事情があるのだ。

この青年達がパワーレンジャーになるのだが、…なかなか。5人がそれぞれキャラクターとしてちゃんとれそっぽい。

ここまで日本の特撮の流れをトレースするとはあっぱれだ

先にも述べたが、日本の戦隊モノ特撮テレビドラマの流れをよくぞここまでトレースしたなと思える。具体的にはネタバレになるので観ていない人のためにも詳細は伏せておこう。流れは戦隊ヒーローそのものだが、日本とは違い随分と凝った映像演出効果がある。「映像クオリティを上げた戦隊ヒーローもの」というべきか。アメリカで放送されているテレビドラマ版「パワーレンジャー」は観た事が無いので、ここまでのクオリティは映画ならではなのだろうか。日本ではここまでお金は掛けられないなと観ながら感じた。

セットといい、映像クオリティの高さ!もはや子供が観るだけの映画ではもったいないので大人も観よう!

海外のヒーロー映画は好きでよく観るが懐かしさは感じない。しかし、この映画は海外ヒーローでも日本の特撮ドラマをそのままトレースしたような戦隊ヒーロー映画だからだろう、懐かしさを感じた。私と同様に小さい頃に戦隊モノを(も)見て育ち、大人になってからしばらくは特撮テレビドラマを目にしていない大人にとっては懐かしくもあり面白い映画だ。「な〜んだ、戦隊ヒーローか…」と思わずに一度観てみると「なんか懐かしいな」という気持ちになる。当時と比べると映像クオリティが格段に上がりすぎているからだろうか、懐かしさは感じるが童心に返ってまで観ることはできないスレた大人になってしまった。

最近の戦隊ヒーローには欠かせない何かをモチーフとした戦闘機もしっかり登場する。他にもあれやこれも…。

いろいろ諦められる映画

この映画のヒーロー達に日本人はいない。どこにも出ない。一時は「戦隊モノは日本のコンテンツなのに日本人が1人も出演しないのも悲しいものやな」と思ったが、日本の特撮テレビドラマの戦隊ヒーローをアメリカがローカライズしたので、ここに本家である日本人が出るのは、まるで寿司を食べたことがない日本人が寿司を食べたいからとアメリカに行って食べるようなものか?…人によっては気にしないだろうが。

本作は1つの映画として観るとツッコミどころはあるし映像や音響のアラもある。しかし、本作に関しては「特撮テレビドラマの戦隊ヒーローもの“だから”」という“諦め感”が芽生えて全く気にならずに最後まで観ることができた。逆に「特撮テレビドラマの戦隊ヒーローもの“なのに”」という映像クオリティの高さに驚き感心する始末。自分でも訳の分からないこの寛容さは何だ。

 




「パワーレンジャー」は現在U-NEXTで絶賛上映中!現在は有料レンタルだが毎月必ず1,200ポイントもらえるので、そのポイントを使えば有料レンタル版でも実質ゼロ円で鑑賞できる。Amazonプライムビデオ(見放題)にはラインアップされてなく有料レンタル版(Amazonビデオ)のみ。Netflixにはラインアップされていない。懐かしさを感じる戦隊ヒーローものの映画で童心に返って楽しんでみてはいかが?ただ悪い敵を倒すだけではなく、そこには戦隊ヒーローならではのチームの絆や友情がある。それは今も昔も戦隊ヒーローには無くてはならない不変のものだ。

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