前回、各種配信動画サービスを視聴する際に使用しているAmazonのFire TV(4K UHD、ドルビーアトモス対応)でNetflixを視聴するとサラウンドは5.1ch止まりになることをお伝えしたが、Netflixでドルビーアトモスを再生するには対応したテレビや、もしくは対応した外付けの視聴デバイスが必要になる。私がプロジェクターに使用しているFire TV(Stick 4K、Cube含む)では冒頭で述べた通りNetflixで4K UHDは問題無いが音声でドルビーアトモスを再生できない。
我が家では現在、契約している動画配信サービスは3つ。AmazonプライムビデオとU-NEXT、そしてNetflixだ。現在我が家で稼働率(視聴率)が1番高いのがNetflixになっている。公開映画の他、Netflixオリジナルの映画やドラマが意外に面白く、劇場公開映画と遜色ないキャスティングや映像・音響のクオリティは目を見張るものがある。Fire TV(Stick 4K、Cube含む)ではそのせっかくのポテンシャルを発揮できないのは何だか勿体無い気がしてならない。
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Netflixのドルビーアトモス再生に対応したデバイス
我が家では動画配信サービスを利用して映画などを視聴するのにプロジェクターを利用している。テレビはドラマなど連続して観るときに利用するが、基本的にはプロジェクターだ。音声はA/Vアンプを通しているので視聴する作品が対応していればサラウンドやドルビーアトモスで再生される。動画配信を再生するデバイスにFire TV(4K UHD、ドルビーアトモス対応)を使用しているのだが、このデバイスではAmazonプライムビデオのドルビーアトモスは再生されるが、Netflixのドルビーアトモスは残念ながら現在はFire TVシリーズは「Fire TV Cube」しか4Kで再生出来ない。NetflixのドルビーアトモスはLG、パナソニック、東芝、SONYなど、テレビで対応しているものが多く、他対応する外付けの視聴デバイスとしては「Apple TV 4K」か「Fire TV Cube」、ゲーム機の「Xbox One」もしくはWindows PCなどになる。Blu-rayレコーダーなどのプレーヤー側で再生可能なものもあるが、Netflix側も1つひとつ視聴デバイスを社でチェックして公表しておらず、対応しているかどうかは各メーカーに問い合わて下さいという姿勢なので、このブログでも対応デバイスを一覧にしてお知らせすることができない。
Fire TVに代わるNetflixのドルビーアトモス再生対応デバイス「Apple TV 4K」を購入
検討してみたが、Fire TV(第3世代)と存在が近いGoogleのChromecast Ultra(クロームキャスト・ウルトラ)も対応していない。また、少なくともWindows PCはナシだ。「手軽さ」に魅力がある配信動画サービスでいちいち映画を観るためだけに立ち上がりの遅いPCの電源を入れるなど、そんな面倒なことはしたくない。残るは「Apple TV 4K」か「Fire TV Cube」もしくは「Xbox One」ということになる。
ゲームもできるXbox Oneだが、ゲームは随分前からしなくなったし、価格も4万円を超えるほど高価。Fire TV CubeはFire TVがStickを含めて我が家には既に3台あるのでこれ以上同じようなものを増やすのも…しかも価格もそれほど大きく変わらない。なので、映画鑑賞目的ならApple TV 4K(市場価格約2100〜24000円)だけが残る…。と、いう訳でApple TV 4Kをポチり。その際一瞬迷ったのが32GBか64GBどちらのタイプにするか。基本的にストリーミング視聴なので内部ストレージの容量は多くなくてもいい。32GBすら使い切れないだろう。ゲームをインストールするなら容量の多い64GBにするべだろうか。しかし、今はゲームをしていない。だったら32GBでいいかと思ったが、価格が約2,000円〜4,000円の違いでメモリ容量に倍の余裕が持たせられるなら、またいずれ月日を経てゲームをしたくなったら64GBにしておくべきだったと後悔することがないよう結局のところ64GBタイプを選んだ。久々に取れた連休中にいろいろと検証したり、本ブログの執筆の時間も取れるのでちょうどいい。
