アナモフィックレンズ「Panasonic AG-LA7200」とプロジェクター「EPSON EH-TW6600」を使ったシネスコサイズ映画鑑賞はBlu-rayやDVDを鑑賞する際には字幕も含めて全く問題無く大満足だったが、AmazonプライムビデオやNetflix、U-NEXT等のビデオ・オン・デマンド(VOD)と見ると字幕が…。AmazonプライムビデオとU-NEXTに関しては映画によって字幕の出方が違い、16:9(ビスタサイズ/レターボックス)時に黒帯の部分に字幕が表示される映画だと、アナモフィックレンズを利用してシネスコサイズにするためVストレッチをかけた時、字幕が画面外に追い出され見えなくなる。Netflixは全ての映画において字幕の出方が決まっていて若干欠けるが字幕を追いかける分には問題なしだった。これらを解決するにはアナモフィックレンズを装着したままプレーヤーであるOPPO UDP-203で16:9モードに変更するか、アナモフィックレンズを外して鑑賞する、もしくは日本語吹き替えで鑑賞するしか解決策が無い。Blu-rayやDVDの字幕はOPPO UDP-203でコントロールされ、どのモードにしても字幕位置は変わらないので全く問題なし。仮に欠けたとしても字幕移動ができるので対応できる。
テストでBlu-rayの「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(原題:Transformers: Dark of the Moon)」を上映。たまたま、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Netflixで全て無料視聴ができたので、それぞれ字幕がどのように表示されるかテストしてみた。尚、U-NEXTとNetflixに関してはAmazon Fire TV内で専用アプリをインストールしたもので鑑賞している。
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Blu-rayやDVDで鑑賞した場合
字幕表示位置は固定され、どの映画を鑑賞しても同じ位置に表示される。プレーヤーOPPO UDP-203での再生は字幕の表示位置を上下移動できるので画面外に追い出してしまうこともできる。当然、字幕のON/OFFや日本語吹替/英語の切替えもリモコンボタンひとつで切り替わる。
Amazonプライムビデオで鑑賞した場合
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」では下が欠ける状態の表示だった。字幕は映像に埋め込まれているので映画を見る時点で字幕版と日本語吹替版をそれぞれの同タイトルを探して選ぶ必要があり、視聴途中での切替えは出来ない。字幕版では映画によって字幕が全て収まったり、下の一部が欠けたり、16:9(ビスタサイズ/レターボックス)の際に字幕が黒帯に表示される映画では、ほぼ字幕が見えなかったりする。今回の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」で2行に表示される字幕は下になる2行目だけが同様に欠けた。
U-NEXTで鑑賞した場合
今回は(たまたま?)上手く収まっている。映画によってはAmazonプライムビデオ同様に下が欠けた状態になる場合や下の黒帯部分に表示されて、Vストレッチをかけてアナモフィックレンズを使ったシネスコサイズでは全く見えない状態になる映画もある。しかし、Amazonプライムビデオと違い、上映途中でも日本語吹替に対応している映画なら字幕版と日本語吹替版に途中で切替えができる。ただし、即座に切り替わるわけでは無く、映像ごと切り替えるので一度リロードして切り替えた位置から再生が始まる。Amazonプライムビデオ同様に字幕が映像に埋め込まれているので日本語版と字幕版とは映像ソース自体を切り替えているようだ。
Netflixで鑑賞した場合
どの映画でも字幕位置は固定されている。若干、字幕の下が欠ける状態になるが読めないことは無い。あと数センチだけでも字幕が上がっていれば嬉しかった。U-NEXT同様に上映途中でも日本語吹替に対応している映画なら途中で切替えもできる。AmazonプライムビデオやU-NEXTと違い字幕は即座に切り替わり、U-NEXTの様に画面切替によるリロードはほとんどない。字幕を読み込むための時間が一瞬だが僅かにあるものの映像ソースと字幕は完全に分離されている。Blu-rayやDVD同様に、字幕OFF/日本語字幕/英語字幕、日本語吹替/英語とそれぞれが選択できるが、英語字幕はクローズド・キャプション(CC)になっており、聴覚障害を持った方にも映画が楽しめるよう効果音や笑い声等もカッコ付の字幕になる。また、文字のフォント(書体)に関して、他と同様の「丸ゴシック体」ではなく通常の「ゴシック体」になっている。フォントのウェイトも少し細い。唯一、英語字幕に対応しているので英語学習にも使える。
それぞれの字幕部分をアップにして比較。字幕の大きさは映画によって変わったりするので、あまり参考にはならない。
AmazonプライムビデオとNetflixでは画面が縮小表示されている?
AmazonプライムビデオとNetflixは字幕を見てもらうと分かるが、映画の画面から少しだけハミ出して字幕が表示されている。若干ながら画面サイズが全体的に縮小されているように見える。鑑賞中は気にならないほどの黒帯が僅かに出ているが、そこに文字が掛かっているようだ。文字が欠けたり、外に追い出されたりしている字幕はDVDO EDGEやDVDO EDGE GREENなどのビデオプロセッサーを利用すれば、映像のストレッチは勿論、スケーリングも出来るので縮小して字幕を納めることが出来る。しかしDVDO EDGEやDVDO EDGE GREENは現在販売しておらず、しかも4Kに対応していない。3Dや4K対応のビデオプロセッサーになると、とてつもなく値段が高いので手が届かないどころか、手を伸ばそうとも思わない。OPPO UDP-203がスケーリングにも対応してくれないだろうか。
追記訂正:画面の縮小表示は、私がAmazon Fire TVを導入した際に「設定」をワケも分からず色々といじくっているときに、「ディスプレイとサウンド」項目の「キャリブレーション」をいじってTVに合わせて適当なスケーリングをしていたのが原因だった。デフォルトでは「スケールなし」になっていて画面一杯に表示されているはず。
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