ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー,ホームシアター,プロジェクター

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(原題:Rogue One: A Star Wars Story)

2016年に公開されたギャレス・エドワーズ(Gareth James Edwards)監督による、「スター・ウォーズ」スピンオフ映画作品。スピンオフ作品だが、ここ最近での「スター・ウォーズ」シリーズで一番好きな映画。良くできている。「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」と、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の間を補完するストーリー。本編映画ではないので「エピソード」も付かないしオープニングクロールもない。馴染みのオープニングで「スター・ウォーズ映画が始まる!」という気持ちの高揚感はないので少し寂しい気もするが、スピンオフ作品なのでやむを得ない。ただ内容はそんなは些細なことでどうでもよくなる程良い作品に仕上がっている。

Blu-ray仕様:本編134分、2.35:1
英語:7.1ch DTS-HD Master Audio、日本語:7.1ch DTS-HD ハイ・レゾリューション・オーディオ
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劇場公開映画としてスピンオフ作品は「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」以来。「クローン・ウォーズ」はTVCGアニメからの映画だが本作は実写映画。少なくとも「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」を観ていないと何でこの人達は戦っているのか訳が分からない状態のまま話が進んでしまう。「家キネマ。」では過去作品も紹介しているが、極力ネタバレを避けるため“あらすじ”以外はほとんどストーリーを語らず全く参考にならいので、映画を観るか他のブログを参照願いたい。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」あらすじ

かつて平和を維持していたジェダイは滅び、宇宙は帝国軍に制圧されようとしていた。生き残った数少ない反乱軍は、反撃の機会をうかがっていた。
人間の女性ジン・アーソは生きていくために、窃盗、暴行、書類偽造もためらわない宇宙のアウトロー。孤独ながらも強く生き抜いていた。そんな彼女に反乱軍が接触してくる。それは、彼女の父親が、帝国軍が現在開発中の恐ろしい兵器“デス・スター”の設計に関わっているとの情報に基づいてのことだった。
優秀な技術者であった父は、かつて幼いジンの目の前で帝国軍に拉致され、強制的に破壊兵器の開発に協力させられていたが、同時に秘密裏に“デス・スター”の急所を仕込んでいた。
その父の隠れた工作活動を実らせるためには、帝国軍の本丸に乗り込み“デス・スター”の設計図を奪取する必要がある。しかしそれは、ジェダイもいない弱体化した反乱軍にとって、自殺行為ともいえる決死のミッションであった。
作戦をあきらめかけた反乱軍の中で、ジンをリーダーに、命を懸ける覚悟の有志の仲間たち“ローグ・ワン”が、いま立ち上がる!

© Disney / TM & © Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

出演は、フェリシティ・ジョーンズ(Felicity Jones)、ディエゴ・ルナ(Diego Luna Alexander)、アラン・テュディック(Alan Tudyk)[モーション、声]、ドニー・イェン(甄 子丹、Donnie Yen)、チアン・ウェン(姜 文、Jiang Wen)、ベン・メンデルソーン(Ben Mendelsohn)、フォレスト・ウィテカー(Forest Whitaker)、マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)など。

脇を固める役者のクセが強い。役者なので他の映画にも出演しているのは当然なのだが、個性が強すぎて主役のジン(フェリシティ・ジョーンズ)の存在が薄らぐのは、1人だけがヒーローになる映画ではない、というバランスとしての狙いなのだろうか。

ストームトルーパーの人形を拾い上げるデス・トルーパー。部屋に飾っておきたい。

子供の頃からの謎が解ける

子供の頃に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」に見て最初に凄い気になっていたことがこの映画で答えを得られた気がしてスッキリする。あのデス・スターの設計図はどうやって手に入れたのか…。なぜレイア姫が持っていたのか。当時は漠然とレイア姫が盗み取ったのだと思っていた。しかし、大人になるにつれてそんな極秘の設計図を“姫”と呼ばれるような女性が帝国軍という軍隊から簡単に盗み出せるのかと、疑問を抱くように。

本作ではその“デス・スター”の設計図を入手するまでを描いた映画。製作されることを知った時は、良いところに目を付けてくれたと感謝したぐらい。

K-2SOというセキュリティ・ドロイド。愛称は「K-2」とかただの「K」とか。感動的にいい仕事をする。

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」からの登場人物

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の冒頭につながるエピソードを描いているのでエピソード4に登場する人物がちょくちょく登場する。公開前にデス・スターの司令官であるターキン総督、ダース・ベイダーが登場すると知った時は期待と不安が入り交じった。年代が経ちすぎ当時からお爺ちゃんに見えたターキン総督を演じていたピーター・カッシング(Peter Cushing)は1994年に亡くなっている。

