シャザム!,ホームシアター,映画

シャザム!(原題:Shazam!)

2019年公開のデヴィッド・F・サンドバーグ(David F. Sandberg)監督による、DCコミックスのクロスオーバー映画。以前、「キャプテン・マーベル」を紹介した時にも述べたが、DCコミックスから言わせれば元はこちらの方が、いわゆる元祖「キャプテン・マーベル」と言いたいところだろうが、本当に元祖と言えるのはフォーセット・コミックのキャラクター。

私はもちろん3D版を入手しているが、2Dで十分楽しい映画で特別に3Dで見なければならない映画でもない。DCコミックスの実写版といえばダークナイト(バットマン)やスーパーマン、ワンダーウーマンなどが人気だが、どれも意外と印象が暗く、映像自体も比較的暗めなことが多い。「グリーンランタン」が比較的DCコミックス実写映画ではコミカルな方なのだが、それでもなんとなく映像印象は暗く感じる。

Blu-ray仕様:本編132分 アスペクト比:2.4:1
英語:ドルビーTrue HDドルビーアトモス/3D版 5.1 DTS-HD Master Audio 日本語:5.1ch ドルビーデジタル
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DVD以外の2D版の音声はドルビーアトモス仕様になっているが、3D版は残念ながらDTS-HDだった。

「シャザム!」あらすじ

身寄りのない思春期ど真ん中の子供、ビリー。ある日突然、彼は魔術師からスーパーパワーをゲット!
「シャザム!」それは、最強でサイコーな魔法の言葉!これを唱えれば、筋肉ムッキムキ!稲妻バッキバッキ!のスーパーヒーローに変身できるのだ!
ヒーローオタクのフレディといっしょに、悪ノリ全開!止まらない!そんなスーパーパワー絶賛ムダづかい中のビリーの前に、科学者Dr.シヴァナが現れる。手に入れたスーパーパワーのために、フレディがさらわれてしまう…ビリーはついにヒーローとして目覚める!

©2019 Warner Bros. All Rights Reserved. ™ & © DC Comics.

出演は、アッシャー・エンジェル(Asher Angel)、ザッカリー・リーヴァイ(Zachary Levi Pugh)、ジャック・ディラン・グレイザー(Jack Dylan Grazer)、マーク・ストロング(Mark Strong)、ジョン・グローヴァー(John Glover)、ジャイモン・ガストン・フンスー(Djimon Gaston Hounsou)、グレイス・フルトン(Grace Caroline Fulton)、イアン・チェン(Ian Chen)、ジョバン・アルマンド(Jovan Armand)、フェイス・ハーマン(Faithe Herman)、クーパー・アンドリュース(Cooper Andrews)、マルタ・ミランズ(Marta Milans)、など。

ビリー(アッシャー・エンジェル)の里親となるビクター(クーパー・アンドリュース)、ローズ(マルタ・ミランズ)夫婦が凄くいい里親で画面からもその優しさが伝わる。決して優しさを押し付ける感じもなく、子供一人一人を尊重し、さりげなくサポートしている感じ。ステキな夫婦が運営するステキなグループホームなのだ。

里親となるビクターとローザ、バスケス夫婦。凄くいい人達。こんなステキな里親が居るグループホームなら里子も幸せな生活が送れるのかもしれない。

DCコミックス実写映画としては珍しいコメディ系スーパーヒーロー

このシャザムはこれまでのDC映画とはちょっと違う。とにかく明るく楽しい。まだ14歳の少年ビリーが中身は子供そのまま、身体と能力だけがスーパーマンのようになる設定からして「絶対面白くなるに決まってるやん」という“鉄板”設定をもってきた。子供の心のまま身体だけが大人になるのはトムハンクス主演の映画「ビッグ」が印象にあるが、あれは12歳の少年ジョッシュが子供の心のまま身体だけが大人になり会社に入ったり大人社会を体験をするというコメディ映画で私も大好きな映画なのだが、それの“子供のまま身体や能力だけがスーパーマンのようになったらこうなる”という映画だ。面白いに決まっている。

14歳の少年が中身そのままスーパーヒーローの肉体と能力を身につける。

少しだけネタバレになってしまうので大変恐縮なのだが、この映画は珍しく劇中で敵となるヴィラン側の少年時代から映画は始まる。冒頭なので観始めはこの少年がシャザムになるのかと思ったら実は敵役だったという、なんだかひっかけられた気分だ。そこからは思った通りの展開なので単純に楽しめる。今回は本当に「ポップコーンとコーラ」ではなく「ポップコーンとビール」を片手にこの映画を楽しんだ。少年のナイーブな描写も上手く描けているし、少年ならではのふざけた感もなかなか面白い。コミカルな映画なので矛盾やツッコミ処もあるがそこをツッコんではいけない映画。そっとスルーしよう。

冒頭から子供が登場するのでこの子がシャザムになるのかと思っていたら…。

「シャザム」は名前?それとも変身キーワード?

