マランツのAVアンプSR8012がIMAX Enhancedに対応するようになってから、サラウンド・バック・スピーカーの活躍が増えた。先日6.1chから7.1chになった我が家のサラウンドシステムは、6.1ch時にサラウンドスピーカーとして活用していたONKYO D-058Mを取り外し、DENON SC-A17に“プチ”アップグレード。取り外したONKYO D-058Mを“お下がり”としてサラウンド・バック・スピーカーに回して7.1chとし使用していたが、DVDの5.1ch/DTSなどからのネイティブではないIMAX DTSは7.1ch構成時にサラウンド・スピーカーを自動的に切ってサラウンド・バック・スピーカーを活用する。結局はお下がりにしたONKYO D-058Mを使ってIMAXサラウンドを実現してしまうのだ。
これではサラウンド・スピーカーをアップグレードした意味がない。そのため、IMAX DTSモードではAVアンプのシステム設定でスピーカー構成を5.1chにし、ONKYO D-058Mのサラウンド・バック・スピーカーを切って楽しみ、通常の7.1ch音声ではまたシステム設定でサラウンド・バック・スピーカーを戻すという…、やはりどうにも使い勝手が悪く面倒。
で、結局サラウンド・バック・スピーカーも同DENON SC-A17に“プチ”アップグレードをすることにした。音の印象はサラウンドスピーカーと同じなので予想通り7.1ch時でも後方の音は良くなった。しかし、こうなるなら最初からサラウンド・スピーカーをアップグレードする際に、一緒にしてしまえば良かったと今なら思うが、まさかIMAX DTSモードでサラウンド・バック・スピーカー“だけ”が使われるとは思いもよらなかったので、サラウンド・バック・スピーカーのアップグレードはドルビーアトモス用のトップスピーカーと同時くらいかなと考えていた。
そう言えば、先日のIMAX Enhancedの事を書いた際に、「積極的にサラウンドが使われて〜…〜少しばかり目の前の映像とサラウンドの定位が少しリンクしていない印象を受ける時がある」と書いたが、週末に少し時間が取れたので改めて確認するとIMAX Enhancedを切ったノーマルのDTSサラウンドと交互に比較しても同様だった…。初めからそのように音が収録されており、IMAX DTSのせいでは無かった。ではIMAX DTSと通常のDTSでは何が違うのかと言えばやはり包囲感と低音の出方が違うようだ。サラウンドの音が積極的に出力されているように感じたのもそのためのようだ。具体的に数値で測ることがはきないが音の印象は明らかに違ってくる。それが良いか悪いかは個人の判断になってくるのだろうが、私はIMAXを支持するだけに好きなほう。ともあれ、これで幾分まともな7.1ch構成になった。
現在(7.1ch)の、「家キネマ。」最終スピーカー配置図。
5.1ch時からなのだがサラウンドスピーカーが中心から左寄りにズレている。当時の設置ではなるべく普段から目立たないように極力部屋角に設置することを優先したため。聞こえ方も実際にはそれほど問題ないのだが、7.1ch配置でこうして作図してみるとズレが気持ち悪い。もう少しフロント寄りにもしたいし、ドルビーアトモス配置の際にはサラウンドスピーカーの移設も同時に実行したいのだが…天井クロスの張り替えが発生する…。
それよりも問題はその肝心のドルビーアトモス。いつ実現できるのやら…。実は日々、妻に相談という名の“説得”をしながら、一方では「既成事実」を作り、着々と(ジワジワと)準備をしつつある『悪い夫』がここにいる。例えば…2台で済むはずのサラウンド用スピーカーを発注したら…なぜか6台届くという怪奇現象を発生させるとか…。そして、既成事実づくり第2弾はスピーカーブラケットをもくろみ、できればゴールデンウィークまでにスピーカーケーブルをと企んでいる。……という、リビングシアターづくりの苦労話。
スピーカーは製造ロットを合わせた方が特性が合いやすいから良いって昔の人が言ってたよ!それだ、それ!
DENON ブックシェルフスピーカー (1台)
ブラック SC-A17-K
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