そしてダースベイダー…「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」でもう愕然としてしまったので期待薄だったが…極めて個人的で勝手な判断だが許容範囲で再現されていたので、これは杞憂に終わって良かった。その他、トリビア的に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の登場人物やキャラクターが登場するので是非、映画を観て探して欲しい。

劇中のターキン総督。知っていれば違和感。特に気に掛けてもおらず知らなければスルーされるような登場人物。

ラストは壮絶で目が離せない

ストーリーに矛盾を感じることなく、上手くエピソード4につなげている。本編内容は実際に映画を観て頂くとして…ラストの約10分は壮絶&感動。「スター・ウォーズ」たらしめる心の揺さぶりをこのラストに凝縮したかのような展開。当時劇場(IMAX 3D)を出てからしばらくは興奮が収まらなかった。この興奮状態で劇場を出るのがあの子供の頃に観た「スター・ウォーズ」だったのだ。久々に味わった。(あくまでも個人の感覚)

ジェダイやフォースの力が存在しないスター・ウォーズ映画

本作では「フォース」という言葉は出てくるが、劇中フォースの力を視覚的に見せるのは唯一、ダース・ベイダーだけ。ドニー・イェンが演じるチアルート・イムウェは「I am one with the Force and the Force is with me.」と呪文かお経のようにずっと唱えているが、残念ながら彼にフォースの力はなし。主人公のジンもフォースの力を持っていない。

また会話の中で「ジェダイ」の存在を示す台詞があるがジェダイ騎士が登場することもない。それらを楽しみに「スター・ウォーズ」映画として本作を観るとガッカリするかも知れない。

ダース・ベイダーの完成度

個人的に1作目の「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」で登場するダース・ベイダーのあの手作り感が一番好きなのだが、そのダース・ベイダーにつながる今回のダース・ベイダー。「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の何ともしがたいダース・ベイダーはプロトタイプと言うことにしておいて…本作はそのままレイア姫が搭乗する「タンティヴIV」に乗り込むことになるので、エピソード4のダース・ベイダーそのものと言うことになる。製作スタッフも神経を使ってさぞ苦労しただろうと思う。

出たー!!!劇場でゾワゾワしたシーン。ダース・ベイダーの登場は楽しみと不安が入り交じる瞬間だった。

本作で登場した時には、上々の出来に思わず目を細めてしまった。声は変わらずジェームズ・アール・ジョーンズ(James Earl Jones)だが、良く見るとスーツアクターであるスペンサー・ワイルディングとダニエル・ナプラスによる体系的な問題はある。マスクやヘルメット等のディテールなどは概ね踏襲している。

本作にて初登場するシーンはスペンサー・ワイルディング(Spencer Wilding)が演じている。長めの手足は丁度良いが体型がゴツすぎて、少しデブに見えてしまう。肩の筋肉があるせいか首から肩にかけてのバランスが悪い。後半に出てくるダース・ベイダー役のダニエル・ナプラス(Daniel Naprous)の方がトータル的には合っている気がする。気づきにくいが旧3部作のダース・ベイダーは意外とナデ肩(に見える)で首元がもっとしっかり見えるのだが、なんかゴツ目のスペンサー・ワイルディングの場合は首が埋もれている感じに見える。

本作のダース・ベイダーが被るヘルメットの位置はどちらかと言うと「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の時に近い。だから「目」の見え方は、本作の方が見えている。これはエピソード4の時のヘルメットがマジックテープで固定されていたので(エピソード5からは違う)、スーツアクターが演技をしているうちにヘルメットが前にずれたり、衣裳を着せるスタッフがきっちりと同じ場所に固定できなかったため、シーンによってわずかに違う。それでも目深に被ったように見えることが多いので、それが私にとってはヘルメットのデフォルトの位置と認識してしまっている節もある。

物語は人物にフォーカス気味だが、ちゃんと宇宙空間での迫力の戦闘シーンもある。これは外せない。

 

 


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私が所有しているのはこちらの3D版。新品は価格が高騰しているのでオススメはしない。是が非でも3Dで観た方が面白い作りではないし、敢えて3Dを楽しませる撮り方でも無いので、本作は2Dでも十分楽しめる。良くできた「スター・ウォーズ」スピンオフ作品。こういう良作を作り続けてほしい。私個人としては今や本編よりもスピンオフの方が純粋に「スター・ウォーズ」感を楽しめる。本作は帝国軍に対して裏で反乱軍を支えた勇士達の映画。ここから「スター・ウォーズ」の本編が始まっているといっても過言ではない気がする。間もなく公開(2018年6月29日)の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」も楽しみ。今はヘタに先入観を持たないために情報を全てシャットアウトしている状態。行くぞIMAX!

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は現在(2018年6月1日時点)、Amazonプライムビデオも、U-NEXTもレンタル版のみ。U-NEXTなら毎月自動的に1200ポイントもらえるので実質無料で観ることができる。NETFLIXは現在登録されていない…今後も無い気がする。

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