スマートリモコン(スマート家電コントローラ[RS-WFIREX3])をEcho Dotと連携させて、声でマランツのAVアンプSR8012の電源を入れたり、切ったり出来るようになったのでAlexaにHEOSのスキルをインストールし、SR8012に搭載されているHEOSをコントロール出来るようにセットアップした。「アレクサ、[リビング]で○○かけて」と言えばマランツSR8012の電源が入り、アンプを通して音楽が流れる。「アレクサ、[リビング]のボリューム上げて/下げて」や「アレクサ、スキップ」、「アレクサ、音楽を止めて」など普段リモコンで操作することは出来るようになった。
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AlexaでHEOSを操作するときの注意点
HEOSの操作をする場合は「アレクサ」というウェイクワードの次に必ずHEOSの操作を表す「リビング」(設定で変更した)というワードが必要になる。「リビング」を抜いて言ってしまうとアレクサはEcho Dot本体から音楽を流してしまう。「オレが音楽流せと言えば、リビングのステレオからに決まってるだろ!」なんて、横暴な意見はAlexaに通じない。ただし、一度HEOSから音楽が流れてしまえばボリュームコントロール意外は「アレクサ、スキップ」や「アレクサ、音楽を止めて」などの操作は「リビング」を抜いてもOKのようだ。
HEOSのボリュームに関してはEcho Dot本体ボリュームとの絡みがあるので「アレクサ、[リビング]のボリューム上げて/下げて」と言わなければならない。私がその辺りを認識せずに「アレクサ、ボリューム下げて」と言っても一向にアンプのボリュームが下がらず、何度も「ボリューム下げて」と繰り返していると、次にAlexaが喋った時にもの凄い小さい声で返事していたので気がついた。また、HEOSでの操作で電源を切ることは出来ないので、スマートリモコンを使ってAVアンプの電源を切ることになる。これも登録で「アレクサ、マランツの電源を切って」や「アレクサ、アンプの電源を切って」と言えば電源を落とせるようになる。
わざわざ声で言わなくてもリモコンボタンを押せばそれで済むはずだが、確かに少し離れた場所から両手がふさがった状態で音楽を流そうと思ったときに声で操作できるのは便利だ。我が家はリビング・ダイニングなのでダイニングに居るときにわざわざリモコンの所まで移動してボタンを押すよりはラクで早い。
Echo Dotとスマートリモコンの置き場所
Echo Dotとスマートリモコンを置く場所もリビングとダイニングを隔てる低めの棚に置いた。その場所はソファに座っていても視界に入らないし、リビングからもダイニングからも声が届き、またスマートリモコンの赤外線も全方位に届く。Echo DotはスマートリモコンとWi-Fiで通信をするので、わざわざスマートリモコンの近くに置く必要性は全く無いのだが他に置く場所がなかったので結果同じ場所になった。
Echo DotのセットアップはEcho Dotの本体だけではできない
Echo Dot自体のセットアップは、Echo Dotに電源を入れると1分程でAlexaから音声案内があるのでそれに従ってセットアップを行う。といってもスマホのアプリストアからAlexaアプリをダウンロードし、そのAlexaアプリから初期設定を行うことになる。声で全てセットアップできるのかと思ってたが、どうやら違うらしい。PCでもブラウザー経由でセットアップ出来るようだ。詳しくはAmazonサイトのヘルプを参照していただきたい。
Amazon「ヘルプ&カスターマーサービス[Echoをセットアップする]」
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202189140
一つ気になったことが…Echo Dotに初めて電源を入れて起動した時、Alexaが「こんにちは。セットアップの準備ができました。」と言うのだが最初「こんにち“ハ”」って言わなかった?「HA」って言わなかったか?アカウントの住所が大阪だから大阪仕様になってるのかと…吉本新喜劇の末成由美のギャグかと思った。気のせいか?Alexaの声が音声合成だから少しイントネーションや抑揚が少しヘンなこともあり、たまたまそう聞こえたのだろうか。
Echo Dot第3世代は音質が向上した?
Echo Dotは音質が向上したと書かれていたが、お世辞にも良い音とはほど遠い。以前を知らないので比べられないが、BOSE SoundLink Miniの足元にさえ及ばない程度。Amazon Echoシリーズで音楽を聴こうとするならEcho Dotは薦められない。もっと上位機種やAlexaを搭載した音を主軸としたメーカーのスマートスピーカーを狙うべきだろう。Echo Dotはやはりしっかりとした低音が出ず、中高音以上で構成されたカチャカチャした音に聞こえる。私はもともとEcho Dotで音楽を聴くことを想定していなかったし(そういう意味では第2世代でも良かったかも)、第3世代ならではなのかAlexaの声は十分よく聞こえるのでこれで特に問題は無い。
ベッド脇や勉強机の端に置いている程度でラジオなどを少し聴くには良いのかも知れないが、音楽として聴くには全く物足りない。このサイズでもしっかり鳴るスピーカーはあるので、Echo Dotは音質に関してはあまり力を入れてないようだ。といってもEcho DotにはAUX出力(3.5mmステレオジャック)があるので電源は増えてしまうが、アクティブスピーカーを接続すれば簡単に高音質になる。AUX出力はGoogle HomeやLINE CLOVAには無いのでこうして簡単に音声を外部出力にできるのはAmazon Echoシリーズの特徴とも言える。
また、Bluetooth接続にも対応しているのでBlurtooth出力機器とペアリングするとAlexaの応答や音楽は全てペアリングされた機器から出力される。試しにマランツのAVアンプSR8012とペアリングするとJBL S3100からAlexaの声が聞こえてビックリした。本当の(?)Alexaの声を聞くことが出来る。
HEOSから出力する方が音質は断然いいが、Bluetoothで一度でもマランツのSR8012と接続すると以降は「アレクサ、マランツとペアリング」と呼びかけるだけでBluetooth接続となり、「アレクサ、音楽をかけて」と言えば、アンプを通して音楽が流れるようになる。HEOSからの音楽再生ではないので「リビング」というキーワードを入れなくて済む。当然Alexaの声もアンプを通しての声になる。BluetoothコーデックはSBCのみなので音質に関しては過剰に期待しないほうがいいがEcho Dot本体から聞くよりは当然良い音になる。ペアリングを解除するときは「アレクサ、ペアリング解除」と言えば現在Bluetoothで接続されている機器とペアリングを解除する(複数台記憶するが、ペアリングは1台の機器のみ)。ペアリングを解除したり、ペアリングしていた機器の電源が切れるとEcho Dot本体からの出力に切り替わる。
Alexaの誤作動
そこそこのボリュームでテレビから、「アレクサ」というウェイクワードが流れたら我が家のAlexaが反応してしまう。先日たまたまAmazon EchoのCMがテレビで流れていたがCM中に演者が「アレクサ、○○して」と言っていたのでEcho Dotを確認したが我が家のAlexaは「アレクサ」というウェイクワードにブルーリングの光で反応を示し、それ以降の言葉には無反応だった。念のためにAlexaアプリの「設定」で「音声ショッピング」の項目の「確認コードを有効」にした。
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