ところで「シャザム」という名前。本作を既にご覧になった人は知っているだろうが本来はヒーローとしての彼自身の名前ではない。あくまでもスーパーヒーローに変身するためのキーワードであって、一個人を指す名前ではないのだ。

「SHAZAM」とは、ギリシャ神話に登場する神々の6つの力を授かることになる6神の名前の頭文字を取った
Solomon(ソロモン)…知恵
Hercules(ヘラクレス)…強さ
Atlas(アトラス)…スタミナ
Zeus(ゼウス)…パワー
Achilles(アキレウス)…勇気
Mercury(マーキュリー)…スピード
から成り立っている。

劇中にもスーパーヒーローになった自身をどう呼ぶか友人のフレディと名前を考えるシーンがあるので、そこで「あ、そうか…」と改めて思った。変身キーワードなので下手に会話で「僕、シャザム」や「シャザムが…」なんて言ってしまうと意図せず変身して(もしくは元の姿に戻って)しまう。しかし、劇中でシャザムの能力を受け取る時に「私の名前を呼べ」とか「僕の名前を言って」と言って「シャザム」と言わせているので結局のところ「シャザム」が名前なのだろう…ややこしいな。

さあ、私の名前を呼べと言われて「ジャギ様」と言っても変身しないぞ。

子供がスーパーヒーローの能力を身につけると色々とやってみたくなる

子供はスーパーヒーローの能力を身につけると、どういうことをやってみたくなるのか、劇中で実験的に色々と盛り込んでくれているので楽しい。確かに今までのスーパーヒーローは予め自身の能力を確信して使っている感じがする。シャザムでは自身がどのような能力があるのか分かっていない。ここが大きく違うので本人も能力が発揮(偶然)されると動揺しまくる。しかし、知ってしまうと今度はそれを楽しんで使ってしまうのもまた子供ならではなのだなと思わせる。

稲妻で遊んでみたり…


斧で自分の手を叩いて大丈夫なのか試してみたり…


コンビニ強盗に拳銃で撃たせてみたり…良い子は絶対に真似しちゃダメだ。

「シャザム!」2D版はドルビーアトモス仕様

本作は、3D版がDTS-HDマスターオーディオ仕様で、Blu-ray(4K UHD版含む)2D版がドルビーアトモス仕様になっている。視聴するにあたって、「視覚的に立体」か「聴覚的に立体」かの選択を迫られた…。一瞬悩んだが、ごく最近に7.1.4chシステムのドルビーアトモスを設置したので、せっかくだからと今回は2D版のドルビーアトモス仕様をメインで視聴した。流石の立体音響で雨の音や雷鳴などが効果的に使われ、要所要所でトップスピーカーが活躍しているのもあるが、なによりシャザムが稲妻を使うので結構頻繁に使われる。「七つの大罪」たちの石像からの声はサブウーファーも含めて部屋全体で声が響く。

背景にある石像「七つの大罪」からの声はトップスピーカーからも出力されてよく響く。

大画面3D視聴ならではの感動

後で3D版を鑑賞したが、3Dも良好で破綻している感じが少ない。立体感、奥行き感もよく出ており、激しい戦闘シーンでもブレて見づらくなることもない。それと感動する人は感動するかもしれないシーンがある。チャプター6のフィラデルフィア美術館の階段だ。ここまで聞いて分かる人はわかるかもしれない。その理由は下の3D版Blu-rayの紹介文で。2Dでこのシーンだけ見ても特に感動しないかもしれないが、3D映画は飛び出さない代わりに奥行きをしっかりと感じることができる。眼前いっぱいに広がるスクリーンに映し出されている人物の大きさが実物サイズ(もしくはそれより若干小さく)になると、カメラのレンズにもよるがその景色もほぼ見た目が実寸スケールに見えるようになる。ということは、まるでその場に居るかのような感覚になれるのだ。これはテレビサイズでは決して味わえないプロジェクターによる大画面ならでは。

