Dolby Cinema(ドルビーシネマ)体験、梅田ブルク7

今さらながらお盆休みの話になってしまって恐縮だが、夏の休暇でやりたかった事、ドルビーアトモスの構築と、もう一つ。梅田ブルク7でドルビーシネマを体験すること。今回はその時のお話。

暑〜いさなか、大阪の梅田ブルク7に行くためのチケットを取ろうと…が、しかしドルビーシネマであるシアター1では「ライオン・キング」と「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」しか上映していない。えぇ〜…、結構な究極の選択を迫られた。妻は絶対“ワイスピ”なんて観ないし、多分観ても途中で寝てしまう。ライオン・キングは言ってしまえば、ストーリーはもう既に知っている映画を実写さながらのCGになっただけの映画なので私の食指が動かない。

どうしよう…今回は見送るか…と思ったが、このような連休が次にいつ取れるか分からない。ゆっくりと仕事の事を忘れて映画を観られることはそうそう無い。と半分、自身で強迫観念に苛まれて選択したのが、妻が少しでも楽しめるようにと「ライオン・キング」を選択。私は今回、極論を言えばドルビーシネマさえ体験できればそれだけでOKなところもあったので「ま、いいか」と。

梅田ブルク7というかE~ma…大丈夫なのか

「ちょと遅いかな…」と思いつつ、前日にチケットをネットで申し込んだのだが、前日(しかも夜)なのに意外と席が空いていて、すんなりと思った座席のチケットが取れたことに少し不安を覚えながらも、翌日いざドルビーシアターが入っている梅田のE~ma(イーマ:ファッションビル)へ。E~maは大阪梅田の中心部にあり、大阪エキスポシティ(IMAXシアター)のように遠くないので、結構気軽に行ける。しかも梅田の地下街から行けるので、夏の炎天下を歩く必要がないのは嬉しい。大阪以外の人にはややこしいと思われる大阪梅田界隈の地下街からのE~maの入り口はさらにわかりにくいらしいのだが、そこは大阪人なのでなんの迷いもなく地下街から最短距離でE~maへ。チケットは午前10:15〜上映のチケット。午前中とはいえ、E~ma久しぶりに入ったが大丈夫か? このお盆期間ながらも人少なっ。同時に視界に入る人が0〜1、2人くらい。7Fにあるブルク7のロビーに到着しても人がまばら…。「え?皆どこへ?」と思うほど人が少ない。

チケットを発券機から受け取り、お約束のポップコーンを購入しシアター内へ向かう。通路でも他に誰もいないのかと思う程、人が居ない。ドルビーシネマを体感できるワクワク感よりも、「ブルク7大丈夫か?」と心配の方が先行してしまう。まぁ、始まる頃には人も集まるだろうと思っていたが、始まる頃でもシアター場内は10数名。「ライオン・キング」に人気が無いのか、夏休み期間中の午前10:15は人がまだ活動しないのか…それとも皆、海外へバカンスか。

梅田ブルク7 ドルビーシネマのシアター入り口付近。チケット売り場や売店などは7Fだがシアターは8Fにある。

ドルビーシネマへ入場

ブルク7の心配はひとまず置いておいて、本題のドルビーシネマ体験。ドルビーシネマはシアター入り口へのアプローチから盛り上げてくれる。通路壁面いっぱいに超短焦点プロジェクター(Optoma H400USTのカスタムっぽい)5台によるマルチプロジェクションでお出迎え。上映する映画をテーマとした超ワイドなループ映像が(ループ映像なのでスクリーンセーバーの様だが)映し出されている。シアター場内に入るとまず目に飛び込んできたのが大阪エキスポシティのIMAXほどではないものの、思っていたよりも大きいカーブド・スクリーンと両サイドのブルーに光るLEDライトによる間接照明的な光のライン。場内を見渡してもスピーカーらしき突き出たものはモノも殆ど見えず、場内は非常にスッキリとしており洗練されたイメージでかっこいい。

ただ…、入場した時、シアター場内は通常の他のシアターと同様照明用のダウンライトが点灯していて明るいが、既に次期映画の予告編やPR映像が流れていて席を探すのも他の人の迷惑にならないかと、なんだか落ち着かない。一刻も早く席に着いて椅子に身を沈めないとそれらの映像を観ている人の視界の邪魔になるのではないかと気ばかりが焦る。…何だこれ。ブルク7は元からこんな感じだったか?