※こんな大変な時でも滞りなく商品を届けてくれる配達員の方に感謝。ありがとうございます。
Apple TV 4K 64GBが到着&アンボックス
特に目新しさはないが、ホワイトやシルバーのイメージがある(私が少し古い人間なので)Appleで本体カラーがブラックということに少し違和感を覚える。一般的なリビングルームに置くことを考えるとホワイトもアリではないかと思うが、私の様にプロジェクター映画鑑賞メインで考えると本体カラーはブラックの方がありがたい。
箱から取り出すとApple TV 4K本体の他、リモコン、電源ケーブル、USB-ライトニングケーブル、スタートガイド、Appleユーザーにとってはお馴染みAppleステッカーの合計6点(ステッカーが画像には写っていないが後からスタートガイドに挟まっているのを発見した)。HDMIケーブルは付属していないので別途購入する必要がある。4K UHD(60Hz)のHDR映像を楽しむならHDMI 2.0a以上のケーブルが必要になる(HDMI 2.0bはHLGまで伝送できるがApple TV 4Kからは送信することがないので必要ない)。
Apple TV 4K 本体
背面写真。左から電源、HDMI、イーサーネットの各種コネクタが並ぶ。側面はブラックの光沢仕上げなので埃の付着が目立ったり、少し触れただけで指紋がベッタリつく。写真を撮るのにも神経を使う…。
本体底面にはプロセッサからの熱や内部溜まる熱を排気するためだろうか、スリットが入っている。熱排気なら通常本体の上側だと思うが底面にある…まさか飾りではないだろうから、強制的に排気できる冷却ファンが内蔵されているのだろう。しかし、電源を入れて耳に当てても音がしないので、普段からファンは動いていないのだろうか、とにかく静か。
Apple TV 4Kのリモコン
Apple TV 4K のリモコン「Siriリモート」は薄い。そのせいで少しに手に馴染みにくい。スベスベしてグリップ感も悪いので操作中に落としそうになる。別売でカバーなども売っている様なのでそれを購入するのもいいと思うが、デザインに重きを置くApple社なら見た目のデザインだけでなく、ユーザーの使い易さも含めてデザインしてもらいたいところだ。
ボタン類はメニューボタンとホームボタン、Siri呼び出しボタン、再生・一時停止ボタンとボリュームボタン、そして上部の空間がタッチセンサー&ボタンになっている。タッチセンサー上部に小さな横長の穴が空いているのがマイク。マイクは背面にも付いている。
写真では光の加減でグレーに見えるがリモコンも本体同様に基本的にはブラック。タッチセンサーの部分がマット仕上げ、下の部分がピアノブラックの様なグロス仕上げになっている。メニューボタンのみ周りに白いリング状にモールドが付いている。
Apple TV 4K / Apple TV 第4世代 リモコンカバー 軽量 滑りとめ 衝撃吸収 シリコン保護ケース(ブラック)
その他、目に見えない部分ではゲームなどのリモコンとして利用するためだろう、加速度センサーとジャイロ(傾き)センサーが内蔵されている。
リモコンにIR(赤外線)トランスミッター、本体側にIRレシーバーが付いているが本体とのリモコン操作はBluetooth通信なので、本体をわざわざ目に見える場所に設置する必要性はなさそうだ。リモコンのバッテリーは内蔵型でリモコン底面にあるライトニングコネクタから充電する。
次回は、セットアップ編。
Apple TV 4KならNetflixのドルビーアトモス配信動画にも対応! Apple TV配信映画はディスクメディアに負けず劣らずのクオリティでサウンドと映像が楽しめる。スクロールも早く、イントールする様々なアプリもサクサク動きストレスなしで楽しめる。
Fire TV CubeはFire TVシリーズでNetflixのドルビーアトモスにも対応した4Kデバイス。アレクサへの呼びかけで音声操作もでき、ヘキサコア搭載で処理能力も向上。イーサネットアダプタも標準で付属する。新設はもちろん、既存のFire TV からのアップグレードに!