大画面3Dで観ると感動するこのシーン。景色に見覚えがあるだろうか。

四方山話:シャザム!のアテレコの話題から声優に関して考える

そういえば、私は洋画を必ず「字幕」で観るので吹替えが誰とかはあまり意識しないが、この「シャザム!」については色々と話題にあがったのでどうしても目に入ってしまった。シャザムのアテレコ声優が菅田 将暉。携帯電話auのCMでは「鬼ちゃん」役の俳優。あれはハマリ役だと思うが、シャザムはどうだったのだろう。散々叩かれていたようだが、声優素人芸能人を起用する、もしくはそれにGoサインを出す演出家や吹替え監督、パラマウント・ジャパンが悪いのであって、起用された俳優さんは自身にそのつもりがないのならある意味、ネットで叩かれて被害者だ。そこで「私は声優のプロではないのでイメージを崩しかねない」と断ることができればさらにすごい人だと思えるのだが。声優と俳優は根本的に発声が違うので、音声に関してはポストプロダクションの手腕にかかっている。私はどの道、吹替えでは観ないのでどうでも良いのだが、ここまで叩かれて話題になると聞いてみたくもなる。…それが狙いか?

日本の風潮なのか、映画作品そのもののオリジナルイメージをあまり崩さないよう大切にするのではなく、その映画作品を私物化するかのように、映画を通して話題作りとか芸能人のウリ出しとかに利用している感が透けて見えるからだろう。せっかくの映画作品を踏み台にしているように感じさせるから声をあてた俳優本人も含めて世間から大バッシングを受けるのではないだろうか。本来、アテレコする声優は海外映画でもアニメでも「黒子」のように舞台には出るが裏方に徹することがでなければならない。主役はあくまでも登場するキャラクターだ。キャラクターはその映画やアニメの中でのみ存在し、観る人は声やしゃべり方も含めてそのキャラクターの人格を感じることができる。そこでリアルな世界に「あの声は私です!」と顔出しをしてしまうと、その声優の印象によっては映画の中のキャラクターやアニメのキャラクターの存在を薄くし、最悪の場合は殺してしまう。アニメ、ドラゴンボールの「孫悟空」なんて今や本来の声優である野沢雅子を通り越して「アイデンティティ」という芸人しか浮かばなくなってきた。それも元を考えれば野沢雅子が声優としての黒子に徹さずにメディアに顔を出すからこうなったとも言える。派手目に染めた髪の色に色付きメガネ。どこで手に入れたのか微妙なイエロー色のジャケットに派手なシャツの着こなしを常に笑いに飢えた芸人がスルーするはずがない。

アイドル扱いを受ける声優もその1つとも言えるが、あれも考えてみれば端から「顔出しありき」でオーディションを受けているような節がある。アイドルとして世に出たい人はそのきっかけとなる糸口が1つ増えたことになるのだろう。どちらにしても声優という“職人的”な職業に就きながら、作品ではなく自身をウリ込むために顔出しする人は映画作品やアニメ作品をナメているとしか思えなくなってくる。「アナタが声優として出演した作品は本来アナタをウリ出すために莫大な金額をかけ、何百人ものスタッフが手を掛けて作られたものではない」と言いたい…が、最近はそれで認知度が上がってファンがつき、出演作品も必ず一定数は売れるという流れもあるのだろうから全てを否定するのも難しくなってきた。

キャッチしたバスを降ろそうとするとそこには犬が…。それなら、別の方向に降ろせばいいのでは?というツッコミはなしで。


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私が入手した3D版はこちら。初回限定だったのでブックレットがついていた。3D版は音声が5.1chになってしまうがこの映画は音が目的ではないので関係なく十分に楽しめる。3D版で一番感動したシーンはフレディと一緒にフィラデルフィア美術館の正面階段、あのスタローンの映画「ロッキー」に登場する通称「ロッキー・ステップ」に2人が座っているシーン。ロッキーと同じ目線を3Dならではの奥行きと立体感でその場に居るかのような感覚で見ることができる。

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4K UHD版はこちら。特に美しい映像美を見せてくれるわけでもないので、私は迷わずBlu-ray 3D版を購入したが、「ロッキー・ステップ」のシーンだけは4Kで見たい気もする。こちらはスチールブック仕様。スチールブックはコレクション性はあるが個人的には扱いにくいのであまり積極的には購入していないのだが、Blu-rayにとっての「保存」という意味ではどうなのだろう。なにか通常のトールケースと長期に渡る保存に違いがあるようなら見直す必要があるかもしれない。

「シャザム!」はAmazonビデオで有料レンタル版のみ。U-NEXTは540ポイント(2019年9月22日時点)で視聴可能。NETFLIXは登録なし。

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