ダリ,サブウーファー,SUB E12F,ホームシアター

サブウーファーをDALI SUB E12F にアップグレード

サブウーファーが壊れた…。と言っても電源スイッチ部分のみで出力は正常。サブウーファーの電源は入れっぱなしだったのに映画を観たら爆発音や本来なら轟音が鳴るであろうカットの音がスッカスカになっていたので気がついた。電源を切った覚えもないので確認すると本体正面のパワーランプが消えている。後ろの電源スイッチを確認するといつの間にかOFFになっていた。使用していたのはホームシアターを始めてから最初に買ったサブウーファー、ONKYOのSL-A250(現在は後継機としてSL-A251が販売されている)。オルタネイト型になっている電源スイッチは押し込むとONになり、もう一度押すとスイッチが出っ張る形となりOFFになる。それがONの状態で止まらずに出っ張ったままのOFF状態になる。電源ボタンを何度押し込んでも跳ね返ってくる。どうやらスイッチが物理的に壊れてON(通電)のままにならなくなってしまったようだ。一応押し込むとちゃんと通電をして音は出力されるので、やむを得ず適当な紙をクサビのように挟んでONのままの状態にしていたが、流石にこれはマズイだろうと今回買い換えを決行。もともと予定になかった出費だが仕方ない。

ONKYO SL-A250の引退

コピー用紙を小さく切り、さらに折り込んでクサビにしてスイッチを固定。発火の原因になりかねないのでこのままでは危険。

これまで使用していたサブウーファー、ONKYO SL-A250は価格も安く、その割には十分な低音を鳴らしてくれる。20cmのユニットではあったが、バスレフ型で定格周波数特性が27Hz~1.5kHzと映画メインの我が家のようなリビングシアターには十分な効力を発揮してくれていた。ボワ付き気味でキレはないので音楽鑑賞にはお薦めしないが映画観賞用の“入門”や“取り敢えず”でサブウーファーを導入するならコストパフォーマンスのいいサブウーファーだ。但し、我が家ではJBL S3100の導入や、さらにはマランツのSR8012 AVアンプ導入などで各所をアップグレードしていったためSL-A250の力不足が際立つようになってきたのも事実。

DALI SUB E9Fという選択もあったが結果E12Fに

低音の質が変われば音全体のレベルも上がるのは経験済みなので、この機会にどうせ買い換えるならサブウーファーのグレードを少し上げようと、今回センタースピーカーと同じDALIのSUB E12Fを選んだ。

ワンサイズ下の23cmユニットであるSUB E9Fでも良かったかもしれないが、周波数特性が37Hz〜とスペック上はONKYO SL-A250よりも低音が出ない。その差10Hz。SUB E9Fでも試聴している分には全く問題なさそうに思えたが、展示場所には周辺にも様々な音があふれ、ぐんと低い低音まではあまり感じ取れない。このまま導入に踏み切るのも怖いので、カタログスペックだけで判断するのも違うと思うが、一応28Hz〜190Hzまで出力できるSUB E12Fを選んだ。

SUB E12Fを同様に試聴するとやはり30cmユニットならではの量感の違いを感じることができ、現状の部屋(リビング)の大きさを考えれば少しオーバースペック気味にも思えるが、これくらいでもギリギリいけるかと。フロントスピーカーがJBL S3100なのでむしろこれくらいボリューム感があるほうがバランスが取れるのではとの判断でもある。

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サイズ感はタテヨコの比率が違うもののONKYO SL-A250とさほど変わらない。


DALI SUB E12Fのスペック

SUB E12Fのスペックは以下の通り。(DALI公式より)

SUB E12F
ウーハーユニット 300mmアルミニウムコーン(ロングストロークタイプ)
周波数特性(+/-3dB) 28Hz – 190Hz
クロスオーバー 40Hz – 120Hz
最大アンプ出力 220W
外形寸法(H×W×D) 370mm × 339mm × 391mm (ベース部含む)
質量 14.7Kg
入力端子 LINE IN(L、R)、LFE

 

本機を選んだのはユニットのロングストロークタイプに興味があったことも挙げられる。他社のサブウーファーでロングストロークタイプは結構高価なものが多い中、12インチ(30センチ)の大口径でさらにロングストロークタイプで10万円以下というのは比較的良心的な価格な方ではないだろうか。意外と重量が軽いのは気になるが(20kg以上はあると思っていた)、設計上は特に問題ないのだろう。

12インチ(30センチ)のユニット。ロングストロークタイプ特有のエッジの太さ。

底部4ヶ所に付けるM6ネジのスパイクが付属する。スパイクを使用しない場合でも底部バスレフからの低音を拡散させるため、30ミリほど本体が持ち上がるようにアルミパーツのフレーム脚が付いている。スパイクはそのフレーム脚に取り付けられるようになっている。本体がしっかりと、手でゆらゆら押してもガタつかないようスパイクネジがアジャスター代わりとなり調整できる。固定の締め付けはナットで行う。

フレーム脚の各コーナーにM6ネジのスパイクをねじ込み、ナットで固定する。

スパイクを付けた場合、そのままでは床に穴が空いたりキズを付けてしまうので付属のゴムシールを敷く、もしくは別途スパイク受けを購入するか、オーディオボードに直接載せることになる。もちろんスパイク自体を付けないという選択肢もある。好みの響きになるように足元で少しチューニングできる。

ちなみにサランネットはマグネット吸着型なのでダボ穴がない。

背面パネル

主電源はオルタネイトスイッチではなく、安心(?)のロッカスイッチ採用。

小型のClass Dアンプを内蔵した背面パネルは主電源スイッチ、入力用LFEとRCA(ステレオ)、ボリュームの他、クロスオーバー周波数、パワーモード(ON-AUTO-OFF)スイッチと、フェイズ(PHASE=位相切替)スイッチがある。電源ケーブルは本体直出しではなくリケーブルできるよう別ケーブル。写真を撮り忘れたが少し太めのしっかりしたケーブルになっている。

パワーモードスイッチは「AUTO」で低音信号が入ったら即座にスイッチが入り、無信号が20分間続くとスタンバイモードに切り替わる。これはONKYO SL-A250にはなかった機能なので有り難い。多くのサブウーファーはアンプを内蔵しているので電源は上記の様に本体に付いている。以前は映画を観るときにサブウーファーを設置しているところまで電源を入れに行く必要があった。所詮それほど広くもない部屋の中なので全くたいした距離ではないのだが、ソファに座ってしまってから電源を入れ忘れていることに気がつくと、これが意外に面倒に感じるのだ。AmazonなどのVODで手軽に映画が観られるようになった分余計に手間に感じてしまう。そして鑑賞後は電源を切り忘れることもしばしば。だから最終的にONKYO SL-A250の時は電源を入れっぱなしにするようになったのだが…、冒頭の話に戻る。

次回は音出し。

 




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