ラスト・アクション・ヒーロー,ホームシアター,プロジェクター,映画

ラスト・アクション・ヒーロー(原題:Last Action Hero)

1993年に公開されたジョン・マクティアナン(John McTiernan)監督、アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Alois Schwarzenegger)主演のアクション・アドベンチャー映画。興行収入的には失敗作と烙印を押されてしまっているが、いやいや今観ても十分面白い映画だ。

ファンタジー・コメディ映画なので家族皆で楽しめるが、今となっては古い映画なので劇中にパロディとして登場する他の映画がわからない子供や若者も多いだろうと思う。今も面白いと思えるのは世代的に「ターミネーター2」あたりをリアルタイムで観て面白いと感じたくらいの年齢層。

Blu-ray仕様:本編131分、2.40:1
英語:5.1ch DTS-HD Master Audio、日本語:5.1ch DTS-HD Master Audio
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Blu-rayでは2.40:1のアスペクト比がU-NEXTでは1.78:1(16:9)。U-NEXTはこれがVODとして配信条件なのかと思ってくるほど、テレビサイズに合わせて両サイドをカットしてしまうことが多い。これがイヤならBlu-rayを買えということだろうか。テレビ画面で見るには画面一杯に観られるので需要はこちらの方が多いのだろうか。だとすればオリジナルアスペクト比が選べるように選択肢がほしいところだ。

「ラスト・アクション・ヒーロー」あらすじ

ダニー少年はアクション映画のヒーロー、ジャック・スレイターの大ファン。ある日老映写技師に貰った魔法のチケットを手にスレイター最新作を見ていたダニーに、凄いことが起こった。突然スクリーンからダイナマイトが飛び出すと、次の瞬間ダニーはスレイターが運転する車の後部座席にトリップ。なんとダニーは上映中の映画のなかに入り込んでしまったのだ!憧れのスレイターとともに悪党ベネディクトを追って、スクリーンの向こうと現実の世界を股に掛けた不思議な大冒険が始まった。

©Happinet

主演のアーノルド・シュワルツェネッガー他、オースティン・オブライエン(Austin O’Brien)、チャールズ・ダンス(Charles Dance)、ロバート・プロスキー(Robert Prosky)、トム・ヌーナン(Tom Noonan)、フランク・マクレー(Frank McRae)、アンソニー・クイン(Anthony Quinn)、ブリジット・ウィルソン=サンプラス(Bridgette Wilson-Sampras)、F・マーリー・エイブラハム(F. Murray Abraham)、マーセデス・ルール(Mercedes Ruehl)、アート・カーニー(Arthur William Matthew “Art” Carney)、イアン・マッケラン(Sir Ian Murray McKellen)など。なかなかの顔ぶれだが、それ以外にこの映画は流石パロディといわんばかりに大物俳優が多数カメオ出演しているのも特長。どこで誰がどのよう姿で登場するか探してみるのも面白い。

古い映画ながら、今観ても楽しい映画

やはりこの頃の映画は「映画然」としている。リアリティの面から考えると矛盾もあるし、「何で?」と思うところも多々あるが、映画を観てくれる人を何とか楽しませようとしている“エンターテインメント性”を重要視しての映画作りが垣間見える。多少の矛盾があってもいいし、ヌケがあってもいい。とにかくポップコーンでも片手に笑顔で映画を観てくれれば良いのだと、そう言われているような映画。たしかに「ターミネーター2」等と比較すればシュワルツェネッガーの主演作としては失敗作だったかも知れない。しかし幅広い年齢層に向けて楽しんで貰おうとしているこの時代の映画作りは観ていて安心感もあり、ファンタジー要素を取り込んだ作りはリアリティからはかけ離れるが純粋に楽しめる。

不思議なチケット。このチケットを使って映画を観ると…。

現代の様なクリアーな映像でもなく古さを感じさせるが映画らしい映像だ。映画の中で「映画の世界」にダニー(オースティン・オブライエン)が入ってしまうのだが、現実は2Dでコンピューターの世界は3Dなどという「トロン:レガシー」の様な演出効果はない。常に映画を観る立場だったダニーは憧れのアクションスターであるジャック・スレイター(アーノルド・シュワルツェネッガー)と共に行動出来るまでは良かったが、ジャック・スレイター本人からすれば映画の中が自分の住む世界。驚くダニーに対して、おかしなことを言う少年としか思わないのだ。

映画の中の更に“映画の中”ではジャック・スレイター役を演じるアーノルド・シュワルツェネッガー。彼にとってはこっちが現実。

しかし、ジャック・スレイターの大ファンであるダニーからすれば“映画の中”での展開やこれまでの経緯(「ジャック・スレイター」というシリーズものの映画)が分かるので、映画の中では刑事であるジャック・スレイターは不思議に思いつつも行動を共にし、悪党ベネディクトを追いかける。という展開。“映画の中”ということもあり、映画ならではの展開が待ち受けるがそれが基本であったりベタであったりで面白い。アニメーションの「ウィスカーズ」というキャラクター(映画オリジナル?)も同一世界に登場するのはまるで「ロジャー・ラビット(原題:Who Framed Roger Rabbit)」のようだ。

映画の中の世界だからアニメーション・キャラクター(ウィスカーズ)も同一世界。

パロディ満載で最後は夢オチかと思った

この映画絶対「夢オチやな」と思ってしまいそうだが…そうではない。どんな終わり方をするのかはネタバレになるので言えないが「夢オチで、ハイ終了!」では無いとだけ言っておこう。

劇中では“映画の中”の世界として映画スターが多数登場する。“映画の中”のレンタルビデオ店には「ターミネーター2」のポスターもあるが…。カメオ出演だがすれ違う人が映画スターだったり、「あ!」と思ったらフレームアウト。ホントに一瞬だったりする(U-NEXTはアスペクト比が1.78:1になっているため両端がカットされているので、尚更一瞬になる。こういうことになるから本来はオリジナルのアスペクト比で観るべきなのだ)。

製作会社、配給会社が違ってもお構いなしか!このパロディは分かり易い。


 

本編とはあまり関係ないが劇中に見える古い上映機材が気になる…。

 


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満を持して公開した映画が失敗作だったというのも、この映画はタイミングが悪かったとも言える。シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター2」の成功があったので、製作側としては期待もあったのだろうが、「ジュラシック・パーク」や「クリフハンガー」などと時期(アメリカ公開)が重なると厳しい。完全に埋もれてしまった感がある。でも映画自体が失敗しているとは思えない。今観てもエンターテインメント性もあり楽しい映画だ。今はこうして手軽にVOD(ビデオ・オン・デマンド)で映画が観られる時代。このように面白いのに埋もれた映画が沢山あるのだろうなと思うと勿体ない。でもあまり面白くないから話題にも上らなかった映画があるのも事実。しかし、VODはレンタルビデオ店で借りて失敗するのと比較して「見放題」の映画ならノーダメージ。

現在(2018年4月24日時点)、無料視聴できるのはU-NEXTのみ。U-NEXTは字幕・吹替えの切替えあり。Amazonビデオは字幕のみ。NETFLIXはラインアップされていなかった。


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