当初U-NEXTを検討していましたが、自分が興味ある作品の配信を比較したらアマプラで殆ど観れることがわかったので、ひとまずこちらを契約しました。スミマセン・・・。またWOWOW作品もアマプラは配信しているのでパラビ(月1000円)も解約してしまいました(アマプラのコストパフォーマンスは最強ですね)
X800M2はネットフリックスのDD+は×なのにアマプラのDD+はなぜか再生してくれるのが不思議です。結局ネットフリックスのDD+はX800M2だけ不可って感じです。ちなみにアマプラのUHD作品は観れますが音声はどれもDD+どまりでアトモス表示にはならないです。FireTV Cubeしかアトモスで視聴できないのですかね?音声認識に関してはボクも似たようなもので、車が音声認識でいろいろ反応してくれますが「エアコン消して!」とか誰か同乗してたらこっぱずかしくて言えないですね(笑
邦画のソフトも厳選して購入してます(笑 海外作品と違っていつまでたっても廉価盤にならないのがイタイですが・・・。「永遠の0」とか「関ヶ原」とか以前観てるのにどうしてもソフトで試聴したくて買いましたが、やはり今のシステムで聴くと大迫力で、改めてホームシアターのありがたみを実感してます。僕は映画の「海猿シリーズ」が大好きなのですが(作者とフジテレビの間でトラブルがあり)契約も満了して以降、作者が一切の配信やソフト販売を許していないため、BDソフトは中古でもプレミアムが付いていて、高かったのですが3と4を買いました(笑 でも映画館で観た迫力に肉薄する音質で満足度は★5つでした(笑
いや、私はU-NEXTの社員でも繋がりも、何もない(あ、広告くらいです)ので全くお気になさらないでくださいね。こちらこそ気を使わせてしまったようで、すみません。
Amazonプライムビデオのアトモスはザックリ調べたところ専用デバイス(Fire TVシリーズ 安価なStikでも4K対応バージョンは可です)のみのようですね。Stikですと比較的安価ですので、余裕があれば試してみてはいかがでしょうか。やはり専用デバイスのメリットは感じることができると思いますよ。
音声認識のこっぱずかしさが共感できるとは思ってなかったので嬉しいです。皆さんへーきで機器に声を掛けているのかと思ってましたよ。
詳細をありがとうございます!ワイドスクリーンの16:9になっていること・・・なんてあるんですね。でもポイントが三ヶ月もプールでき映画館でも使えるのはありがたいですね!しかも一回1200ポイントとは。パラビは500円で期間は30日です。画質はSDでなくHDが中心のようです。昨日も「七つの会議」(面白かった!)を観ましたが非常に綺麗でした。最近は配信コンテンツで国内モノ視聴がメインになってますが、その影響もあって先日初めて邦画ソフトを購入してしまいました。「海難1890」と「海賊とよばれた男」どちらも素晴らしい作品でした。共に音響も素晴らしくてまさに映画館にいるような臨場感でした。やっぱりロスレスのフォーマットは全然違いますね。ここがソフトの醍醐味・・・と改めて実感しました。これからは日本映画もちょくちょく購入するかもしれません(笑 U-NEXTの情報ありがとうごじまいた!
こんにちは。
コロナの影響で最近洋画の新作も少なく、WOWOWを見るようになってからすっかり国内ドラマや邦画にハマっております。
WOWOWオリジナルの大好きな社会派ドラマ(石つぶて、しんがり、株価暴落、監査役野崎修平などなど多数)や池井戸潤の作品をオンデマンドで観るためにパラビも契約して観ていますが、いかんせん画質がSDどまりでお世辞にもいいとは言えないんです。で、そういった国内ドラマ(WOWOWオリジナル含)や映画化された国内作品などを検索すると、大体U-NEXTで(無料/有料含め)配信されているんです・・・。画質もFHDメインのようですし、やはり国内作品のドラマや映画ならU-NEXTが一番幅広く扱っているため契約しようかと検討中ですがいかがでしょうか??
