スター・ウォーズ/ファントム・メナス,Star Wars EP1,プロジェクター,ホームシアター,映画

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(原題:Star Wars: Episode I The Phantom Menace)

映画「スター・ウォーズ」の公式的なシリーズとして、私の中では無かったことにしたい3部作。1999年公開され前作「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還」から16年ぶり。ジョージ・ルーカス(George Walton Lucas, Jr.)監督作品。一層の事“スピンオフ作品”と言い切ってもらいたい程。きっと探せば良いところもあるし、あのダース・ベイダーが“ダース・ベイダー”として誕生するまでを描いた3部作なので重要と言えばそうなのかも知れないが、このように書くとやはり“スピンオフ”感がさらに強まる。ジョージ・ルーカスは本当にこれを描きたかったのだろうか。もしくは関連グッズを売りたいだけのために作ったのかとさえ思ってしまう。

Blu-ray仕様:本編137分、2.35:1
英語:6.1ch DTS-HD マスター・オーディオ、日本語:5.1ch DTS
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実際、ジョージ・ルーカスは商売上手。映画監督としての契約金を抑えてまでオモチャや関連グッズの権利を手に入れている。オモチャ会社(当時ケナー社)も当時はまさかここまでグッズ販売が伸びるとも思っていなかったらしく、ケナー社に関しては売上の18%をルーカスに渡すことで契約した。そして現在の様に関連グッズも大ヒットである。1つの映画シリーズでここまでグッズが売れた(現在も売れている)映画があっただろうか。

「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」あらすじ

惑星ナブーのクイーン・アミダラ(ナタリー・ポートマン)を救出後、惑星タトゥイーンに不時着したジェダイのパダワン、オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マ クレガー)とジェダイ・マスターのクワイ=カン・ジン(リーアム・ニーソン)は奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーと出会う。“フォース”の力に恵まれ たアナキンは自由を手に入れジェダイの騎士となるべく彼らと共に故郷を発つ。ナブーに帰還した女王とアナキンたちは大規模な侵略に直面する一方、クワイ= ガン・ジンたちは強力な敵ダース・モールと死闘を繰り広げる。ほどなくして彼らはこの侵略が闇の力を誇るシスの邪悪な計画の一部であることに気づく。

20世紀FOX公式サイト「スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス」より引用。
™ and © 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. © Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

少なくとも1作目のエピソード4(新たなる希望)はルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル / Mark Hamill)をヒーローに仕立て上げていたのにも関わらず、本作エピソード1から後のダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド / Jake Lloyd)をフィーチャーしている。やはり、本作はスピンオフ作品として観た方が正しいような気がする。「スター・ウォーズ」が16年ぶりに上映されるという凄く楽しみにした映画であり、凄くガッカリした映画だった。

ちなみにアミダラ女王として出てくるパドメ・アミダラは、「レオン(原題:Léon)」のマチルダ役だったナタリー・ポートマン(Natalie Portman)。大きくなったなぁと勝手に親目線。他、リーアム・ニーソン(Liam Neeson)、ユアン・マクレガー(Ewan Gordon McGregor)、レイ・パーク(Ray Park)などが出演。

少しだけ小難しいストーリー

公式の“あらすじ”ではいきなりアミダラ女王を救出しているが、それまでに映画冒頭で話がある。貿易関税に関する政治的な話などで、いきなり観る者を飽きさせる展開。裏で黒幕が動き「ああ…何か企んでいるな」とは観ている方も理解出来ると思うが、映画としての“掴み”が悪すぎる。こう言った話は好きな人には好きだろうが、一部のマニアのものだったSF映画を一気にメジャーなものに押し上げたあの映画「スター・ウォーズ」とは思えない展開でのスタートにまずガッカリ。オープニングクロールからの高揚感から一気に「???」なムードに変わった。16年ぶりに観る「スター・ウォーズ」に期待しすぎたのか。ただポッド・レースのシーンは単純に楽しい。プロジェクターに装着したアナモフィックレンズ(Panasonic AG-LA7200)による効果か迫力が以前より増して見える。

アナキン・スカイウォーカーが参戦するポッド・レースは単純で楽しい。レースなのだが、どこかスター・ウォーズらしさを感じる。

アナキン・スカイウォーカーの話のはずが

ダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの話のはずが“ポッド・レース”のレースの話と政治の話。そして極めつけがジャー・ジャー・ビンクス。完全に主人公のアナキンを喰っている。コミカルなキャラクターを持ち込み、R2-D2やC-3POのように小難しいSF映画の緩衝材にしたかったのだろうが、緩衝どころか前に出過ぎて邪魔なだけ。主張が激しく、しゃべり方もうるさい。本作の唯一の救いが、大きく「スター・ウォーズ」の世界観を崩さなかったくらいだ。

惑星ナブーの原住民である、グンガン人のジャー・ジャー・ビンクス。前に出過ぎてただうるさい。

パドメとアナキンとR2-D2。この可愛らしい男の子がゆくゆくはあのダース・ベイダーになるとは…。

廃品で作られたC-3PO。まだ製作途中。R2-D2とC-3POはアナキンと暮らしていた!それを後にルークがジャワ族から買い取るのは運命か?

かつての時代劇的な要素がなくなる

かつてのスター・ウォーズには日本の「時代劇」をSFにした感じがありライトセーバーでの闘いやダース・ベイダーの衣裳もかなりオマージュされている部分があり尚更、当時日本でのヒットに繋がった要因の1つだったのだが本作はアミダラ女王の罰ゲームのようなメイクと衣裳だけが唯一「時代劇的と思っているのかな?」程度。ダース・モール(レイ・パーク)の戦い方などはまるで中国の武術のようだ。かつてはジェダイも「時代(じだい)劇」から由来されるほど日本の武士道的で、日本人にはなじみ深い要素が取り入れられていたが、本作からはそれが薄らいでいる。

当初「罰ゲームのようなメイク」と思っていたアミダラ女王のメイク。Blu-rayで何度も観ていくうちに見慣れてしまった。…慣れって怖い。

ダース・モールに少し期待したが

本作はダース・ベイダーが誕生するまでの3部作なので当然ダース・ベイダーは出てこない。変わりにと言っては何だが、シスの暗黒卿であるダース・シディアスの弟子であるダース・モールがジェダイに対抗できる敵として登場する。しかもダブル=ブレード(両刃)のライトセーバー(アイキャッチ画像参照)。新しい事を試みたのだろう、中国の棒術の様に扱う。「おぉ!かっこいい!今後こいつがきっと最大の敵になるのか?」と思っていたが・・・。

 



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