壁面一杯に広がる超ワイドな映像がお出迎え。ループ映像なので巨大なスクリーンセーバーを見ている様。


壁面のループ映像を流しているプロジェクター。5台連結映像だった。多分、Optoma社製。

梅田ブルク7のドルビーシネマ環境

照明で場内が明るいまま次々と予告編やPR映像が流れているので場内の様子を撮影できない。しかし、考えてみれば僅かな照明ならともかく、煌々と照明をつけたまま映像を流すのもなかなか珍しい。自宅のプロジェクターで照明を点けたまま見ている様だが、それとは比較にならないほどかなりハッキリと見える。2台のプロジェクターからデュアルで投影していたので尚更なのかもしれないが、ドルビーシネマの輝度の高さを誇示しているようだ。

そのまま、場内は僅かな照明を残したまま暗くなり、予告編映像やCM、盗撮の注意警告の映像に変わり、さらに照明が落とされて流れていた予告映像も消えると辺りは真っ暗。そして、ドルビーシネマの紹介映像が流れる。確かに他のシアターに比べて圧倒的に視聴環境が暗いし、映像が流れてもプロジェクターからの光が当たっていないスクリーン上の他の部分がしっかりと黒く、総じてANSIコントラストが高いことがうかがえる。暗い中(ほぼ闇に近い)にライオン・キングのゴールド色のロゴだけが浮き立つように表示されたときは、闇にロゴだけが浮き立つので、まるで裸眼で3Dを見ているような感覚になる。これだけで感動した。実際に映画本編が始まるとスクリーンが反射して光り、結果的に劇場全体が明るくなるで周りが普通に見えるのでここまでの感覚にはならないが、あの瞬間の感覚は確かに今までのシアターには無かった。黒の締まりが非常に良いのでカラーは勿論、輝度が高く映像が鮮明に見える。このように言うと非常に安っぽく聞こえてしまうが、有機ELテレビを大画面で見ているような感覚。

個人的に気になったポイントは2つ。スクリーンステージの床が結構反射している。上映された「ライオン・キング」のアスペクト比が1.78:1だったので、天井から床までに張ったスクリーンを目一杯つかった投影が床と天井に光が反射する要因にもなっているようだ。やむを得ない事なのだが、他のシアターとは違い黒をウリにするだけに少し残念なポイントだった。それでも、視点を中心に持っていけば全く視界に入ることもなく気になることはない。もう1つが、音…何故あんなに高音がキンキンしているのだろう。通常のシアターよりも音は大きめなのは迫力があっていいのだが、音が大きめなだけにそれが反ってうるさく感じる。あえて高音よりのチューニングにしているわけではないのだろうが、高音域が耳につくように感じた。それでも他のシアターに比べれば音質は抜群に良い。低音も鋭く、ボワつくことなくバシバシと身体に響くのは好印象だった。もちろん音の方向感は言わずもがな、さすがに本気のドルビーアトモスだ。ドルビーシネマで聞くハンス・ジマーの「ライオン・キング」のあの有名な音楽は素晴らしい限り。オープニングで音にも感動した。

座った位置からスクリーンを見るとこんな感じ。満足できるサイズ感。


ドルビーシネマになっている「シアター1」の見取り図、兼、非常口と座席番号の表示ボード。

足を運ぶ気になれるもう1つのシアターができた

私が個人的に気になった点はそれくらいで、それもごく些細なこと。久々に気軽に足を運ぶ気になれる良いシアターだと思う。以前よりスクリーンサイズも大きくなり、あのスクリーンサイズと音量の大きさなら、自宅では一生かけても再現できないので、お金を払う価値が見いだせる。しかも、チケット予約時に気づいたのだが、現在加入しているU-NEXTのポイント(月々付与される最大プール3600ポイント=3,600円)が使えるので、ポイントが貯まっていたら「え?いいの?」と思う程、割安もしくは全額ポイントで鑑賞することができる。自宅以外で映画を観るのはほぼ大阪エキスポシティのIMAXだったが、それ以外ならドルビーシネマを選べるのは嬉しい限り。他のシアターで観るよりは断然いい。ただ今度は上映中の映画を吟味してから行こう。



鑑賞した「ライオン・キング」はというと…

で、初のドルビーシネマで鑑賞した「ライオン・キング」はというと、やはりアニメそのままの内容が超リアルなアニマルCGになっただけだった。映像は景色から出演動物の毛並み、骨格から動き、質感まで本物と見間違うほどの再現性が凄い、凄いのだが…超リアルなCGになったからこそ反って人間の声でしゃべることに違和感を覚える。このギャップを自身で折り合いを付けて埋めることができるかどうか…。私は最後までできなかった。妻も同じ感想だった。現代のCG技術を見せたいだけの映画なのか、「アニメの方がしゃべっても違和感なくてええやん」って声がもう喉元まで来ている。あ、文字にすると声が出ているのと同じか。

 


 


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