こんばんは。
U-NEXTは使い方によってそれなりに重宝しています。私はそれほど国内ドラマを積極的に観ないので登録作品数や画質の感想となると詳しく分からないところもあります。すみません。
映画においては基本的にステレオ配信と思っておいた方がいいくらい、ドルビーサラウンド(5.1chやドルビーアトモス)には対応していない配信が多いのが残念ポイントなのと、もう一つ、シネマスコープサイズ(2.35:1など)の映画も中には画面比率がテレビと同じワイドスクリーンの16:9になっていることがあります(左右がトリミングされています←これが一番悲しい)。
しかし、それもテレビドラマ視聴をメインとして活用するなら、元からワイドスクリーンか古いドラマならスタンダード(4:3)なので特に問題にはならないと思いますし、基本的に国内ドラマはステレオ放送ですからサラウンドになっていなくても問題にならないのではないでしょうか。
U-NEXTの画質は基本的にHD画質ですので特に不満はありません。また有料・無料含めて総コンテンツも多く、国内最大級を謳っている事だけはあります。新作もディスクメディアがリリースされると同時かそれよりも早めに配信され、視聴が可能になります(その場合は大抵が有料です)。コンテンツは加入さえすれば見放題(無料)になる作品と有料作品に分かれますが、月々1200ポイントが必ず付与されますので、有料コンテンツもポイントを利用して視聴が可能です。ポイントは3ヶ月間プールする事ができますので、最大3600ポイントは貯める事ができます。
パソコンやスマホ・タブレット(もしくはAmazon Fire TV)を利用した場合は大人向け「その他」コンテンツが利用可能になるのと、一部の雑誌(数は多くありません)などを無料で読むことができます。本は文学作品から、啓発本、雑誌、漫画…等等、有料を含めると多くあります。もちろん本でもポイントの利用は可能です。
私のU-NEXTの利用方法は、古いコンテンツも多く扱っているので白黒映画ほど古い映画を探す時や、ポイントを利用する場合は新作旧作に関わらず見放題に登録されていない映画で音声や画質に関係なく取り敢えず内容をチェックしたい映画の場合だけ、ポイントを使って視聴しています。
余ったポイントは実際の提携映画館でも利用できるので(これが私にとって最大のメリット)、それまでにプールしたポイントを今回のコロナ感染が広がる前でしたら映画館(梅田ブルク7)のチケットに替えてドルビーシネマで利用していました(オンラインでチケットを購入する際にU-NEXTポイントが利用できます)。なので実質映画館での新作映画も無料で鑑賞できます。コロナ前は「TENET」を観るためU-NEXTのポイントを使ってドルビーシネマに行く予定でしたが、今はいくら対策されているとはいえ、少し二の足を踏んでいます(映画館には申し訳ないと思っています)。
こんばんは。最近Amazonプライムも契約しました。殆どレンタルなのかと思いきや見放題作品も沢山あるんですね!今さら知りました。画質も綺麗ですが音質が良いのには驚きました。UBP-X800のネットコンテンツだけネットフリックスなんかも音質はDDどまりだったんですが、不思議なことにアマゾンプライムは全てDD+表示になります。岡田君が好きなので「関が原」を視聴しましたがネットフリックスよりも音がいいような気がします。ロスレスと言われても疑問をもたないくらい迫力がありました。
ところでアマゾンプライムってUHDやアトモス作品があるんでしょうか?もしくはFire TVを使用すると作品によっては対応するという感じでしょうか?
こんばんは。
U-NEXTと契約かと思わせてAmazonプライムを契約でしたか!変化球!(笑)
そうなのですよ。Amazonプライムでも見放題はかなり多いです。これがプライム会員に向けての「オマケ」ですからね!プライム会員向けの特売商品やタイムセール、無料配達などが目的で入会していたプライム会員に、なんというコストパフォーマンスを見せてくるのでしょうと、私も初めは驚きました。
UBP-X800ではNetflixがDolby Digitalどまりなのでしたっけ。Amazonプライム、NetflixどちらもDolby Digital Plus配信ですので、UBP-X800側ではNetflixの音声デコードができないのでしょうね。Apple TV もAmazonプライムのドルビーアトモスが同じように再生できませんから、何かの力が働いた「陰謀」としか思えないのですよね。Dolby Digital Plusの仕様ってドルビーラボラトリーから提供されているはずですが、統一されていないのでしょうか。なにか機器によって出来たり出来なかったりで仕様が揺れているかのようです。
AmazonプライムでもUHDやアトモス作品はあります。Netflixほど多くはありませんが、ぽつりぽつりと増えてきているようです。FireTV 4K、もしくはFire TV Cubeでは作品によって視聴できますし、FireTV Cubeに至ってはNetflixのドルビーアトモスにも対応しています(!)。ということは現時点で各社がエンコードして配信している音声のデコードが全て対応可能という事かもです。配信の音声デコードに関してはCube最強なのかもしれませんよ。プレーヤーとしての質は分かりませんので出力される音がApple TV 4Kにどこまで迫るか、もしくは超えているか…もしくは違いが分からないか…。興味はあるのですが、同じようなデバイス何台持つねんって感じなるので今は控えておきます。今は。
AppleTV 4Kよりも5,000〜6,000円ほど安いですし、本体に向かって「アレクサ!」と呼びかければ音声操作ができます。でもその便利機能…私はEcho Dotを所有していますが機器に話しかけること自体、いまだに少しこっぱずかしくてあまり活用できていませんから、Cubeを買ってもフル活用とまではいかないかもです。